【R18】聖女様は自分の性欲を天からの啓示か何かと勘違いしている

橋立 きょも~

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第二章 勇者と魔四柱

4.嫌よ嫌よも好きの内と仰っています

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ソフィアはリリカに正座させられていた。

「…で?ヒマリちゃんに何飲ませたの?」
「……お、おくすり」

冷たい目で聞くリリカに、ソフィアは泳いだ目で答えた。

「精液飲ませたでしょ」
「……いえ。決してそんなことは…ない、とおもいます…」

「思います?」
「あ…、いや……。飲ませてないですよ?でも、仮に飲ませたとしたら、ちょっとだけです。こんな」
ソフィアは指で5mm程の隙間を作る。

「まあいいや。何回分飲ませた?」
「……いやそんな何回も…お射精できませんよ」
ソフィアがへらへらする。

「8回分」
真顔でリリカが言う。
「私は初対面で8回分、騙されて飲んだ」
真顔でリリカが言った。

ソフィアは冷や汗を垂らしながら俯いた。
「ヒマリちゃん、何歳だか言える?」
リリカの問いに、ソフィアは両手の指を折り始める。
「………一日を12時間だと定義すると…22歳??」
「…いや。一日は24時間でしょ?」
明るい顔で、何かを発明したと言わんばかりのソフィアに、リリカはゴミを見る目で言った。

「聖女として弁えろとは…今更…言わないけど人として弁えなさいね…」
リリカは言って、テントを出ようとする。
「はい…。」
しゅん、とソフィアは頷いた。
「…白魔法…エロイキブンニナール…」
ソフィアがボソリと言うと、輝く粒子がリリカの背中に当たった。
「…?何?」
ソフィアの呟きを聞き取れなかったリリカは振り返る。
「いえ…?…フフッ…なんでも…??」
ソフィアは卑屈な笑みを浮かべた。


「アリスン。身体はもう平気なの?」
剣の手入れをしていたアリスンにリリカは声をかける。
「ああ、ソフィア様のお陰で絶好調だ。…さっきは役に立てず済まなかったな」
落ち込み気味にアリスンが言う。
(いや、絶対ソフィアのせいだしね………私も少しだけ悪いし)

「ソバナントカめ…あんな卑劣な術を使うなど……」
「…え?」
顔を赤らめて悔しそうに俯くアリスンに、リリカは疑問を持った。

「ソフィア様が、奴の術を受けた形跡があると教えてくれたんだ」
「…そ、そうなんだ。許せないね。そのソバの人…」
(まあ、私の罪も消えるしいいか)
リリカは頷いた。


「……」
アリスンと別れたリリカはふと立ち止まる。
(なんか……少しむらむらする)


「ねえ、ソフィア?」
宿に戻ると、ソフィアは魔法書を読んでいた。
「…また変な魔法?」
「ふふ…私だって普通に勉強位しますよ」
ソフィアはいつになく真面目な顔で返す。
そのままソフィアは本に目線を戻してしまい、リリカは所在なげにする。

「……魔力、足りなくなったから、補給、してほしいの」
勇気を振り絞ってリリカが言う。
いつもはソフィアから何も言わなくても襲ってくるので、催促をしたのは初めてだった。
「?私から見るとまだまだありますよ。船で沢山したじゃないですか」
ソフィアが、不思議そうな顔で言う。
「え?分かるの?」
「そのくらいは分かりますよ」
少し微笑んで、再びソフィアは魔法書に目線を戻す。
「……ぁ、うん、勘違いだった」
リリカは、ソフィアのベッドに膝を抱えて座った。
その姿勢のまま、ずっとソフィアがページをめくるのを眺めている。
「どうかしましたか?」
ソフィアが本から目を離さずに言う。
「いや…なんでもないけど。みてるだけ」
リリカは膝に顔を埋めながら言った。

「……もしかして、私魔法掛けられてる?」
リリカが膝に顔を埋めながら言う。
「…魔法?回復魔法、効いてませんか?」
「……いや、エッチな気分になる奴……」
リリカは顔を赤らめて俯いた。

「エッチな気分なんですか?」
ソフィアはフフッと馬鹿にしたような笑いを浮かべる。
「リリカにかけても意味ないじゃないですか」
リリカとはいつでもできるんだし、と。
ソフィアは魔法書に向き直る。
「…そうだけど」
リリカは再び膝に顔を埋めた。

「そんな日もあるんじゃないですか?まぁ……リリカがどうしてもって言うならお相手しましょう」
魔法書から目を離さずに、ソフィアが言う。
「……は…?調子のんな……」
自分の膝を見ながらリリカは言った。
(むかつく)

(むかつく)

(…言えばいいんでしょ)

「……どうしても。 ……ん!んちゅ…あふ…んむ…」
俯いて言ったリリカの唇が奪われる。
そのままリリカはベッドに押し倒された。
「んちゅ♥ は~む♥ んふふ♥ れぇ~♥ ん♥」
唇を貪られながら、勝ち誇ったようなソフィアの目に気が付いたリリカはイラっとした。
「はむ…れろぉ…あむ…ん…ちゅ…ぷは…」
ソフィアの唇を攻撃的に奪い反す。
垂れた涎が混ざり合い、二人の口元を汚した。
「すごいえっちな気分なんですね♥ じゃ、とりあえずー…舐めてください♥」
ソフィアが自身のローブをまくり上げて、勃起した物を露出する。

「…したい」
リリカは呟いた。
「ん?何がしたいんですか?」
わざとらしく、ソフィアは耳に手を当てて聞き返す。
「…セックス。したい」

「えっち♥」

耳まで真っ赤にしたリリカの顔を正面から見ながらソフィアが言う。
リリカは正面のにやつく顔から顔を逸らして、ショーツを下すと、勃起した物を自分の秘部に導いた。
「ちょっと前戯した方が……」
ソフィアが不安そうに言う。
先端がリリカに触れた。
「あ、すいません、もう準備万端みたいですね♥」
ソフィアはリリカを正面から見下ろしながら言う。
リリカは顔を横に向け、目を逸らしたまま、合わせようとしない。
「んっ……ふぅ……」
リリカの手に導かれた勃起が、正常位の体勢でその膣に飲み込まれていく。
「ん♥ 入っちゃいましたね♥ んふぅ…♥ あったかい♥」

「動かないの…?」
リリカが目を逸らしたまま言う。

「動いていいですよ?」
ソフィアが言った。

数秒の沈黙の後、リリカが腰をゆさゆさと動かし始める。
「これ、動きづら……ん♡」
リリカが目線を戻すと、正面でじっとこちらを見るソフィアと目が合う。
「んふ♥ これ♥ 普段当たらないトコに当たって良いですね♥」
ソフィアがじっと目を合わせながら気持ちよさそうに言う。
リリカは再び目を逸らした。

じゅっぷ じゅっぷ じゅっぷ

淫らな水音が部屋に響く。
「そんな一生懸命腰振って♥ かわいい♥」
「つ…♡ うっさい、な!ソフィアが、動かないから、じゃ…ん♡」
「あ♥ その動き良かったですよ♥ そう♥ それ♥」

急にリリカが腰を止め、深く息をつく。
「……ぁ……ん」

「イきそうだったんですか♥」
ソフィアが腰を動かし始める。

「イっちゃうのこわいんですね♥ かわいい♥」
限界に近いリリカはギュッと口をつぐみソフィアを睨んだ。

「…きす…しよ…」
睨んだままリリカが呟く。
ソフィアは髪をかき上げてリリカに口づけた。
「はむっ♥ あむ♥ んちゅ♥ じゅる♥」
「ん♡ れろ♡ ふーっ♡ んん♡」
ビクンとリリカの細い体がしなる。
絶頂したリリカの膣の収縮で、ソフィアの射精は始まった。

ドッピュ♡ ドピュ♡ ドピュー♡

「ぁ♥ んん♡ んちゅ♥ れろぉ♡」

ピュル♡ ピュルル♡ ピュー♡

「んふぅ♥ むちゅ♡ ん♥ はむ♡ 」

ピュ♡ ピュピュ♡ ピュー♡

「ん♡ んちゅ♥ あむっ♡ れろ♥」


理性を失う程の多幸感から覚醒したリリカは、重なったままの唇を外す。
「んむ… ぷは… …全部…出た?」
上目づかいでリリカが聞く。

「…もう一回していいですか」
上気した顔のソフィアがリリカを見下ろした。

「…えっち♡」
リリカは勝ち誇った顔で言った。

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