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悲しみのループを終わらせて
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代々の国王陛下だけが知っていた真実。
もしもっと早く魔王や聖女の悪循環を絶っていたならば、王弟の妻は死ななかっただろうし、王弟が魔王になることも勇者となった息子に討たれることもなかった。
王妃様はそのことに衝撃を受けて、倒れられてしまった。
そのことで、陛下は本気で改革を進めることを約束してくれた。
とりあえずは、レオナルドが反省したらフローレンス様との婚約をどうするかよく話し合うそうだ。
二人が望むなら婚約は継続するけど、どちらかが望まないなら一旦白紙撤回して、お互いが歩み寄れるか時間を設けるそうだ。
リリーシアの件は、私預かりとなった。
レオナルドとの婚約は解消となっているし、記憶もまだ戻っていない。
オズワルドの家に帰ることはいい結果を招かないだろうから、本人が望むようにするのがベストだと思ったのだ。
で、リリーシアは辺境伯のところにいたい・・・らしい。
どうやら、辺境伯のご子息となんだかいい雰囲気のようだ。
優しい辺境伯様やご子息のおかげで、男性に対する怯えは少しずつ改善していると聞いた。
まだ多少のぎこちなさはあるらしいけど、それも時間が解決してくれるだろう。
記憶が戻ったとしても、多分リリーシアはオズワルド公爵家に戻りたがらない気がする。
リリーシアには多少は思うところはあるけど、幸せになることを邪魔したいとは思わない。
ロイドは、無事にラーナと婚約した。
タチアナが出した手紙を証拠として、バッカス侯爵家に突きつけたらしい。
侯爵家当主は、タチアナを切り捨ててロイドに従うことで侯爵という地位を守ることにしたようだ。
タチアナは・・・
喚き散らしていたらしいけど、ザハード王国の一番厳しい修道院に入れられた。
外出も許されない厳しいところらしいけど、ちゃんと更生したら出ることは出来るらしい。
ただ、修道院に入る際に貴族籍は剥奪されるので、修道院から出ても平民だ。
あの侯爵令嬢という地位にあぐらをかいていたタチアナが、修道院で更生出来るのか、とは思うけど、まぁやらなきゃ出れないだけだ。
自業自得なので、反省してもらいたい。
サリフィルの弟のストラルくんが、ホリック公爵家の価値をとことん落としたことで、サリフィルの両親はマハール王国王家から、責任を取って爵位を息子に譲るように言われたらしい。
ストラルくんが爵位を継ぎ、両親は領地行きを命じられた。
サリフィルは予定通り、卒業後に騎士になるそうだ。
弟と、それから力になってくれた王太子殿下を支えるのだとか。
もしもっと早く魔王や聖女の悪循環を絶っていたならば、王弟の妻は死ななかっただろうし、王弟が魔王になることも勇者となった息子に討たれることもなかった。
王妃様はそのことに衝撃を受けて、倒れられてしまった。
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二人が望むなら婚約は継続するけど、どちらかが望まないなら一旦白紙撤回して、お互いが歩み寄れるか時間を設けるそうだ。
リリーシアの件は、私預かりとなった。
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オズワルドの家に帰ることはいい結果を招かないだろうから、本人が望むようにするのがベストだと思ったのだ。
で、リリーシアは辺境伯のところにいたい・・・らしい。
どうやら、辺境伯のご子息となんだかいい雰囲気のようだ。
優しい辺境伯様やご子息のおかげで、男性に対する怯えは少しずつ改善していると聞いた。
まだ多少のぎこちなさはあるらしいけど、それも時間が解決してくれるだろう。
記憶が戻ったとしても、多分リリーシアはオズワルド公爵家に戻りたがらない気がする。
リリーシアには多少は思うところはあるけど、幸せになることを邪魔したいとは思わない。
ロイドは、無事にラーナと婚約した。
タチアナが出した手紙を証拠として、バッカス侯爵家に突きつけたらしい。
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タチアナは・・・
喚き散らしていたらしいけど、ザハード王国の一番厳しい修道院に入れられた。
外出も許されない厳しいところらしいけど、ちゃんと更生したら出ることは出来るらしい。
ただ、修道院に入る際に貴族籍は剥奪されるので、修道院から出ても平民だ。
あの侯爵令嬢という地位にあぐらをかいていたタチアナが、修道院で更生出来るのか、とは思うけど、まぁやらなきゃ出れないだけだ。
自業自得なので、反省してもらいたい。
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