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新たな舞台へ
嘘のない気持ち
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「アルフレッド陛下。お忙しい中、お時間をとっていただき、ありがとうございます」
あの後お母様に、アルフレッド陛下とふたりきりでお話しておくようにと言われた。
嘘偽りのない、私の本当の気持ちを陛下にお話し、陛下のお気持ちを聞くこと。
フルール様の気持ちではなく、私とアルフレッド陛下のお気持ちをお互い話し合うこと。
それを約束して、お忙しいアルフレッド陛下に、時間を取ってもらった。
「いや。俺の方こそ中々時間が取れなくてすまない」
「お忙しいことは理解していますから」
まだ即位してさほど経っていないこともある。
それに即位の理由が、王弟の謀反だったこともあり、国内は荒れていた。
その上、即位した王太子が未婚で婚約者がいない状態。
いえ。結局、婚約解消はされていない?書類上はどっちなのかしら?
そのこともあって、全ての仕事がアルフレッド陛下にかかってきているのよね。
しかも、他国から連れ帰った婚約者候補が魔法も使えない上に八歳も年下。成婚して王妃になれるのが五年後だもの。
周囲の貴族がうるさくて、それを抑えるのも大変なのだと思うわ。
「ジュリエッタ・フルール様とお会いしました」
「・・・報告は受けている」
そうね。
一応、王妃候補だもの。誰と面会しているか調べてるわよね。
正式に成婚するまでは、国の重要機密には触れないように、アルフレッド陛下の執務室にも入れない。
「フルール様の存在がきっかけではありますが、私との婚約についてお話があります」
「俺は、レティーナ嬢が好きだ」
「アルフレッド陛下のお気持ちを疑ったことなどありません。嬉しく思ったことも事実です。だから、婚約をお受けしました」
好意を持てたから、受けた。
あの愚か者たちの尻拭いという理由だけで受けたわけではないの。
「魔法をまだ使えないことも、年が離れていることも理解した上で、サウスクラウド王国に参りました」
「ならば」
「でも、私はアルフレッド陛下のことをお兄様のように慕っていただけです。あの頃の記憶のない今、私にとって陛下は政略結婚の相手でしかありません」
本当は、時間をかければ良い夫婦になれるかもとは思う。
だけど、だからといってこの国を、アルフレッド陛下の大切に思っている国を荒らしても良いわけじゃない。
「私は、アルフレッド陛下に嫁ぐのが嫌なわけではありません。ですが、この先五年もこのままでは、また国が荒れかねません。アルフレッド・サウスクラウド国王陛下。正妃をお迎えになり、五年後に私を愛妾として下さいませ」
あの後お母様に、アルフレッド陛下とふたりきりでお話しておくようにと言われた。
嘘偽りのない、私の本当の気持ちを陛下にお話し、陛下のお気持ちを聞くこと。
フルール様の気持ちではなく、私とアルフレッド陛下のお気持ちをお互い話し合うこと。
それを約束して、お忙しいアルフレッド陛下に、時間を取ってもらった。
「いや。俺の方こそ中々時間が取れなくてすまない」
「お忙しいことは理解していますから」
まだ即位してさほど経っていないこともある。
それに即位の理由が、王弟の謀反だったこともあり、国内は荒れていた。
その上、即位した王太子が未婚で婚約者がいない状態。
いえ。結局、婚約解消はされていない?書類上はどっちなのかしら?
そのこともあって、全ての仕事がアルフレッド陛下にかかってきているのよね。
しかも、他国から連れ帰った婚約者候補が魔法も使えない上に八歳も年下。成婚して王妃になれるのが五年後だもの。
周囲の貴族がうるさくて、それを抑えるのも大変なのだと思うわ。
「ジュリエッタ・フルール様とお会いしました」
「・・・報告は受けている」
そうね。
一応、王妃候補だもの。誰と面会しているか調べてるわよね。
正式に成婚するまでは、国の重要機密には触れないように、アルフレッド陛下の執務室にも入れない。
「フルール様の存在がきっかけではありますが、私との婚約についてお話があります」
「俺は、レティーナ嬢が好きだ」
「アルフレッド陛下のお気持ちを疑ったことなどありません。嬉しく思ったことも事実です。だから、婚約をお受けしました」
好意を持てたから、受けた。
あの愚か者たちの尻拭いという理由だけで受けたわけではないの。
「魔法をまだ使えないことも、年が離れていることも理解した上で、サウスクラウド王国に参りました」
「ならば」
「でも、私はアルフレッド陛下のことをお兄様のように慕っていただけです。あの頃の記憶のない今、私にとって陛下は政略結婚の相手でしかありません」
本当は、時間をかければ良い夫婦になれるかもとは思う。
だけど、だからといってこの国を、アルフレッド陛下の大切に思っている国を荒らしても良いわけじゃない。
「私は、アルフレッド陛下に嫁ぐのが嫌なわけではありません。ですが、この先五年もこのままでは、また国が荒れかねません。アルフレッド・サウスクラウド国王陛下。正妃をお迎えになり、五年後に私を愛妾として下さいませ」
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