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「お嬢様! ロビウムシス殿下から贈り物が届いてますよ」
翌日、オープンしてから初めての店休日となり私室でゆっくり過ごしていたわたしの元にベッキーが大きな箱を運んで来た。大きさから見て、ドレスの様だけど、どういう事かしら? と首を傾げる。
「それから、王家からの招待状も届いております」
ベッキーから封筒を受け取り、中を確認すると舞踏会への招待状だった。どうやらリップル王女の留学訪問の歓迎を兼ねて舞踏会を開催するらしい。そこでリップル王女がロブ殿下の婚約者候補という事を発表されるのかもしれない。
プレゼントの箱を開けると予想通りドレスが入っていた。広げてみるとライトグリーンが美しいAラインのドレスで、大きなバックリボンとボリュームのあるフリルがバックスタイルを華やかに魅せてくれる。そしてドレスと一緒にガーネットを使った宝飾品も入っていた。添えられていたメッセージカードによると、このドレスを舞踏会に着て参加して欲しいという事だった。
「まぁ! ロビウムシス殿下からの愛をひしひし感じる贈り物ですね」
ガーネットの石言葉は「変わらぬ愛」。……ロブ殿下からの想いが溢れている贈り物を前に、わたしはクラクラしてくる。
「胸が……苦しいわ」
思わずきゅーっと苦しくなった胸を手で押さえて、ソファーへと腰掛けた。胸がドキドキしている。
「そんなお嬢様を見るのはクリストファー殿下の時にはありませんでしたね」
ベッキーが嬉しそうな顔をしながら、わたしが広げたドレスを箱へとしまっている。
「わたくしは、お嬢様が幸せな結婚をして下さるのが一番の願いですわ」
「ベッキー……」
「まぁ、お嬢様がどんな選択をされたとしてもわたくしは何処までもついて行きますけどね」
「……ありがとう」
◆◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◆
午後からはプリメラさんが我が邸へとやって来た。わたしから正式に我が家への招待状を送っておいたので、緊張しながらもわたしの部屋へと案内されていた。
「庶民にはハードルが高すぎだわ~侯爵家のお邸だなんて」
ソファーに座ると同時にげっそりとした表情を見せるプリメラ。
「でも本来ならプリメラさんは男爵家のご令嬢だったんでしょ?」
「まぁ、そうなんですけど~」
テンプレ通りに母親を亡くした後、実の父親である男爵の家に引き取られる筈だったプリメラ。一時的に男爵家には引き取られたらしいが、あっと言う間に今のご主人との結婚を強行したらしい。
「本当は母の命も助けたかったけど、さすがに長年患っていた病気はどうにも出来なくて。記憶も取り戻したばかりでしたからね。大慌てで主人と既成事実作って結婚しちゃいました」
何のことはない様にプリメラは言っているけど、当時は大変だったんだろうと思う。大事な母親を亡くしたばかりなのに、学園に入学しなくて済む様に行動を起こしたという事だもの。それにしても、できちゃった結婚だったとは驚いた。
「だって主人、凄く奥手なんですもの。こっちから襲わないといつまで経っても結婚出来ないですからね」
「す、すごく逞しいのね……」
「これでも一応ヒロインですからね」
ふふふ、と可愛らしく笑うプリメラ。彼女を敵に回さなくて本当に良かったと思う。
「ところでアリエッタ様。ロブ殿下との事、どうされるか決まりました?」
「う……それは、まだ」
「でもシナリオ通りにリップル王女が登場してますよね? 街でも噂になってます、殿下の婚約者が決まったって」
「まだ決まってはいないわ、正しくは婚約者候補よ」
「庶民からしたら、そんなのどっちでも良いんですよ。ほぼ決まったみたいなものですし」
プリメラの言葉に何となく勢いが削がれる。
「ほら~そんな風に落ち込むくらいなら、ロブ殿下からの求婚受けちゃって下さいよ」
「お、落ち込んでなんか……」
「何をそんな遠慮してるんですか。好きならわたしみたいに襲っちゃえば良いでしょ」
「なっ! 王太子にそんな事……」
「あ、好きなのは認めたんだ?」
「うっ……」
好き? わたしがロブ殿下を好き? このグルグルする気持ちは好きだからって事なの?
「好き……かどうかは分からないけど、苦しくはなるわ」
ロブ殿下との事を考えると苦しくなる胸の辺りを手で押さえる。
「アリエッタ様は誰に遠慮してるんですか? リップル王女? それともご自分が悪役令嬢だから?」
「……多分、両方かも」
「でもアリエッタ様。既にこれだけシナリオが変わってしまってるのだから、もしかしたらリップル王女だって本当はロブ殿下と婚約したくないかもしれませんよ?」
「え……」
「そもそもロブ殿下がアリエッタ様の事を昔から好きだなんて設定ありませんからね。彼はリップル王女の事もただの政略的な相手としか見てなかったし、ヒロインが攻略しなければ誰かを好きになるとかいう出来事は起こらないんです」
わたしはプリメラの話を黙って聞いていた。知り合って間もないのに、何故か彼女の言葉を聞くと背中を押される思いがする。
「悪役令嬢だって、もう役目は終わってますし。むしろこれからはアリエッタ様がヒロインじゃないですか! ロブ殿下を頑張って攻略しちゃって下さい! ……あ、既に攻略はされちゃってるのか、もうアリエッタ様を好きですものね。ふふっ」
「プリメラさんっ」
わたしが困った様に抗議すると、プリメラは楽しそうに笑われる。同じ転生者同士だからなのかしら……昔から知ってる友人と話しているみたいな気分だわ。
翌日、オープンしてから初めての店休日となり私室でゆっくり過ごしていたわたしの元にベッキーが大きな箱を運んで来た。大きさから見て、ドレスの様だけど、どういう事かしら? と首を傾げる。
「それから、王家からの招待状も届いております」
ベッキーから封筒を受け取り、中を確認すると舞踏会への招待状だった。どうやらリップル王女の留学訪問の歓迎を兼ねて舞踏会を開催するらしい。そこでリップル王女がロブ殿下の婚約者候補という事を発表されるのかもしれない。
プレゼントの箱を開けると予想通りドレスが入っていた。広げてみるとライトグリーンが美しいAラインのドレスで、大きなバックリボンとボリュームのあるフリルがバックスタイルを華やかに魅せてくれる。そしてドレスと一緒にガーネットを使った宝飾品も入っていた。添えられていたメッセージカードによると、このドレスを舞踏会に着て参加して欲しいという事だった。
「まぁ! ロビウムシス殿下からの愛をひしひし感じる贈り物ですね」
ガーネットの石言葉は「変わらぬ愛」。……ロブ殿下からの想いが溢れている贈り物を前に、わたしはクラクラしてくる。
「胸が……苦しいわ」
思わずきゅーっと苦しくなった胸を手で押さえて、ソファーへと腰掛けた。胸がドキドキしている。
「そんなお嬢様を見るのはクリストファー殿下の時にはありませんでしたね」
ベッキーが嬉しそうな顔をしながら、わたしが広げたドレスを箱へとしまっている。
「わたくしは、お嬢様が幸せな結婚をして下さるのが一番の願いですわ」
「ベッキー……」
「まぁ、お嬢様がどんな選択をされたとしてもわたくしは何処までもついて行きますけどね」
「……ありがとう」
◆◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◆
午後からはプリメラさんが我が邸へとやって来た。わたしから正式に我が家への招待状を送っておいたので、緊張しながらもわたしの部屋へと案内されていた。
「庶民にはハードルが高すぎだわ~侯爵家のお邸だなんて」
ソファーに座ると同時にげっそりとした表情を見せるプリメラ。
「でも本来ならプリメラさんは男爵家のご令嬢だったんでしょ?」
「まぁ、そうなんですけど~」
テンプレ通りに母親を亡くした後、実の父親である男爵の家に引き取られる筈だったプリメラ。一時的に男爵家には引き取られたらしいが、あっと言う間に今のご主人との結婚を強行したらしい。
「本当は母の命も助けたかったけど、さすがに長年患っていた病気はどうにも出来なくて。記憶も取り戻したばかりでしたからね。大慌てで主人と既成事実作って結婚しちゃいました」
何のことはない様にプリメラは言っているけど、当時は大変だったんだろうと思う。大事な母親を亡くしたばかりなのに、学園に入学しなくて済む様に行動を起こしたという事だもの。それにしても、できちゃった結婚だったとは驚いた。
「だって主人、凄く奥手なんですもの。こっちから襲わないといつまで経っても結婚出来ないですからね」
「す、すごく逞しいのね……」
「これでも一応ヒロインですからね」
ふふふ、と可愛らしく笑うプリメラ。彼女を敵に回さなくて本当に良かったと思う。
「ところでアリエッタ様。ロブ殿下との事、どうされるか決まりました?」
「う……それは、まだ」
「でもシナリオ通りにリップル王女が登場してますよね? 街でも噂になってます、殿下の婚約者が決まったって」
「まだ決まってはいないわ、正しくは婚約者候補よ」
「庶民からしたら、そんなのどっちでも良いんですよ。ほぼ決まったみたいなものですし」
プリメラの言葉に何となく勢いが削がれる。
「ほら~そんな風に落ち込むくらいなら、ロブ殿下からの求婚受けちゃって下さいよ」
「お、落ち込んでなんか……」
「何をそんな遠慮してるんですか。好きならわたしみたいに襲っちゃえば良いでしょ」
「なっ! 王太子にそんな事……」
「あ、好きなのは認めたんだ?」
「うっ……」
好き? わたしがロブ殿下を好き? このグルグルする気持ちは好きだからって事なの?
「好き……かどうかは分からないけど、苦しくはなるわ」
ロブ殿下との事を考えると苦しくなる胸の辺りを手で押さえる。
「アリエッタ様は誰に遠慮してるんですか? リップル王女? それともご自分が悪役令嬢だから?」
「……多分、両方かも」
「でもアリエッタ様。既にこれだけシナリオが変わってしまってるのだから、もしかしたらリップル王女だって本当はロブ殿下と婚約したくないかもしれませんよ?」
「え……」
「そもそもロブ殿下がアリエッタ様の事を昔から好きだなんて設定ありませんからね。彼はリップル王女の事もただの政略的な相手としか見てなかったし、ヒロインが攻略しなければ誰かを好きになるとかいう出来事は起こらないんです」
わたしはプリメラの話を黙って聞いていた。知り合って間もないのに、何故か彼女の言葉を聞くと背中を押される思いがする。
「悪役令嬢だって、もう役目は終わってますし。むしろこれからはアリエッタ様がヒロインじゃないですか! ロブ殿下を頑張って攻略しちゃって下さい! ……あ、既に攻略はされちゃってるのか、もうアリエッタ様を好きですものね。ふふっ」
「プリメラさんっ」
わたしが困った様に抗議すると、プリメラは楽しそうに笑われる。同じ転生者同士だからなのかしら……昔から知ってる友人と話しているみたいな気分だわ。
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