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第一章
昇格もつかの間
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次にあった暴れ牛の群れは3匹。初めの一匹をサンダーショットで貫くと、やっぱり残りの二匹も暴れだした。でもあんなロデオのように暴れながらじゃやっぱ寄ってくるのは遅くて、接近される前にあっけなく残り二匹も倒す。
寄ってくるのが遅いとはいえ、あの暴れように巻き込まれたらと思えば気楽になんてなっていられないよね。今のところサンダーショット一発で仕留めきれてるけど、もし当たり所が悪くて倒れなかったらもう一発をすぐ打ち込めるように気を張らないと。
そんな風に気を張っていたけど次に見つけた3匹の群れも同じようにあっけなく倒せたので結局それで終わり。町に戻るまでも特に何事もなく帰還してしまった。
「なんというか、思ったよりもあっけなかったね。」
「まぁこのくらいの相手になら、当たりさえすれば今のキオのサンダーショットなら一発でたおれるか、かすったくらいでも致命傷にはなるだろうな。ただ相手によっては今の速度じゃ当たりもしないやつもいるし、たとえ当たったとしても効果が薄いのも多いだろう。油断はするなよ?」
「もちろん、傲ったりはしないよ。」
そういう相手にはできれば会いたくはないけど、ガロと一緒に行くならそういう僕の魔法が効かないような相手とはむしろよく会うことになる可能性がある。だからこそガロは最低限の近接護身としての剣を教えてくれてるのがわかってる。
もちろん時折切る動きも練習させられるけど、それ以上に受ける剣の比率が高いからね。実戦でどこまでできるのかわからないけど、あの暴れ牛の暴れ状態を今の僕に受け流せるんだろうか?あんまり試したいとは、思えないけど。
そんなことを思いつつギルドについたら受付で依頼完了報告とそれに伴ってFランクの昇格を言い渡される。今日の受付の人は灰色猫種のお兄さんだ。
「おめでとうございます。これでFランクです。さすがはらい・・・いえ、ガロさんのパートナーです。」
「俺のパートナーかどうかは関係ない。キオほどの魔素保有量ならそれなりの魔法と近接戦闘さえしっかり学べばCランク迄すんなりいけるはずだからな。」
「え、そうなの?それってすでにCランクの実力クラスって意味ではないでしょ?」
雷剣といいそうになってた受付のお兄さんは、ガロのパートナーだからすごいといってくれたけど、ガロは僕がすでにCランククラスの実力があるって言いたいってこと?それともちゃんと自己流でも鍛えてればCランクに行くってこと?
「あたりまえだ。今はFで順当だろうな。本当の実戦で剣で受けていないし、切ったのだって疾走豚までだろ?」
「確かにそうだけど、あの暴れ牛の暴れてるのを剣で受けるってのはちょっとまだ怖くて。」
「なるほど、俺の木剣のほうがよっぽど怖いってことを教えたほうがよさそうだな。ついてこい。」
「い、いやぁぁ!」
「あ、えっと、次の方、どうぞ。」
ちょ、受付の灰色猫のお兄さん!僕たちから目線をそらした!いや、僕から目をそらした!その前の一瞬、ほんの一瞬だけど憐れむ目をしてた!やだ!ちょっと!まって!
抵抗むなしく訓練所にまで連れてこられてちょっとほおり投げられて、尻もちを搗くほどじゃないけど体がよろける。さらに僕に向かって木剣がほおり投げられ、ガロがすかさず木剣を構えた。
「ほら、お前も構えろ。今までの打ち込みじゃ足りなかったようだからな。傲らないのはもちろん大事だが、恐怖し立ち向かおうとしないのは違う。すくめば受ける剣も鈍るってもんだ。」
「い、今僕はガロに対して恐怖してます。そんな脅すように剣先向けないでよ。」
いくら木剣とはいえ目の前に先を突き付けられるとちょっと怖い。というかガロの迫力が怖い。できれば逃げ出したいけど、有無を言わさず僕の目の前にあったはずの木剣をわき腹にと打ち込んできた。
かなり動きが早かったように思えたけど、ギリギリ見えた。魔素纏いで体を覆いながらも打ち込まれた剣を自分の剣で受ける。それも直接真正面から受けるのではなく、力を流すように体ごとそらして受け流す。
何度もガロと打ち合いして覚えさせられた動きだ。それなりにはうまくいったようで、ちゃんとガロの打ち込んだ剣を僕の体に当たらないようにできた。いや、できるレベルに手加減してくれてるんだろうけど。
「うまくできるじゃないか。これができれば暴れ牛くらいどうってことない。」
「うっ、そうは言うけど剣と牛じゃ大きさが違うしさ。」
「大きさか。それも問題にはならないはずなんだが、しょうがない、なら少し待ってろ。」
そういっていつも開けてる壁の倉庫にガロは持ってた木剣をしまうと、なぜかギルドカードを取り出して障壁を作る魔道具にかざす。するといつもとは違う魔道具から見て階段越しの壁からカチリと音がする。
その壁にガロが手をかけるといつもの壁の倉庫のように壁が開く。でも中身が全然違う。いつもの壁の中は形の同じいくつもの木剣と少しの木槍、ちょっと形は違うけど的がいっぱい置いてあるだけだが、こっちには武器が入っていた。
そう、まぎれもなく武器だ。半分ほどだが木じゃないのがわかる武器と呼べるのが入っている。しかもただのロングソード的な剣だけじゃない。刀身の短い剣、刀身がすごく大きい剣
。もちろん剣以外もあって、槍、斧槍、斧、ハンマー、と数はどれも少ないけど種類が様々だ。
色は少し木に似てるから鉄ではないだろう。多分銅なのかな。木じゃないと分かったのは木目がなく色がほぼ均一で少しばかり光沢もあったからだ。
そして何より、半分は同じようにいろんな形の木製武器が並んでいたから見比べてすぐにわかった。さすがに銅製ではなくガロが見繕い始めたのは木製の武器のほうだったけど。
「やっぱりこれがいいか。」
「えっ、そ、それつかうの?」
ガロが取り出したのはハンマー型の中でも大型で頭の部分が僕の胸幅ほどもあるものだ。しかもそれを片腕で持ったままよ軽々と試し振りしてる。木とは言えそれなりには重いだろうに。
ってかあれを食らったら大体の人はふきどんじゃうだろう。あれをまさか僕に受け流せっていうんじゃないよね?
「もちろん、これを受け流す練習にする。ついでに魔素纏いも段階をあげようじゃねぇか。」
「こ、ころさ、ないでね?」
「んなことするか。ちゃんと手加減はするさ。」
手加減されてもどうにかなりそうなものなんだけど、本当にあのハンマーをこの僕の腕ほどしかないロングソード型の木剣で受けながせるものなんだろうか。まぁガロのことだから、やるって言ったら受け流せなかろうが打ち込んでは来るだろうけど。
寄ってくるのが遅いとはいえ、あの暴れように巻き込まれたらと思えば気楽になんてなっていられないよね。今のところサンダーショット一発で仕留めきれてるけど、もし当たり所が悪くて倒れなかったらもう一発をすぐ打ち込めるように気を張らないと。
そんな風に気を張っていたけど次に見つけた3匹の群れも同じようにあっけなく倒せたので結局それで終わり。町に戻るまでも特に何事もなく帰還してしまった。
「なんというか、思ったよりもあっけなかったね。」
「まぁこのくらいの相手になら、当たりさえすれば今のキオのサンダーショットなら一発でたおれるか、かすったくらいでも致命傷にはなるだろうな。ただ相手によっては今の速度じゃ当たりもしないやつもいるし、たとえ当たったとしても効果が薄いのも多いだろう。油断はするなよ?」
「もちろん、傲ったりはしないよ。」
そういう相手にはできれば会いたくはないけど、ガロと一緒に行くならそういう僕の魔法が効かないような相手とはむしろよく会うことになる可能性がある。だからこそガロは最低限の近接護身としての剣を教えてくれてるのがわかってる。
もちろん時折切る動きも練習させられるけど、それ以上に受ける剣の比率が高いからね。実戦でどこまでできるのかわからないけど、あの暴れ牛の暴れ状態を今の僕に受け流せるんだろうか?あんまり試したいとは、思えないけど。
そんなことを思いつつギルドについたら受付で依頼完了報告とそれに伴ってFランクの昇格を言い渡される。今日の受付の人は灰色猫種のお兄さんだ。
「おめでとうございます。これでFランクです。さすがはらい・・・いえ、ガロさんのパートナーです。」
「俺のパートナーかどうかは関係ない。キオほどの魔素保有量ならそれなりの魔法と近接戦闘さえしっかり学べばCランク迄すんなりいけるはずだからな。」
「え、そうなの?それってすでにCランクの実力クラスって意味ではないでしょ?」
雷剣といいそうになってた受付のお兄さんは、ガロのパートナーだからすごいといってくれたけど、ガロは僕がすでにCランククラスの実力があるって言いたいってこと?それともちゃんと自己流でも鍛えてればCランクに行くってこと?
「あたりまえだ。今はFで順当だろうな。本当の実戦で剣で受けていないし、切ったのだって疾走豚までだろ?」
「確かにそうだけど、あの暴れ牛の暴れてるのを剣で受けるってのはちょっとまだ怖くて。」
「なるほど、俺の木剣のほうがよっぽど怖いってことを教えたほうがよさそうだな。ついてこい。」
「い、いやぁぁ!」
「あ、えっと、次の方、どうぞ。」
ちょ、受付の灰色猫のお兄さん!僕たちから目線をそらした!いや、僕から目をそらした!その前の一瞬、ほんの一瞬だけど憐れむ目をしてた!やだ!ちょっと!まって!
抵抗むなしく訓練所にまで連れてこられてちょっとほおり投げられて、尻もちを搗くほどじゃないけど体がよろける。さらに僕に向かって木剣がほおり投げられ、ガロがすかさず木剣を構えた。
「ほら、お前も構えろ。今までの打ち込みじゃ足りなかったようだからな。傲らないのはもちろん大事だが、恐怖し立ち向かおうとしないのは違う。すくめば受ける剣も鈍るってもんだ。」
「い、今僕はガロに対して恐怖してます。そんな脅すように剣先向けないでよ。」
いくら木剣とはいえ目の前に先を突き付けられるとちょっと怖い。というかガロの迫力が怖い。できれば逃げ出したいけど、有無を言わさず僕の目の前にあったはずの木剣をわき腹にと打ち込んできた。
かなり動きが早かったように思えたけど、ギリギリ見えた。魔素纏いで体を覆いながらも打ち込まれた剣を自分の剣で受ける。それも直接真正面から受けるのではなく、力を流すように体ごとそらして受け流す。
何度もガロと打ち合いして覚えさせられた動きだ。それなりにはうまくいったようで、ちゃんとガロの打ち込んだ剣を僕の体に当たらないようにできた。いや、できるレベルに手加減してくれてるんだろうけど。
「うまくできるじゃないか。これができれば暴れ牛くらいどうってことない。」
「うっ、そうは言うけど剣と牛じゃ大きさが違うしさ。」
「大きさか。それも問題にはならないはずなんだが、しょうがない、なら少し待ってろ。」
そういっていつも開けてる壁の倉庫にガロは持ってた木剣をしまうと、なぜかギルドカードを取り出して障壁を作る魔道具にかざす。するといつもとは違う魔道具から見て階段越しの壁からカチリと音がする。
その壁にガロが手をかけるといつもの壁の倉庫のように壁が開く。でも中身が全然違う。いつもの壁の中は形の同じいくつもの木剣と少しの木槍、ちょっと形は違うけど的がいっぱい置いてあるだけだが、こっちには武器が入っていた。
そう、まぎれもなく武器だ。半分ほどだが木じゃないのがわかる武器と呼べるのが入っている。しかもただのロングソード的な剣だけじゃない。刀身の短い剣、刀身がすごく大きい剣
。もちろん剣以外もあって、槍、斧槍、斧、ハンマー、と数はどれも少ないけど種類が様々だ。
色は少し木に似てるから鉄ではないだろう。多分銅なのかな。木じゃないと分かったのは木目がなく色がほぼ均一で少しばかり光沢もあったからだ。
そして何より、半分は同じようにいろんな形の木製武器が並んでいたから見比べてすぐにわかった。さすがに銅製ではなくガロが見繕い始めたのは木製の武器のほうだったけど。
「やっぱりこれがいいか。」
「えっ、そ、それつかうの?」
ガロが取り出したのはハンマー型の中でも大型で頭の部分が僕の胸幅ほどもあるものだ。しかもそれを片腕で持ったままよ軽々と試し振りしてる。木とは言えそれなりには重いだろうに。
ってかあれを食らったら大体の人はふきどんじゃうだろう。あれをまさか僕に受け流せっていうんじゃないよね?
「もちろん、これを受け流す練習にする。ついでに魔素纏いも段階をあげようじゃねぇか。」
「こ、ころさ、ないでね?」
「んなことするか。ちゃんと手加減はするさ。」
手加減されてもどうにかなりそうなものなんだけど、本当にあのハンマーをこの僕の腕ほどしかないロングソード型の木剣で受けながせるものなんだろうか。まぁガロのことだから、やるって言ったら受け流せなかろうが打ち込んでは来るだろうけど。
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