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五 一緒にいるんだから、頼れよ。

side咲桜10

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はたはたと手を振ると、流夜くんは半眼で肯いた。

「あーそろそろ第二波来るかな。あとは自分でどうにかしてよね」

「え?」

吹雪さんの気だるげな声に振り向くと、別の女性たちが近づいて来ていた。

……また妹扱いだろうか。

「行くぞ、咲桜」

「え、いいの?」

「気にするな。降渡、吹雪、愛子への報告はもう十分だろ。咲桜との仲は問題ない」

マナさん? 報告ってなんだろうと考えると、降渡さんが降参したというように手を挙げた。

「ばれてた? 愛子心配性だからさー。いいよ、行きなー」

「流夜くん?」

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