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ソノサキ2 side咲雪

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「奏子さん、すみません。お手数おかけします」

「いいのよ。私もラウンジでお茶してるから」

「……?」

ラウンジ?

奏子さんが言った意味は、到着した先でわかった。

そこは披露宴なんかも行われる、かなり大きなホテルだった。

「ちゃんとした話だから、それなりの場所でね?」

ってお母さんは言ったけど、私の頭は現実についていかない。

いつの間にか、晃くんに手を引かれて歩いていた。

「さーゆちゃん」

ぶに。

名前を呼ばれて振り返ったら、私の右頬に奏子さんの人差し指がささった。あう……。

「か、奏子さん?」

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