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波風
しおりを挟む君は必要以上の要求をした私から
然るべき距離を取った
自然消滅もやむを得ない程の期間
不自然なくらいに何の反応も返さなくなった
私は本当は分かっていた
「面倒なことを言ってはいけない」
ということを
でもその聖域を覆くつがえしてでも伝えなければ
耐えることが出来なかった
勝手にえぐるように傷ついた言葉
もう言わないで
君は心外だったのだろう
少しばかり呆れて
少しばかり苛ついて
少しばかり嫌いになったのかもしれない
私は後悔しなかった
だって君の前で
何事もなかったかのように
笑い続けられなかったから
でも一年に一回くらい
波風立ててもいいくらいには
君の生活の一部になれていませんか?
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