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正式発表。
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私は現在、とにかく時間に追われている。
私とシリルの結婚式が半年後に決まったからだ。
本来なら婚約して、一年以上かけて準備するものを半年でする。
その準備の忙しさは想像以上だった。
シリルも私も、幸いにもお母様からの課題をクリアして、三年ぶりに会えたのだけど・・・
久しぶりに会えた喜びに浸る間もなく、結婚の準備にかかることになった。
お母様曰く、妙な横やりが入る前にさっさと結婚するに限る!だそうだ。
もちろん結婚できるのは嬉しいのだけど、半年後だなんて。
普通、王族や高位貴族の結婚式はお招きする方も多いので、招待状を出してお返事を貰うのにも時間がかかる。
その上、衣装や宝飾品だって手をかけた物にするから、それの準備も時間がかかる。
そして、花嫁の体の手入れも数日でどうにかなるものではない。
皇女である私は、普段から手厚いお手入れをしてくれてるからその点は大丈夫だったけど、最近はマッサージもより念入りになったわ。
招待状の準備は、お母様が前もってある程度準備してくださっていて、おかげで衣装や宝飾品にかかりきりになれたけど、それでも忙しさに目が回りそう。
マキシミリオン王国の婚礼衣装は、花嫁はカラードレスと決まっている。基本的に、花婿の瞳の色のドレスなの。
ちなみにメルキオール帝国では花嫁は白いドレスなの。
まぁ、うちは瞳の色は黒だから、黒いドレスというわけにはね。
お母様は、いくつかドレスの型も作ってくださっていて、私はその中から好みのドレスを選んだ。
一から作るとなると、とても半年ではどうにもならない。
それでも、採寸や細かいデザインの変更、宝飾品の石選びなどやることはあり過ぎるくらいあった。
その上、現在我が国にはレシピエンス王国の王女殿下であるリルラ様が滞在されている。
リルラ様への語学の指導は終わったのだけど、ありがたいことにリルラ様は私のことを慕ってくださって、帰国した私を追いかけてメルキオール帝国までいらっしゃった。
レシピエンス王国の国王陛下と王妃様曰く「我儘な娘が皇女殿下の言うことなら素直に聞くので、お忙しいだろうがもう少しお相手願いたい」とのこと。
リルラ様は、私より五歳年下。
現在十六歳になられたばかりよ。少しくらいご両親に我儘を言ってもかまわないと思うわ。
というか、全然我儘じゃないわ。
可愛らしいおねだり程度だと私は思うもの。
きっと、国王陛下たちも本気では我儘などとは思われてはいないのでしょうね。
リルラ様がこれから外交をされる上で、うちでの滞在がお役に立てるなら、私も我が国をご案内させていただくわ。
私とシリルの結婚式が半年後に決まったからだ。
本来なら婚約して、一年以上かけて準備するものを半年でする。
その準備の忙しさは想像以上だった。
シリルも私も、幸いにもお母様からの課題をクリアして、三年ぶりに会えたのだけど・・・
久しぶりに会えた喜びに浸る間もなく、結婚の準備にかかることになった。
お母様曰く、妙な横やりが入る前にさっさと結婚するに限る!だそうだ。
もちろん結婚できるのは嬉しいのだけど、半年後だなんて。
普通、王族や高位貴族の結婚式はお招きする方も多いので、招待状を出してお返事を貰うのにも時間がかかる。
その上、衣装や宝飾品だって手をかけた物にするから、それの準備も時間がかかる。
そして、花嫁の体の手入れも数日でどうにかなるものではない。
皇女である私は、普段から手厚いお手入れをしてくれてるからその点は大丈夫だったけど、最近はマッサージもより念入りになったわ。
招待状の準備は、お母様が前もってある程度準備してくださっていて、おかげで衣装や宝飾品にかかりきりになれたけど、それでも忙しさに目が回りそう。
マキシミリオン王国の婚礼衣装は、花嫁はカラードレスと決まっている。基本的に、花婿の瞳の色のドレスなの。
ちなみにメルキオール帝国では花嫁は白いドレスなの。
まぁ、うちは瞳の色は黒だから、黒いドレスというわけにはね。
お母様は、いくつかドレスの型も作ってくださっていて、私はその中から好みのドレスを選んだ。
一から作るとなると、とても半年ではどうにもならない。
それでも、採寸や細かいデザインの変更、宝飾品の石選びなどやることはあり過ぎるくらいあった。
その上、現在我が国にはレシピエンス王国の王女殿下であるリルラ様が滞在されている。
リルラ様への語学の指導は終わったのだけど、ありがたいことにリルラ様は私のことを慕ってくださって、帰国した私を追いかけてメルキオール帝国までいらっしゃった。
レシピエンス王国の国王陛下と王妃様曰く「我儘な娘が皇女殿下の言うことなら素直に聞くので、お忙しいだろうがもう少しお相手願いたい」とのこと。
リルラ様は、私より五歳年下。
現在十六歳になられたばかりよ。少しくらいご両親に我儘を言ってもかまわないと思うわ。
というか、全然我儘じゃないわ。
可愛らしいおねだり程度だと私は思うもの。
きっと、国王陛下たちも本気では我儘などとは思われてはいないのでしょうね。
リルラ様がこれから外交をされる上で、うちでの滞在がお役に立てるなら、私も我が国をご案内させていただくわ。
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