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第十六話 魔法薬師になりたい
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『く、クマ……!?』
突然のクマの襲撃で、私は腰が抜けてしまった。今思うと情けない限りではあるけど、当時の私はまだ幼かったから、突然こんな状況に追い込まれたら、怯えてしまうのもおかしくないと思う。
でも、彼は違っていた。彼は逃げるわけでも、怯えて隠れるわけでもなく、なんとクマの元へと走りだしたの。
『な、なにをするの!?』
『やられる前に……やる』
『そんな、危ないわよ!』
私が止めても、彼は一切止まる気配は無かった。いくら森で生活をしているからといって、クマに素手で殴るなんて……当時はそう思ってた。
でも――彼の凄まじい気迫を目にした私は、もしかしたら行けるんじゃないかと思ってしまった。
『おらぁ!!』
目にも止まらぬ速さで、一瞬でクマの懐に入り込んだ彼は、クマの体のどこかを殴りつけた。情けない話なんだけど、殴る瞬間に私は怖くて目を瞑ってしまったから、殴った所を知らないのよ。
『……だ、大丈夫かな……?』
恐る恐る目を開けた私の前に広がっていたのは、クマが大きく手を振り上げて……勢いよく振り下ろしているところだった。
クマの前には、もちろん彼がいて……彼はクマに引き裂かれて、その衝撃で近くの木に叩きつけられた。
『ぐはっ……くそっ、思ったより力あんじゃねえか……!』
『グルルルル……』
『ひぃ!?』
『なっ……!? てめえの相手は俺だ! そいつに手を出すんじゃねえ!』
怖くて震えることしか出来なかった私に狙いを変えたクマは、唸り声と共に私の元へとやってきた。
あの時は本当に怖かった。無意識に体が震え、涙が止まらなくなった経験は、あれが初めてだった。それくらい……怖くて仕方がなかった。
正直、もうここで死ぬものだと思っていた。でも、彼は私達が助かることを諦めていなかった。
『グズグズすんな……早く逃げろ!』
『あ、足が……動かない……』
『無理やりにでも動かせ!』
『で、でも……あなたを置いてなんて……』
『馬鹿! 俺のことは気にすんな! それに、お前がいたら足手まといだ!』
今思うと、彼の言っていることはその通りだと思う。私がいたところで、彼の迷惑になるのは明らかだった。
でも、当時の私にそんなことを考える余裕も、冷静に考える知能も無かった。
『嫌っ! あなたを置いて逃げるなんて、できない!』
『グルルルル……ガァァァ!!』
『やめろ! 俺の大切なアメリアに……手を出すんじゃねえぇぇぇぇ!!』
彼は雄たけびを上げながら私の前に一瞬で移動すると、クマをおでこに目掛けて拳を振る。その体は、眩い光に包まれていた。
『うおぉぉぉぉぉぉ!!!!』
『ガァァァァァァ!!!!』
互いの雄たけびと意地がぶつかり合う。この時の私は、目を逸らさずに彼の背中を見つめながら……必死に頑張れと応援していたわ。
『っ……らぁ!!』
十秒以上は力比べをしただろうか。その戦いを制したのは……彼だった。耐えきれなくなったクマは、殴り飛ばされて木に叩きつけられ、その場で動かなくなったの。
これでひとまず安心……とはならなかった。私を守ってくれた彼が、私の前で膝をついてしまったの。
『大丈夫!? あ、ああ……あなた、血が……!』
『この程度……かすり傷だ。放っておけば治る』
クマの攻撃で胸をやられたのか、彼の胸には爪跡がついていた。もちろん、沢山の血が流れていて……見るからに危険だった。
『そんなわけないでしょ! なんでこんな無茶を……』
『知るかよ……どっかの誰かのお人好しが移ったんだろ……』
『と、とにかくすぐにお医者様を呼んでくるから!』
『おい……別に大丈夫だって言ってるだろう。なんで他人の俺に、そこまでするんだ?』
『困ってる人がいたら、助けるのは当然でしょ!? いいからここで大人しく待ってるのよ!』
『アメリア……』
さっきまで怖くて動けなかったのが嘘だったかのように、私は全速力で走りだした。行き先は……当時私が生活をしていた、スフォルツィ家の別荘だ。そこで大人に声をかけて、お医者様を呼んでもらったの。
『お待たせ! お医者様を……え?』
私の面倒をみてくれている人と、お医者様を連れて来て戻ってきた私は、その場で目を丸くしてしまった。
なぜなら、確かにさっきまでいたはずの彼の姿が、そこには無かったの。
『なんで……どうしていないの……!?』
私は連れてきた大人と一緒に、彼を探した。でも……結局彼を見つけることができなかったけど、その代わりにとあるものを見つけることが出来た。
それは……地面に書かれた、彼の最後の言葉だった。
『いつかまた、どこかでって……』
地面に彫られた言葉を見ながら、私はその場で泣き崩れた。だって、こんなお別れ……あんまりじゃない。
その後、実家に帰るまで何度も森へと言ったけど、二度と彼とは会うことなかった。
――彼は一体どうなったのだろう? 結局その答えは、未だにわかっていない。
私は今でも後悔している。あの時の私に、彼のケガを治す力があれば、彼をすぐに助けられたかもしれない。
その時に思ったわ。自分のような落ちこぼれには、高度な魔法である回復魔法の使い手にはなれないけど、ひょっとしたら魔法薬師にはなれるんじゃないか? いや、魔法薬師になって、二度とこんなことを起こさないようにしたいと思ったの。
魔法薬師は、魔力のコントロールや薬の知識が非常に大切なもので、魔力の大きさ自体はさほど重要視されてないから、魔法の才能が無くて、魔力がほとんどない私でも、ほんの少しは可能性があると思ったの。
もちろん魔法薬師になるためには、魔法薬以外の知識も必要になるから、もっと勉強を頑張らないといけなかったけどね。
『……見ててね。私、たくさん勉強して……絶対に魔法薬師になるから! それで、目の前で苦しんでる人がいたら、治せるようになる! もうこんな悲しいことは起こさせないから!』
私は決意と共に、一緒に過ごして楽しかった気持ち、また会いたいという気持ちをクローバーに込めて栞として持ち歩くことで、今でも色んな病気やケガを治せる魔法薬を勉強する原動力としているの。
****
「長くなってしまいましたが、これが私が今も勉強を……特に魔法薬学を勉強している理由です」
「…………」
随分と長くなってしまったが、ずっと静かに聞いていたレオ様は、深く息を漏らした。
「レオ様、どうかされたのですか? 顔色がよろしくありませんが……」
「いや、なんでもないよ……あはは……」
「……?」
「そ、そういえば! 聞いてる感じだと、昔のアメリアはとても明るい女の子だったんだね! 今の君もとても素敵な女性だけど、昔の君とも会ってみたかったなーなんて……」
「そうですね。あの時の私なら、レオ様と気が合っていたかもしれませんね」
今の私では、どう頑張っても当時の私のように振舞うのは不可能だろう。
……いや、今は自分の比較なんかどうでもいいわね。それよりも、レオ様の様子が変なことの方が気になる。
「体調がすぐれないなら、今日は早めに帰った方がよろしいのでは?」
「いや、大丈夫だよ」
「大丈夫には見えません。そんな状態で勉強しても、身になりませんよ」
「……それもそうだね。それじゃあ、今日はお言葉に甘えて帰るよ」
「はい。では、校門まで送りますよ」
「そんな大げさにしなくても……」
「ダメです。さあ、行きますよ」
やや強引ではあったけど、私はレオ様と一緒に校門へと向かう。
これでもし一人で行かせて、なにか大事にでもなったら……またあの時のような後悔をするだろう。そんなの嫌だもの。
突然のクマの襲撃で、私は腰が抜けてしまった。今思うと情けない限りではあるけど、当時の私はまだ幼かったから、突然こんな状況に追い込まれたら、怯えてしまうのもおかしくないと思う。
でも、彼は違っていた。彼は逃げるわけでも、怯えて隠れるわけでもなく、なんとクマの元へと走りだしたの。
『な、なにをするの!?』
『やられる前に……やる』
『そんな、危ないわよ!』
私が止めても、彼は一切止まる気配は無かった。いくら森で生活をしているからといって、クマに素手で殴るなんて……当時はそう思ってた。
でも――彼の凄まじい気迫を目にした私は、もしかしたら行けるんじゃないかと思ってしまった。
『おらぁ!!』
目にも止まらぬ速さで、一瞬でクマの懐に入り込んだ彼は、クマの体のどこかを殴りつけた。情けない話なんだけど、殴る瞬間に私は怖くて目を瞑ってしまったから、殴った所を知らないのよ。
『……だ、大丈夫かな……?』
恐る恐る目を開けた私の前に広がっていたのは、クマが大きく手を振り上げて……勢いよく振り下ろしているところだった。
クマの前には、もちろん彼がいて……彼はクマに引き裂かれて、その衝撃で近くの木に叩きつけられた。
『ぐはっ……くそっ、思ったより力あんじゃねえか……!』
『グルルルル……』
『ひぃ!?』
『なっ……!? てめえの相手は俺だ! そいつに手を出すんじゃねえ!』
怖くて震えることしか出来なかった私に狙いを変えたクマは、唸り声と共に私の元へとやってきた。
あの時は本当に怖かった。無意識に体が震え、涙が止まらなくなった経験は、あれが初めてだった。それくらい……怖くて仕方がなかった。
正直、もうここで死ぬものだと思っていた。でも、彼は私達が助かることを諦めていなかった。
『グズグズすんな……早く逃げろ!』
『あ、足が……動かない……』
『無理やりにでも動かせ!』
『で、でも……あなたを置いてなんて……』
『馬鹿! 俺のことは気にすんな! それに、お前がいたら足手まといだ!』
今思うと、彼の言っていることはその通りだと思う。私がいたところで、彼の迷惑になるのは明らかだった。
でも、当時の私にそんなことを考える余裕も、冷静に考える知能も無かった。
『嫌っ! あなたを置いて逃げるなんて、できない!』
『グルルルル……ガァァァ!!』
『やめろ! 俺の大切なアメリアに……手を出すんじゃねえぇぇぇぇ!!』
彼は雄たけびを上げながら私の前に一瞬で移動すると、クマをおでこに目掛けて拳を振る。その体は、眩い光に包まれていた。
『うおぉぉぉぉぉぉ!!!!』
『ガァァァァァァ!!!!』
互いの雄たけびと意地がぶつかり合う。この時の私は、目を逸らさずに彼の背中を見つめながら……必死に頑張れと応援していたわ。
『っ……らぁ!!』
十秒以上は力比べをしただろうか。その戦いを制したのは……彼だった。耐えきれなくなったクマは、殴り飛ばされて木に叩きつけられ、その場で動かなくなったの。
これでひとまず安心……とはならなかった。私を守ってくれた彼が、私の前で膝をついてしまったの。
『大丈夫!? あ、ああ……あなた、血が……!』
『この程度……かすり傷だ。放っておけば治る』
クマの攻撃で胸をやられたのか、彼の胸には爪跡がついていた。もちろん、沢山の血が流れていて……見るからに危険だった。
『そんなわけないでしょ! なんでこんな無茶を……』
『知るかよ……どっかの誰かのお人好しが移ったんだろ……』
『と、とにかくすぐにお医者様を呼んでくるから!』
『おい……別に大丈夫だって言ってるだろう。なんで他人の俺に、そこまでするんだ?』
『困ってる人がいたら、助けるのは当然でしょ!? いいからここで大人しく待ってるのよ!』
『アメリア……』
さっきまで怖くて動けなかったのが嘘だったかのように、私は全速力で走りだした。行き先は……当時私が生活をしていた、スフォルツィ家の別荘だ。そこで大人に声をかけて、お医者様を呼んでもらったの。
『お待たせ! お医者様を……え?』
私の面倒をみてくれている人と、お医者様を連れて来て戻ってきた私は、その場で目を丸くしてしまった。
なぜなら、確かにさっきまでいたはずの彼の姿が、そこには無かったの。
『なんで……どうしていないの……!?』
私は連れてきた大人と一緒に、彼を探した。でも……結局彼を見つけることができなかったけど、その代わりにとあるものを見つけることが出来た。
それは……地面に書かれた、彼の最後の言葉だった。
『いつかまた、どこかでって……』
地面に彫られた言葉を見ながら、私はその場で泣き崩れた。だって、こんなお別れ……あんまりじゃない。
その後、実家に帰るまで何度も森へと言ったけど、二度と彼とは会うことなかった。
――彼は一体どうなったのだろう? 結局その答えは、未だにわかっていない。
私は今でも後悔している。あの時の私に、彼のケガを治す力があれば、彼をすぐに助けられたかもしれない。
その時に思ったわ。自分のような落ちこぼれには、高度な魔法である回復魔法の使い手にはなれないけど、ひょっとしたら魔法薬師にはなれるんじゃないか? いや、魔法薬師になって、二度とこんなことを起こさないようにしたいと思ったの。
魔法薬師は、魔力のコントロールや薬の知識が非常に大切なもので、魔力の大きさ自体はさほど重要視されてないから、魔法の才能が無くて、魔力がほとんどない私でも、ほんの少しは可能性があると思ったの。
もちろん魔法薬師になるためには、魔法薬以外の知識も必要になるから、もっと勉強を頑張らないといけなかったけどね。
『……見ててね。私、たくさん勉強して……絶対に魔法薬師になるから! それで、目の前で苦しんでる人がいたら、治せるようになる! もうこんな悲しいことは起こさせないから!』
私は決意と共に、一緒に過ごして楽しかった気持ち、また会いたいという気持ちをクローバーに込めて栞として持ち歩くことで、今でも色んな病気やケガを治せる魔法薬を勉強する原動力としているの。
****
「長くなってしまいましたが、これが私が今も勉強を……特に魔法薬学を勉強している理由です」
「…………」
随分と長くなってしまったが、ずっと静かに聞いていたレオ様は、深く息を漏らした。
「レオ様、どうかされたのですか? 顔色がよろしくありませんが……」
「いや、なんでもないよ……あはは……」
「……?」
「そ、そういえば! 聞いてる感じだと、昔のアメリアはとても明るい女の子だったんだね! 今の君もとても素敵な女性だけど、昔の君とも会ってみたかったなーなんて……」
「そうですね。あの時の私なら、レオ様と気が合っていたかもしれませんね」
今の私では、どう頑張っても当時の私のように振舞うのは不可能だろう。
……いや、今は自分の比較なんかどうでもいいわね。それよりも、レオ様の様子が変なことの方が気になる。
「体調がすぐれないなら、今日は早めに帰った方がよろしいのでは?」
「いや、大丈夫だよ」
「大丈夫には見えません。そんな状態で勉強しても、身になりませんよ」
「……それもそうだね。それじゃあ、今日はお言葉に甘えて帰るよ」
「はい。では、校門まで送りますよ」
「そんな大げさにしなくても……」
「ダメです。さあ、行きますよ」
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