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五 今日はお出かけ! です!

side羽咲3

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総真くんが私に向かって右手を差し出してきたから、犬のお手のように右手を軽くまるめてのっけてみた。

しかし総真くんが思っていたこととは違ったのか、小首を傾げられてしまった。

「違うよ? うー。繋ぐの」

「え」

「はい。こう」

のせていた右手は一度おろされて、左手を握られた。……にぎられた?

「噴火します!!!!」

い、今私、総真くんと手を繋いでいる……!?

「しないでよ。今日はずっとこうしてるんだから」

「死刑宣告!?」

心臓爆裂によって今日が私の命日!?

「……なんでそうなる。死んじゃやだよ」

総真くんに哀しい瞳をさせてしまった……。私が……私ごときが……!

「腹掻っ捌いてお詫びします!」

「だから死んじゃダメ!」

もー、と眉根を寄せて険しい顔をした総真くんに腕を引っ張られた。うわっ! うわわわっ!

「そういえばなんだけどさ、うー」

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