【R18】聖女様は自分の性欲を天からの啓示か何かと勘違いしている

橋立 きょも~

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第一章 聖女の旅立ち

03.先っちょだけだからと仰っています

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(ポーション、聖水、魔法水に、ナイフを数本。ロープも欲しいな)
アリスンはソフィアが宿で休んでいる間、市場に買い出しに出ていた。
巻物(スクロール)屋の看板を見て、アリスンは立ち止まった。
「スクロールも見ておくか…」
看板の元へ向かおうとすると、アリスンは先程の(ソフィアが重い病を治した少女の)親子に声をかけられた。
「騎士様、先程はどうもありがとうございました」
少女の母親は深々と頭を下げた。
「もう、普通の少女の様に出歩けるのだな…。良かった…」
アリスンは少女に優しく笑いかける。
患いがあったなど、今の少女には見る影もない。
「騎士様と聖女様にお渡ししたいものがあって…」
母親は鞄から絹の包みを取り出した。
「あの、これは我が家に伝わるマジックアイテムなのですが、旅のお役に立たないでしょうか?」
絹の包みを解くと、中からは淡く輝く、美しい細工の指輪が現れた。
差し出された指輪を持ってアリスンは見定めた。
「これは…契約の指輪か…いいのか?このような貴重なものを」
契約の履行を監視する…いわば首輪のようなアイテムだ。
アリスンも一度外国で蛮族の戦士がしているのを見たことがある程度だった。
「ええ、どうか聖女様の旅にお役立てください」

(ソフィア様には指輪が保証する契約など必要ないかもしれないな)
アリスンは指輪をしまいながら、考えた。



(よし、予定より安くまとめられたぞ)
アリスンは大荷物になった戦利品を胸に抱えて宿へと戻っていた。
宿の入り口をくぐると、昨日市場に居た踊り子とすれ違った。
着衣が微妙に乱れ、所々、染みが残っている。
―――精液の匂いだ。

(全く、聖女様が泊まられている宿で売春など…恥を知れ)

アリスンは荷物を抱きなおすと、冷たく踊り子の背中を眺めた。


「遅くなりました。ソフィア様」
部屋に入ると、ソフィアは既に横になっていた。
アリスンは荷物をまとめると、帷子を外し、自分のベッドに上着を脱ぎ捨てる。
「申し訳ありません、たくさん動いたので疲れてしまって…」
ソフィアはぐったりとしながらも、アリスンを見て言う。
(無理もない。村に来て直ぐ、あれだけ沢山の村人を治療したのだ…)
「今日はもう寝てしまいましょう」
アリスンも明日の準備を軽く済ませ、横になる準備を始めた。


布ずれの音を聞いて、アリスンは目を覚ました。
村の灯も落ち、もう辺りは真っ暗だ。

ソフィアは隣のベッドの上で上体を起こしていた。
月明かりにその美しい銀色の長髪が、整った横顔が、豊かな胸が、照らされている。
(…美しい)
アリスンはその姿に時を忘れて見入った。

「アリスン、起きていますか?」
ソフィアの美しい透き通った声が部屋に響く。
「…はい」
短く、アリスンは答えた。
「そちらに行ってもいいですか?アリスン」
ソフィアは月を見上げながら言った。
その声は、寂しそうに頼りない。
(ソフィア様…)

無理もない。彼女とて年頃の少女なのだ。
只一人、聖女の重荷を背負い、世界を巡る。
とても年頃の少女に背負わせていい重荷ではない。

アリスンは毛布をあげ、ソフィアをベッドに招き入れた。
「いらしてください。今日は一緒に寝ましょう。騎士アリスンがソフィア様をお守りいたします」
(今日、この時くらいは、ただの幼い、甘えたい盛りの少女でいてもらおう)

ソフィアはアリスンの横に寝そべる。
「白魔法、ネムラセテクルヤツ♥」
そして耳元で、それを呟いた。
(何だ、魔法?よく、分から、ない、が…)
アリスンは深い眠りに落ちた。



アリスンは自分の胸がなめられる感触で再び目を覚ました。
ソフィアが、自分の物を扱きながら、アリスンの胸を美味しそうにしゃぶっている。
ソフィアの勃起したそれからは、ちゅこちゅこ、と淫猥な音が奏でられていた。
「ソ、ソフィア様!?何を!?」
ソフィアはビクッと反応し、アリスンの乳首から口を離した。
目を泳がせながら、よだれにまみれた口元を拭う。

「…睡眠耐性……」
ソフィアは悔しそうに呟く。
アリスンには何のことか分からなかった

「…聖剣に…身体が。操られているのです」
良いことを思い付いたとばかりに、ソフィアは言う。
そして、理由を得たソフィアは再び、アリスンの胸をしゃぶり始めた。
「ああ♥身体が勝手に♥」
ソフィアはアリスンの股間に手を伸ばす。
性器を一度優しくなぞると、今度は無遠慮に弄び始めた。

「ん…ソフィア様、…ぁ、お気を確かに」
性器と胸から来る邪な感情を堰き止めながら、アリスンはソフィアの肩をつかむ。
「すいませんアリスン、身体が言う事を聞かないのです…」
泣きそうになって言うソフィアが可哀そうになり、アリスンはソフィアの肩から手を離す。
「それは…どうしたら治るのですか?」
ソフィアにそんな事分かるはずもないと思いながら、アリスンはすがる様に尋ねる。
(ああ、神よ。なぜソフィア様にこんな仕打ちを)

「セックスを、すれば治りますね」
自信満々に断言したソフィアにアリスンは面食らった。
(セックス…。ソフィア様と…)

「聖堂で誓いました通り、純潔を捧げる覚悟はできております」
アリスンは目を閉じ、ソフィアに身を預ける。
(どのような形であれ、相手は私の憧れのソフィア様なのだ。この境遇に、…文句をつけるほうがおかしい)
アリスンは瞳を閉じたまま、自分に言い聞かせた。

「そうですか♥では、遠慮なく頂きます♥」
声を弾ませ、正常位の体形で、ソフィアは勃起したものをアリスンの性器に擦り始めた。
「えっ?…身体を操られていたのでは?」
アリスンは目を開き、ソフィアの様子を窺う。
「あっ、いえ」
ソフィアは目を泳がせた。
「操られていないのであれば、…どうかおやめください」
アリスンは精一杯に情をこめて嘆願した。
ソフィアは無言で挿入を始める。
「ぁ…ソフィア、さま…」
「だめです♥操られちゃって♥入れちゃいました♥」
ぬぷぬぷと、アリスンにソフィアが埋もれていく。
「操られて、どんどん入っちゃう♥アリスン♥アリスン♥」
とうとう奥まで挿入されソフィアの動きが止まる。
「おちんちんの先に、アリスンの大事なところが当たってます♥」
アリスンはぎゅっと目を閉じ、破瓜の苦痛に耐えていた。
「動いていいですか♥良いですよね♥」
返事を待たずにソフィアは恍惚の声を上げながら腰を動かす。
「ぁ♥ぁぁ♥きもちぃ♥アリスンのここ♥すごいエッチですよ♥」
苦痛の中でアリスンは、子供の様に喜ぶソフィアを見て嬉しくなる。
(ソフィア様が褒めてくれた。私、気持ちいいんだ)
酸欠気味のぼーっとした思考の中でアリスンは思った。
「ぁ♥アリスン♥おちんちんにぎゅ~ってしてくる♥エッチなんだぁ♥」
(はい、アリスンはエッチです。ソフィア様、ソフィア様)

「んぁ♥アリスン♥アリスン♥ぁぁ………」
蕩けていたソフィアが、急に我に返ったように腰を止める。
(…止めちゃうの?)
アリスンはソフィアを見た。

「アリスン、中で射精していいですか?」
急に落ち着いた口調で、真顔で聞くソフィアに、アリスンは言い知れない恐怖を感じた。

「そ、それはダメですソフィア様!」
ソフィアに続き、甘い世界から現実に帰ってきたアリスンは冷や汗をかく。
アリスンは、膣内射精のリスクを順だって、しかし焦りからちぐはぐになりながらもソフィアに説明する。
ソフィアは上の空で、それに空返事をした。
「では♥私が射精しそうになったら言いますので♥そうしたらアリスンが抜いてください♥」
ソフィアの甘い声が言う。
「わ、わかりました」
一抹の不安を覚えながら、アリスンは承諾する。

「アリスン♥アリスン♥アリスン♥」
言いながら、ソフィアは腰を振った。
「ぁ♥きもち♥ぁ♥ぁ♥♥」
ソフィアの腰の振りが急に速くなる。
それをアリスンは心配そうに見守った。
「ぁ♥ ぁ♥♥ ぁ♥♥♥」
ソフィアは勃起したものをアリスンの最奥に押し付け、ピクンピクンと痙攣する。

ブピュ♡ ブピュピュ♡ ブビュー♡

「…?なぜ、突然止まられたんですか?」
アリスンは気持ちよさそうに静止するソフィアに聞く。

ドッピュ♡ ピュ♡ ピュウーー♡

「……ぇ♥なんですか♥」
呆けたようにソフィアは答えた。

ビュク♡ ビュク♡ ビュー♡

「あの…中でその…あれがピクピクしていますが大丈夫なんですか?」
膣内の違和感に、アリスンはぞわぞわとした底知れない不安を覚えていた。

「ええ♥大丈夫ですよ♥それでは続きをいたしましょうか♥」
ゆっくりと、ソフィアが腰を動かし始める。
「あの、本当に大丈夫なんですか?」
アリスンが自分の陰部を見ながら言う。
結合部は白く泡立ち、抽送の度に下品な水音が立っていた。
「聖女の名に誓って大丈夫です♥♥♥」
ソフィアの宣言に、アリスンは不安を残しながらも深く考えないことにした。
「あぁ♥アリスン♥アリスン♥きもちいいよ♥♥♥」
上気しきった顔でアリスンに話しかけるソフィアに、ぎこちなくアリスンは笑う。
(こんなに、悦んでくれてるんだ。邪魔をしたくない)
「アリスン♥んちゅ♥」
ソフィアがアリスンの唇を奪う。
アリスンがおずおずと舌を出すと、それはソフィアの舌にもみくちゃにされた。
お互いの胸が、お互いの胸をつぶし合う。
「んちゅ♥アリスン、美味し♥♥♥んちゅ~♥」
(私、ソフィア様とキスしてる)
目の前でスースーと鼻息を荒くしながらアリスンを貪るソフィアに、アリスンも昂っていく。
(ちょっとだけなら、私もしてみても、バレないかな)
アリスンは自ら舌を動かし、ソフィアの舌に絡めた。
「…んっ♥んふふ♥♥♥」
ビクッと反応したソフィアは嬉しそうに舌の攻めを強める。
空っぽの頭で、アリスンもそれに負けじとソフィアを貪った。
(ソフィア様、ソフィア様、ソフィア様)
段々と、激しくなりすぎたソフィアの舌使いに押され、アリスンは貪られる側に戻る。
アリスンは自分の陰部からリズムよく上がってくる快感に、
ふわふわとその身を任せていた。

「あ♥あ♥また出そうです♥」
ソフィアの息が荒ぐ。
「ま、また…?」
我に返ったアリスンがソフィアを見るが、ソフィアは目を合わせようとはしなかった。
「早く抜かないと♥中に出しちゃいますよ♥アリスン♥」
アリスンは我に返り、もがいてそれを外そうとする。
ダメだ。妊娠したら、貴女を守れなくなる。

「白魔法♥ゼッタイナカダシスール♥♥♥」

アリスンの陰部と、ソフィアの陰部は深くつながったままがっちりと離れなくなる。

「その魔法は?!…あ」

ビューー♡ ビュク♡ ビュビュー♡

ブッピュー♡ ピュー♡ ピュピュ♡

ブピピ♡ ブピピピ♡ ブピピピピピ♡

アリスンの小さな性器に収まらなくなった、ソフィアの大量の精液が下品な音を立てて吹きこぼれる。
「あ…そんな…ぁ…」
アリスンは自分の性器から吹きこぼれたソフィアの白い欲望を見て、
少しの絶望と、溺れそうな位の多幸感に埋もれた。




「私は…操られていたとはいえ…しょうがなかったとはいえ…何という事を…」
行為の後、正気を取り戻したと言うソフィアは沈んだ顔で言った。
瞳には大粒の涙を湛えている。
「ソフィア様が気に病むことは何もございません」
アリスンが優しくいう。
その後、しばらく、「怒っていませんか?」「ええ」「本当に怒っていませんか?」「ソフィア様は何も悪くありません」
等と言う問答を続けた。

「あの…もう純潔を失ったのですから…、ここは開き直って…逆にもう一度してみませんか?」
どうどうめぐりの問答は急に途切れ、ソフィアの提案に変わる。
「こうなってしまったら♥一度も♥二度も♥♥変わらないですよ♥♥♥」
圧し掛かってくるソフィアに唇を貪られながら、アリスンは覚悟を決めた。






「えぇ!路銭を民に施してしまったのですか!!」
バツが悪そうにもじもじとするソフィアに、アリスンは頭を抱えた。

(この方は、一体どこまで自分を軽んじておられるのだ)

軽くなってしまった財布を手にアリスンは深く息をつく。

(貴女に、ひもじい思いなどさせはしない。騎士の名に誓って)

「東へ行けば商業都市マジセアがあります。冒険者ギルド等もありますので、そこで一旦路銭を稼ぐとしましょう」
アリスンは東の地平線を指さして言った。
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