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転生王女の新婚旅行2《おまけ》
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新婚旅行先は、隣国であるシンバルト王国になった。
候補の中で、私がこの国を選んだ理由、それが実はこの国には前世で言うところの『日本食文化』があるのである!
お米とか、お味噌とか、お醤油とか、もう何だかそれを食べるためならシンバルト王国に引っ越したいと思うほど、今の私は日本食を欲していたのだ。
ローズマリーとして4年。サフィロスでもクリムゾンでも、ご飯は美味しかった。
王女として、魔王妃として、一流の料理人にお世話されてるんだから、町の人たちに比べたら、ほんと申し訳ないくらい美味しいものを食べさせて貰ってると思う。
でも、麻里としては、お米とか、お味噌汁とか、お漬物とか、そんな故郷の味が恋しくて仕方なかったのだ。
それが、シンバルトにはある!
サフィロスにいた時からシンバルトの存在は知っていたけど、当時は呪いのことや、アルフレッド様との婚約云々で、他国に赴く余裕がなかった。
そこに、この新婚旅行だ。
行けるものなら、日本食食べ放題一択だ。
私の普段にない熱望に、アルフレッド様が若干引いているような気がするのは、気のせいということにしておこう。
「そんなに楽しみなのか、ローゼ」
「ええ!シンバルトには私の、いえ『麻里』の故郷の味があるのです!!」
「ローゼが楽しみなのなら、僕はそれで十分だ。では、シンバルトにしよう。フレイに準備させる」
楽しみです。楽しみです!楽しみです!!
ご飯も楽しみだけど、日本食文化があるということは、工芸品とかも日本寄りかもしれない。
この世界の扇子も素敵だけど、日本にあった扇子、あれがあったら手に入れたい。
私は銀髪だけど、簪とかないかしら?アルフレッド様に似合う和小物とかだと、組紐とかかしら?
すでにシンバルトに心がとんでいる私に、アルフレッド様は穏やかな笑顔を向けてくれていたー
候補の中で、私がこの国を選んだ理由、それが実はこの国には前世で言うところの『日本食文化』があるのである!
お米とか、お味噌とか、お醤油とか、もう何だかそれを食べるためならシンバルト王国に引っ越したいと思うほど、今の私は日本食を欲していたのだ。
ローズマリーとして4年。サフィロスでもクリムゾンでも、ご飯は美味しかった。
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でも、麻里としては、お米とか、お味噌汁とか、お漬物とか、そんな故郷の味が恋しくて仕方なかったのだ。
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