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五 一緒にいるんだから、頼れよ。

side吹雪1

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「ふゆ、そろそろ行こーぜ」

「え? ああ、うん」

流夜と咲桜ちゃんを見送って、僕がいつもの方法で女性たちをかえした。

今日はマナちゃんの依頼で偽婚約者たちの様子を見に来たけど、問題なさそうだね。

いつの間にか付き合ってるし。順調なだけじゃないか。

「……降渡、絆ちゃんとはどうなってるの?」

「うん? 相変わらず。顔合わせたら説教しかされねーよ」

コインパーキングに停めてあった降渡の車に乗り込む。

流夜相手にばれないで尾行なんて出来るとは思っていなかったし、流夜の口からしっかり答えが聞けたから今日の降渡の報告書は十分だろう。

……咲桜ちゃんを迎えたときの浮かれ流夜を見たら、あ、今日の尾行、気づかれずに成功するね、と思ったのが本音だったりするけど。

「お前は? 相変わらず?」

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