【R18】聖女様は自分の性欲を天からの啓示か何かと勘違いしている

橋立 きょも~

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第二章 勇者と魔四柱

11.結果オーライと仰っています

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リリカは部屋のベッドで横になっていた。
隣のベッドではヒマリが寝息を立てている。

鍵をかけたはずのドアが音を立てて開いた。
(…エロ聖女か…)

薄目に見ると、全裸のソフィアが変な動きで入ってくるのが見えた。
(ええ…全裸??おいおい…また酔ってる…?)
リリカは狸寝入りを決め込む。
流石に寝ているヒマリの隣では何もできないだろうと思ったからだ。
悪いが隣の部屋で寝ているアリスンに犠牲になってもらおう。

(……は?)

掛布団の中に潜り込んだソフィアが、リリカのショーツを下す。
「…れろ♥ れろ♥ れろれろぉ♥」
無遠慮にソフィアの舌がリリカの性器を舐め回した。

(…おい!)

リリカは掛布団を剥ぎ、抗議の目線を送る。

「…隣…!…ヒマリちゃんが居るでしょ…!」

小さな声でリリカが言う。

「…どうしてもしたいんだったら場所移すから…! がっつくな…!」

リリカは、その後ろで嗤う全裸の女が居ることに気が付く。
(宿の若女将…?)
その輝く青い髪は、奇妙なまでに、触手のように宙を舞っていた。

「はじめまして。大魔法使い様。私は…ふふ。名乗るほどの物ではありませんわ」
「……光る…痴女?」

「…魔四柱ノアと申します。お見知りおきを。あぁ…この子は私のペットのソフィアちゃんですわ」
ニヤリと笑うノアに、リリカは背筋が凍る。

「くぅ~ん…♥」
子犬のような目で、ソフィアがリリカを見る。
(いや、何がくぅ~ん…♥だよ…)
「…え?なんでそんなノリノリなのかしら…」
ノアは困惑した。
ソフィアが、バチバチとリリカにウィンクを送る。
(…!何か勝算があるのね…!)
リリカはゆっくりと頷いた。

「ふふ……リリカ様貴方とは――」

ソフィアが勃起した物をリリカの性器に擦りつけ、挿入しようとする。
「まて。…まだしていいなんて指示してないでしょう」
ノアはそれを咎めた。

「くぅ~ん…」
ソフィアは悲しそうな顔をした。
その後、5秒おきにノアをチラ、と見て指示を仰いだ。

「――リリカ様とはお話をしたかったんですよ。わたくしも貴方と同じ方法で強い魔力を手に入れ…」
ソフィアがチラチラとノアを見ながら再びリリカに挿入を試みる。

「…まて!」
「くぅ~~…ん……」
ソフィアがノアに不満げな視線を送る。

(え……?なんか…めちゃくちゃやばくない?)

「私が今しているのは戯れですよ。私がその気になれば一秒後に全員をくびり殺せるということを忘れないでくだ……」
ソフィアは卑屈な笑みを浮かべて、ノアをチラチラ見ながらリリカに挿入を試み始めた。
ノアは舌打ちする。
「この駄犬…。いいですわ。すきになさい」

(こいつ……ほんとになにか考えがあるんだろうな……!)
リリカは卑屈にペコペコとするソフィアを見て不安になった。

「…んぁ……」

ソフィアの物が入ってくる。
リリカはとっさに口を塞いだ。
隣で眠るヒマリに、こんなもの見せられない。
(あれ…?でもこれって起こした方が良いのかな?)

「起こさない方が良いのでは…?」
リリカの思考を読み取ったようにノアが言う。
「あまり暴れられると…私もつい殺してしまうかもしれませんので…」
リリカは無表情で強烈な殺意を放つノアに絶望的な恐怖を覚える。
壁に立てかけてある武具には余りに遠い。
アリスンなら寝起きに戦う芸当も出来るのかもしれないが、戦闘経験の浅いヒマリにはまず無理だろう。

「オブシーン……!」
ノアの光る両手が、リリカに触れる。
リリカの目が大きく泳いだ。
「何したの……?!」
「ふふ…その様子だと分かっている様に見えますが?今、リリカさんが感じている感情が昂る魔法ですよ」

いつもより早く、抗えないペースで快楽の波が襲ってくる。
少しでも気を抜くと、簡単に理性が飛んでいきそうだった。
口から無意識に漏れ始める声を、手で必死に押し込む。

「…ぁ♡ …っあ♡ ……んぁ♡」
手の隙間から、甘い喘ぎが漏れる。
その反応を見て、嬉しそうにソフィアは腰を振る速度を速めた。
(こいつ…!)
咄嗟に文句を言おうとした口から、甘い声が漏れる。
「…んああぁぁぁ♡」
零れた声に、しまったと思うと同時に、声を出した事への快楽が、身を強烈に痺れさせた。
大丈夫。少しなら、声を出しても大丈夫なはず。
「ぁぁ♡ あ♡ あん♡ ぁぅ♡」
頭がボーっとしてくる。
目の前の大きすぎる快楽に、リリカは吹き飛ばされそうになっていた。

自分に、ソフィアが出入りしているのを全身で感じる。
目の前で憎らしく、蕩けた顔をするソフィアが、愛しくてしょうがなくなる。

「ぁぁぁ♡ そこ♡ だめ♡ だめだってぇ♡ やめてぇ♡」
リリカが声を上げるところを的確にえぐってくるソフィアに、リリカは抗議する。
(こえ、でちゃうから)
「だめ♡ だめだよぉ♡」


「……何してるの?」


ヒマリが寝ぼけ眼で、リリカを見る。
「え…!? …あ…マッサージ……かな?!」
頭から氷水をかけられたような感覚で、リリカは理性を取り戻す。
裸で抱き合うソフィアとリリカをヒマリは不思議そうに見つめた。

リリカは涎でぐちょぐちょになった口をパクパクさせて、動き続けるソフィアに抗議する。
「ん♡ ぁ♡ ちょっ…♡」
急に戻ってきた快楽に、リリカは再び飲まれ始める。
ヒマリの方に顔を向けて、これはちがうの。と首を振る事しかできない。

「あ♡ ちが♡ ひゃん♡ あ♡」
(止めてソフィア)
(止めないでソフィア)
リリカの頭の中はぐちゃぐちゃになり、止まらない自分の喘ぎを聞きながら不思議そうに見守るヒマリをただ眺めていた。
(……あれ?なんだっけ?)
「…リリカ♥ …リリカ♥」
目の前で呼ぶ声に視線を戻す。
切なそうな顔をしたソフィアが腰を振っていた。
(…あ、そうか、ソフィアとシて――)
「んちゅ♥ あむ♥ れろぉ♥」
突然降ってきたソフィアの唇に、リリカはむせそうになる。
「ん♡ はぁ♡ あむぅ♡ れぇ♡」
リリカはソフィアの唇に溺れそうになりながら喘いだ。

「リリカさん…きもちよさそう…」
ヒマリは自らの陰部に手を添える。

「あむぅ♡ あ♡ あ♡」
「ん♥ んあぁ♥」

ブッビュ♡ ブビュルル♡ ビュ~♡

ドピュ♡ ドッピュル♡ ピュピュ♡

ピュ♡ ピュルル♡ ピュク♡

ソフィアがリリカの上に体重を預ける様に倒れる。
勃起が抜け落ちたリリカの陰部からドロリと精が垂れ落ちた。
その光景を見てヒマリは唾を呑む。

「ヒマリもしてほしい…」
ヒマリは上ずった声で言った。
「ハッハッハ……♥」
尻尾を振りそうな勢いで、ソフィアは嬉しそうにヒマリを見る。

「…え?彼女は流石にまずくないですか?」
ノアは予想外の展開にオロオロし始めた。
「…まだ子供じゃないですか…あっ…」
ソフィアは邪悪な笑みを浮かべ、ヒマリのベッドに上陸する。
「ま、まて…!」

ソフィアの身体はピタリと止まった。
「う、ウォーー!!待つかァーーー!!動けェェェェ!!!!」
青筋を立てる勢いでソフィアが叫ぶ。
固まっていた手足が、よろよろと、動き始める。

(は?最初からそれやれよ)
朦朧とした頭でリリカは考える。

「な、なぜ?! と、とまれ!!」
ノアが両手から出す光球を浴びまくり、ついにソフィアは停止した。

静止したソフィアに、ヒマリが歩み寄る。
熱っぽい視線でソフィアを見つめる。

ヒマリは息を荒げながら、背を向けて自分の陰部へとソフィアのものを導いた。
ソフィアの、自らの精とリリカの愛液で濡れた勃起がヒマリの股にすりつけられる。
ヒマリが力を籠めると、後背位の姿勢で排泄の穴に勃起した物が突き刺さり始めた。

「ぁ♥ そこはちょっと違う♥」

「ぁ♡ ぁぁ♡」
ヒマリは恍惚の表情を浮かべながら、そこに体重を掛け、尻穴でソフィアを飲み込んでいく。

「ぁ♥ やっぱ、違くもないかも♥ 逆に♥ 逆に♥」
トロンとした顔で、ソフィアは喘いだ。

ノアは青ざめた顔で二人の行為を見ている。
「えっ……あっ……ちょっ……」
等と呟きながら、熱中して交わる二人に声を掛けられずにいた。

リリカは朦朧とした頭で、真の悪とは人間自身なのかもしれないと考え始めていた。

「ん♥ マッサージ、気持ちいいですか♥」
息を荒げながら、気持ちよさそうに思い思いに腰を動かすヒマリをソフィアが優しく見守る。
「はい♡ なんか、抜くときに、ぱー♡ってなって…♡」
ソフィアの固い物が先まで排泄されると、ヒマリは涎を垂らしてビクンと震える。
「あ♡ あ♡ あ♡ あ♡」

「奥まで、入れるときは♡ なんか…おなかの奥がぐぐーっ♡ってなってきもちいぃんです♡」
ヒマリの小さな体が、根元までソフィアを飲み込む。
「ん♡ ぁぐ♡ んん♡」

「うふふふ♥ ヒマリはえっちですね♥」
「おしりのマッサージ、きもちいいとエッチなんですか?」

恍惚とした顔を赤くして、ヒマリが聞く。

「大丈夫ですよ♥ 私もえっちですから♥ いっしょにえっちになっちゃいましょうね♥」

ソフィアが優しく言うと、ヒマリは頷いて、揺するように腰を振り始めた。

「あ♡ あ♡ あ♡」

「ヒマリちゃん、おいで♥」

ソフィアが言うと、ヒマリが後背位で交わっていた上体を起こす。
その華奢な体を、ソフィアは後ろから強く抱きしめた。

「ぅ♡ ぁ♡」

体勢が変わり、より奥までソフィアを迎えたヒマリが喘ぐ。

「お薬、お腹の中に出しますね♥」
恍惚の表情のまま、ヒマリは頷いた。

ブッビュウ♡ ブピュ♡ ブピュピュ♡

ヒマリの体内でソフィアが精を吐き出す度に、ソフィアの腕の中でヒマリはビクンと震える。

ブピュン♡ ブピュッ♡ ブピュル♡

「ぁう……ぁ♡……ぅ♡」
幼い身体は限界を迎え、生暖かい物がヒマリの太ももを濡らす。

ブピュ♡ ブッピュ♡ ピュ~♡

(おなか、あつい)
幼心に、ヒマリはその溢れんばかりの多幸感にソフィアと結ばれた事を悟る。
ヒマリは背中のソフィアに体重を預け、紐の切れた人形のようにまどろみに落ちた。


激しい衝突音が部屋に響く。

ドアが蹴破られて、アリスンが部屋に入ってきた。

「あら…初めまして。魔四柱…ノアと申します。貴方も仲間に入りますか?」
ノアは妖しく笑う。
裸で絡み合う面々を見て、アリスンは舌打ちした。
「このような魔法を使うなど…痴れ物め」
ソフィアはウンウンと頷いた。
「…子供にまで手を出すか…。畜生め」
裸のヒマリを見て、アリスンは語気を強める。
ソフィアはそうだそうだ!と拳を突き上げて応援した。

「…。貴方も仲間に入れて差し上げますよ」
言葉に若干の怒りをはらませながら、ノアの両手に輝く光球が浮かぶ。

「狂いなさい。オメガ・オブシーン」
その光球を、アリスンはもろに食らう。
「他愛のない。船での罠に比べたらくすぐられた程度にしか感じん」
吐き捨てて、距離を詰めるアリスンにノアはたじろぐ。

アリスンの剣の一閃が、ノアの腕に深い切り傷を負わす。
鮮血の血が部屋に舞った。

「ふん…魔族の血も赤いのだな」
「オメガ・スリープッ!」

苦し紛れにノアの両手から放たれた光球がアリスンに当たる。
アリスンは一瞬たじろいだだけだった。
「…?あくびでもさせる呪文か…?」
あくびもせずに、アリスンは言う。
ノアは信じられないものを見る目で冷や汗をかき始めた。

アリスンがノアの心臓をめがけて光速の突きを放った刹那、
ノアの身体は液体のように溶け、消えてしまった。

「…逃がしたか…」
ソフィアに上着を掛けながら、悔しそうにアリスンが言う。


「計算通りですね。アリスンが来てぇ……なんかこう…、勝つ…!…ぐふぅっ!」
ソフィアのみぞおちに、リリカの本気パンチが入った。
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