そこは獣人たちの世界

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第一章

*口の中の攻防

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舌なめずりをするとキオは軽く震えあがる。でも脱がせてない下の服がいつも以上に膨らんでいる。俺の行為が不安面があるけど、それ以上に期待されてるって証拠だ。

「キオが俺の胸元のにおいをかいだわけで、次はまた俺の番だろ?」

「ま、また嗅ぐの?別にいいけど。」

ちょっと困り気味ながらも胸を突き出してきた。かわいいんだがそうじゃないんだよなと足をつかんでズボンを一気に引きはがす。そのせいで後ろに倒れ込んじまって、ひゃぁっと叫んでたが、まぁしょうがないだろ。むしろそんな反応もかわいい。

「胸元じゃないんだよな、こっちを嗅がせろよ?」

俺が鼻をツンとあてたのは、ズボンから出てきたキオのいきり立って少し袋から出てきてるものだ。キオの強すぎるにおいがそこからしてくる。あぁ、良い。

「こっちって、そ、そこに鼻、当てたら・・・」

「汚いっていうのか?確かに匂いはすさまじいがそんな汚いと思うのを余計に俺に押し付けてきてるぞ?」

俺の鼻に反応したのか余計に出てきて俺の鼻に強く当たっていたが、俺が煽るとキオが腰を引いてしまった。

「うぅ、そ、そんなこと、ないもん。」

「別に汚くなんかないんだ、もっと嗅がせろよ。」

「ちょっ、ちょっとまってよ。」

ググっと引き寄せようとしたらさらに抵抗された。いつもならこの流れのまま俺の好きにさせるってのに、なんだっていうんだ?いや、まぁもっと無理やりやれば好きにできるんだが。いつも以上に抵抗してきたって話だが。

「なんだよ?」

「え、えっと、その、僕も、嗅いで、良いかな?」

「・・・ほぉ、ま、どうしてもと頼むなら考えてもいいぞ?」

そういう体勢になるなら体格的に屈まないといけなくなってほんのちょっときつい。お互いのをくわえあった時もあったからわかる。だけど、キオが望むなら別に俺はそれくらいは苦じゃない。

「ど、どうしてもっていえばいいの?」

「ま、いいんじゃねぇか?」

まぁそんなこと言われなくてもすでにズボンを脱ぎ去ったし、ほとんど言葉を受け取ると同時に俺が逆向きに覆いかぶさり始めたわけだが。

「が、ガロのが、目の前に。」

「好きにしてもいいぞ?ただし、俺もキオのを好きにするぞ?」

「う、うん。」

足元から許可の言葉も聞こえたので、俺はキオのに鼻をまたつける。汗ばんだそれはツンとくるほどのにおいを放つ。他の奴のなら確実に顔をしかめる異臭だ。前にそういう場所で行為後に汗ばんだ状態で嗅がれたから嗅ぎ返したが、もうこんなことしないと顔をしかめたもんだ。だがキオのはもっと嗅ぎたくなる。
キオに恋したからなのか、元がニンゲンだからなのか、もうそんなのはどうでもいい。別に俺がキオが特別だからなんだってんだ。俺はもうキオに依存してるんだ。余計なことはどうでもいい。
俺の二も少ししてキオの鼻が当たる。俺がこれ以上腰を落としたら無理やりくっつけることになる位置だが、あえて放していた。なのにくっつけてきたんだ。
ちょっとくすぐったい感覚を感じるが、そのくらいじゃ袋からはすべてが出てくるほどじゃない。ただ収納された中はパンパンに膨れ上がっちまってるのだけはわかる。
キオのもそうだ。まだ根元のコブは袋の中のまま。あえてそうさせてる。ずっとじらすように匂いを嗅ぐ。さて、キオはどう出るかな?いつもなら俺が先にどうこうしてるところなんだが。我慢もそろそろきつくなってきた。
俺が手を出すかと思ったところで、ちょっと意外だがキオから手が伸びた。俺の収納部のくいっと引き上げて、俺のコブをあらわにさせたみたいだ。コブの部分が少しすーすーしたので、思わず見ちまったが、キオはこっちの視線には気づいてないようだ。
そっからどうするのかと俺はもう少し我慢することにして、気づかないのをいいことにそのまま見ていることにした。言葉を交わさない沈黙が長く、俺とキオの鼻息だけが響く中、キオは俺のに舌を伸ばしてきて、俺の先端をゆっくりとだが舐めあげた。
ゾクゾクゾクっと全身の毛が逆立っちまった。疲れてるとか寝たいとか言ってたくせにこうなっちまったら自分から求めてきた。求められるままにしてもいいんだが、くわえようとはせず、そのままチロチロと俺の先端をなめている。
そのたびに俺のは小さな刺激にビクビクと跳ね上がり、先端から透明なのが出てきちまう。それをこぼさないようにとまた舐めあげてくる。キオのを見るとキオのものの先端からも透明な液体が少しあふれ出てきていた。
俺のを舐めてたらしちまうだなんて、よっぽど興奮しちまってるんだなと、俺もそれを軽く舐めあげた。一回目はビクッと強くキオの体が跳ね上がったが、二回目からは反応は薄めになった。それでも舐めあげたものはビクビクとまた透明な液を多めに溢れ出させる。
どれくらいの時間お互いに先端をなめあっていただろうか。先に仕掛けてきたのはまたキオだった。いや、もしかしたら俺が同じようなことしかしないと思ったのかもしれない。
キオは少し体を起こして俺のをくわえ込む。ジュルジュルと吸い上げる音を鳴らしながら、口をストロークさせる。かなりうまくなったもんだ。気を抜いたら出しちまいそうだ。
キオが集中できないようにと、俺も同じようにキオのをくわえ込む。そして吸い付きながらストロークすると、キオのが口の中でビクビクと震える。
それだけならよかったんだが、少ししたらちょっとキオの腰が動いて突き上げるようにしてきやがった。さすがに喉に当たる俺は平気だが、俺だって腰を落とすの我慢してるんだぞ?そう思ってストロークで引いたところを狙ってわざと腰を落としてやった。

「んぐっ!?」

やば、やりすぎたかと、くわえるのをやめてちらっと見たけど、涙目になりながらもまたストロークし始めやがった。なんだよ、そんな風にされたらもっと腰を落としたくなるだろ?
さっきよりも深いストロークで俺のを舐めあげてくる。それに返すように俺はキオのを根元のコブまでくわえ込む。ちょっと喉に当たるが、まぁ平気だ。
ここまではキオがしたように俺がし返しただけだが、あえて俺から攻めてみたわけだ。しかもキオは俺のをコブまでくわえ込むのはきついだろう。どうするか?
ちょっと深くくわえ込んできたな。でもやっぱコブまでは無理か。キオの反応を俺のものそのもので楽しみながら俺はキオのコブに軽く歯を立てる。
キオの腰が引けた。そりゃそうだろ、大切なところに歯を立てられたら誰だってそうする。だが逃がさない。そもそも咥えちまったら口の中からは逃げれない。
血が出るのはもちろん跡がついたりもしないように軽く力をかける程度にする。そしてかんだ後を舌でなめとり、また軽くかむ。そんなことをされてるのにキオのは衰えるどころかビクビクとまるでもっととせがむように震える。

「ん゛んん!」

俺がそんな風にキオのをいじめてたら、キオがかなり苦しそうな声をあげた。俺のコブが、生暖かい感触に包まれる。これ、キオの口の中か?
そう思ったのもつかの間、俺のコブに鋭いの何かが刺さる感触が襲う。いや、何かじゃない、多分これ、キオの歯だ。やりやがったなあいつ。多分血は出てない。痛みは軽くあったが傷ができるほどの痛みじゃないのは感覚で分かる。
ならこっちもお返しだ。さらに吸い付きながらまたコブに歯を立てる。キオのが一段と跳ね上がり、俺の口の中で暴れるが、舌で抑え込む。キオも負けじと吸い付きながら俺のコブに歯を立ててきやがった。
さらなるお返しにキオのコブから一度口を離し、またストロークさせて切羽詰まらせる。根元にたまってきたなと感じたところで、またコブに歯を立てる。キオは俺が果てる寸前ってのはまだわからないみたいで、真似るようにしかできてないが、俺はあえて我慢してやった。先にキオが俺の口の中に果て、俺が追うようににキオの口の中に果てるまで、そんな攻防が続いた。
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