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7歳
17ページ目:身分を振りかざす前に考えましょう
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アル兄様と護衛の方々の殺気に、一瞬怯んだ男たちだけど、すぐにそのうちの1人が大声で喚き出した。
「おっ、俺は伯爵家の息子だぞっ!男爵家か子爵家か知らねぇが、伯爵家に楯突いてタダで済むと思うなよっ!!」
へぇ~
貴族の子息だったんだ。
あんまりにも屑だから平民のゴロツキかと思った。
伯爵家ねぇ。
いくつなんだろ?兄様は去年卒業されたから、去年までは学園に通ってなかったってことかな?
いくらなんでも、この国の王太子の顔を知らないとかないだろうし。
大体、なんで男爵家や子爵家だと思うんだろ?こんな風に言われてたら、上の身分だと普通思うんじゃないかなぁ。
「兄様。こんなクズがいる伯爵家なんてあるのですか?」
「シィ。いくら当主がしっかりしていても、いくら教育しても学ばない低脳はいるんだよ」
「そうなのですね。納得です。こんなクズに育って、きっとお父様とお母様は嘆かれているのでしょうね」
「誰が屑だっ!!こっの、クソガキ!!」
私に掴みかかろうと、その伯爵家の子息とやらが、手を伸ばしてくる。
だが、即座に護衛に腕を捻りあげられた。
「いっ・・・ッ!!!痛ぇっ!!はなせっっ!」
「離さなくていいよ。シィに手を出そうなんて、そんな腕、切り落としてもいいくらいだ。きっと、叔父上もお許しになる。シィ。切り落とそうか?」
「だめなのです。子供の前でそんなことをしたら、トラウマになるのです。それに、腕がなくなると、本当に役立たずのお荷物になるのです。伯爵様がかわいそうなのです」
腕を切り落とそうと、どうでもいいといえばどうでもいいんだけど、それをするとこの子息は伯爵家のお荷物になる。
すでに中身が屑なのに、腕がなければ仕事すらしない超クズになってしまう。
「だっ、誰が、役立たずだ!絶対、痛い目に合わせてやるっ!!」
「すでに痛い目にあってるのは、あなたなのです。あまり暴れると、折られてしまうのです」
まぁ、護衛の方々は腕が立つので、そんな失敗はしないと思うけど。
いや。もしかしたら、わざと折るかもしれないけど。
「ほんっと、愚かだよね。確か、ブロワー伯爵家の3男のマモンだったよね。僕の顔を覚えてないとか、貴族である意味があるの?」
おや?
兄様が家名に名前まで知ってて、顔を覚えてないのかって問いかけてるということは・・・
もしかして、学園で一緒だったということ?
えええ?
学年が違っても、王太子の顔くらいわかるよね?
というか普通、学園に通うような年齢の子息令嬢なら、貴族図鑑とか見て、この国の王族の顔くらい学んでるものだけど。
うわぁ。
これは、早急に気付いて謝らないと、伯爵家の威も借りれなくなるんじゃ・・・
「おっ、俺は伯爵家の息子だぞっ!男爵家か子爵家か知らねぇが、伯爵家に楯突いてタダで済むと思うなよっ!!」
へぇ~
貴族の子息だったんだ。
あんまりにも屑だから平民のゴロツキかと思った。
伯爵家ねぇ。
いくつなんだろ?兄様は去年卒業されたから、去年までは学園に通ってなかったってことかな?
いくらなんでも、この国の王太子の顔を知らないとかないだろうし。
大体、なんで男爵家や子爵家だと思うんだろ?こんな風に言われてたら、上の身分だと普通思うんじゃないかなぁ。
「兄様。こんなクズがいる伯爵家なんてあるのですか?」
「シィ。いくら当主がしっかりしていても、いくら教育しても学ばない低脳はいるんだよ」
「そうなのですね。納得です。こんなクズに育って、きっとお父様とお母様は嘆かれているのでしょうね」
「誰が屑だっ!!こっの、クソガキ!!」
私に掴みかかろうと、その伯爵家の子息とやらが、手を伸ばしてくる。
だが、即座に護衛に腕を捻りあげられた。
「いっ・・・ッ!!!痛ぇっ!!はなせっっ!」
「離さなくていいよ。シィに手を出そうなんて、そんな腕、切り落としてもいいくらいだ。きっと、叔父上もお許しになる。シィ。切り落とそうか?」
「だめなのです。子供の前でそんなことをしたら、トラウマになるのです。それに、腕がなくなると、本当に役立たずのお荷物になるのです。伯爵様がかわいそうなのです」
腕を切り落とそうと、どうでもいいといえばどうでもいいんだけど、それをするとこの子息は伯爵家のお荷物になる。
すでに中身が屑なのに、腕がなければ仕事すらしない超クズになってしまう。
「だっ、誰が、役立たずだ!絶対、痛い目に合わせてやるっ!!」
「すでに痛い目にあってるのは、あなたなのです。あまり暴れると、折られてしまうのです」
まぁ、護衛の方々は腕が立つので、そんな失敗はしないと思うけど。
いや。もしかしたら、わざと折るかもしれないけど。
「ほんっと、愚かだよね。確か、ブロワー伯爵家の3男のマモンだったよね。僕の顔を覚えてないとか、貴族である意味があるの?」
おや?
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えええ?
学年が違っても、王太子の顔くらいわかるよね?
というか普通、学園に通うような年齢の子息令嬢なら、貴族図鑑とか見て、この国の王族の顔くらい学んでるものだけど。
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○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
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