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二 だったらそれは、
side流夜4
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「……遙音から、松生のことを聞いたことはないな」
「……そうなんだ」
咲桜は後ろ抱きにされて落ち着いて――いないが、なんとかまともに話すことが出来た。遙音と松生、か……。あのときのことは、俺たちも少々失策だったと反省している。
では遙音は、松生のことは憶えていない……のだろうか。
どうやら咲桜は、松生が転校してくる前――遙音と友達だった頃に起きたことは何も知らなかったようだ。俺も当事者とまではいかないが関わっているから、少し説明しておく。
「……そうなんだ」
咲桜は後ろ抱きにされて落ち着いて――いないが、なんとかまともに話すことが出来た。遙音と松生、か……。あのときのことは、俺たちも少々失策だったと反省している。
では遙音は、松生のことは憶えていない……のだろうか。
どうやら咲桜は、松生が転校してくる前――遙音と友達だった頃に起きたことは何も知らなかったようだ。俺も当事者とまではいかないが関わっているから、少し説明しておく。
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