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覚悟した方がいいですよ!
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ランディが言いたいのは、自分が何故選ばれなかったか?ということか。
本当に正直に言っても良いものかな?あなたが嫌いだと言って、角が立たないかな?
実際、目の前のランディはまだ何もしてないから嫌悪するというのも大人気ない気がするし。
しかし、それを聞いたところでどうするのかな?
どう見ても仲睦まじく手を繋いでいるんだけど?私とカイン様。
まぁ、年の差があるから恋人というよりは兄と妹に見えるとは思うけど。
「正直にお答えしても?」
「もちろんだ」
「単に好みの問題です。といえば納得してくれますか?単に、お兄様年代の方がいいだけです」
前世で読んだ小説の中で、ランディは確かにエリーゼに惹かれてアイリーンを処刑した。
でも、この世界の両親や兄たちがアイリーンを可愛がってくれているように、ランディも何もしていない。
あのままランディと婚約したからといって、処刑されるとは限らない。
でも、婚約したくないと思った。思ったから、断った。
ただそれだけ。
理由なんて、そんなものでしょ?
「好みの・・・問題」
「幸いにも両親には、政略結婚しろとは言われませんでしたので」
「好み・・・」
いや、好みって人それぞれだし、小説の中のランディも、アイリーンと婚約していながらエリーゼを好んでいたよ?
一応、一番納得しやすくて、かつランディが不満に思わない理由を言ったつもりなんだけどな。
だって、ランディがアスランの年齢に追いつくことはできないわけで、年上好きと言われたら納得するしかないでしょ?
まぁ納得はしていないみたいだけど、私がカイン様と婚約(偽装)していることは事実。
全て今さらだと思うけどね。
「サンセット公爵令息様の疑問にお答えしたからというわけではありませんが、ひとつお伺いしても?」
「あ、ああ」
「何故、わざわざそれをお聞きになるためにここへ?貸切にしているところは来て、問題にならないとでも?」
「ッ!それ、は・・・」
顔を赤くして俯く様子に、ああ王太子殿下にお願いしたから大丈夫だとでも思ったんだな、と思った。
でも、相手は私だけじゃなくシェリエメール王国の第二王子殿下もいるんだよ?
抗議しないわけがないじゃない。
「あ、ら、ランディは悪気があったわけではなくて・・・」
「ええ。そうかもしれませんが、サンセット公爵家へ抗議はさせていただきます。公爵令息として褒められた行動ではありませんから」
「き、厳しいな。アイリーン嬢は」
「王太子殿下。人のことよりご自分の心配をなさるべきでは?このことはもちろん両親や兄、姉にも伝えさせていただきますから」
婚約がどうなっても、知らないよ?
本当に正直に言っても良いものかな?あなたが嫌いだと言って、角が立たないかな?
実際、目の前のランディはまだ何もしてないから嫌悪するというのも大人気ない気がするし。
しかし、それを聞いたところでどうするのかな?
どう見ても仲睦まじく手を繋いでいるんだけど?私とカイン様。
まぁ、年の差があるから恋人というよりは兄と妹に見えるとは思うけど。
「正直にお答えしても?」
「もちろんだ」
「単に好みの問題です。といえば納得してくれますか?単に、お兄様年代の方がいいだけです」
前世で読んだ小説の中で、ランディは確かにエリーゼに惹かれてアイリーンを処刑した。
でも、この世界の両親や兄たちがアイリーンを可愛がってくれているように、ランディも何もしていない。
あのままランディと婚約したからといって、処刑されるとは限らない。
でも、婚約したくないと思った。思ったから、断った。
ただそれだけ。
理由なんて、そんなものでしょ?
「好みの・・・問題」
「幸いにも両親には、政略結婚しろとは言われませんでしたので」
「好み・・・」
いや、好みって人それぞれだし、小説の中のランディも、アイリーンと婚約していながらエリーゼを好んでいたよ?
一応、一番納得しやすくて、かつランディが不満に思わない理由を言ったつもりなんだけどな。
だって、ランディがアスランの年齢に追いつくことはできないわけで、年上好きと言われたら納得するしかないでしょ?
まぁ納得はしていないみたいだけど、私がカイン様と婚約(偽装)していることは事実。
全て今さらだと思うけどね。
「サンセット公爵令息様の疑問にお答えしたからというわけではありませんが、ひとつお伺いしても?」
「あ、ああ」
「何故、わざわざそれをお聞きになるためにここへ?貸切にしているところは来て、問題にならないとでも?」
「ッ!それ、は・・・」
顔を赤くして俯く様子に、ああ王太子殿下にお願いしたから大丈夫だとでも思ったんだな、と思った。
でも、相手は私だけじゃなくシェリエメール王国の第二王子殿下もいるんだよ?
抗議しないわけがないじゃない。
「あ、ら、ランディは悪気があったわけではなくて・・・」
「ええ。そうかもしれませんが、サンセット公爵家へ抗議はさせていただきます。公爵令息として褒められた行動ではありませんから」
「き、厳しいな。アイリーン嬢は」
「王太子殿下。人のことよりご自分の心配をなさるべきでは?このことはもちろん両親や兄、姉にも伝えさせていただきますから」
婚約がどうなっても、知らないよ?
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