そこは獣人たちの世界

レクセル

文字の大きさ
上 下
123 / 303
第一章

裸のまま

しおりを挟む
コーン油で揚げたサクサクの唐揚げを堪能した後にしっかり食器は片付けて、ガロと一緒にお風呂に入る。ちょっと緊張してたけど、特に何かされることはなく、やったことといえば背中を洗いあったくらいだ。
僕が普通にお風呂に入れてたここ何日かはそうやって洗いっこしてたから、そのくらいじゃ普通なことだ。違うのはいつもは行為の後だったか、お風呂でそのまましたかってくらい。
今日はまだしてないし、お風呂でもそういう風に声はかけてこなかった。でも安心はできない。そう思ってたらやっぱりいつもとは違ったことを体を乾かし終えると言われた。

「今日は服なんて切る必要ないな。キオもそのままあがれ。」

「えっ。」

「なんだ?それともわざわざ服を着てから裂かれるようなプレイがいいか?どうせ俺の下がりで少しくたってるのを寝服にしてるだろ?裂いて新しいのを買うのも悪くない。」

「い、いや、も、もったいないし裂かれるプレイも遠慮するよ。」

やばいなガロ、だいぶ目が本気だ。僕がそれもいいかもなんて言ったらほんとにやりかねないくらい。いや、そんなこと思ってないはずだ、多分。
・・・ちょっと想像して変にドキドキしちゃうのはしょうがないよね?でもガロのおさがりも確かにくたびれ気味なのもあるけど、意外と気に入ってるし破かれたくはない。
しょうがないので素っ裸なまま二階にと上がるわけだけど、ちらっと見てしまったガロのはさっきお風呂に入ってるときは普通に袋に入ってたけど、少しだけ先端が出ちゃってる。それを見て、僕も少し先端が出てきちゃう。
ガロは僕の視線に気が付いたのか、僕のほうを見てきて、僕の少し出ちゃったのも見えたはずだ。ガロの目がより一層に獲物を見る目に変わったような気がした。

「なんだ、キオもやっぱこういうので興奮するんだな。もう少し俺好みの攻め方をしてもよさそうだな?」

「う、でもやっぱずっと裸は恥ずかしいよ。」

「そのうち慣れる。俺はむしろ服を着てる方が暑苦しい。王都に行けば外では上も着てなきゃいけないのがきついな。」

え、ちょっと待って、それってズボンも暑苦しかったってこと?

「もしかして、僕が来るまでは家ではずっと全裸だったの?」

「まぁこの時期から暑くなってくるからな。気温によってはそういう日もあったが、いつもじゃねぇぞ。」

「そ、そうなんだ。」

もしいつも全裸だったりしたらちょっと目のやり場に困っちゃうけど、僕がきつくさせてたかなとも思う。無理させてないならよかった。

「あぁでも、ふろ上がりのあったまった後は全裸のほうがやっぱ気持ちいいな。これからもっと気持ちいいことすると思うと余計にな。」

「うっ、ま、まぁやるならもうどうにでもなれって感じではあるよ。」

部屋につくと同時にベットに押し倒されて、言った通りどうにでもなれって気持ちだ。好きにしていい。いや、好きにしてほしい。好き放題にされたい。押し倒されるとそういう気持ちが出てきてしまう。

「なんだ、俺がちょっと痛いことするって言ったせいで破れかぶれか?」

「そ、そういうわけじゃないよ。」

どことなくさみしそうに言うガロに思わず否定してしまった。

「じゃあどういうわけだ?」

「その、痛いのはちょっと嫌なのは変わらないはずなんだけど、押し倒されちゃうと、好き放題にされたいとも、思っちゃうかなって。」

わけを聞かれて、思いをそのまま伝えると、嬉しそうに大きな笑みを浮かべ、すぐに僕のマズル口が大きなマズル口でくわえられた。
僕の口の中で僕の長くなった舌にガロの長い舌が絡みついてくる。キスなんて甘ったるい呼び方じゃない。ほんとにむさぼる疲れるように、じゅるじゅると吸われて、僕は目を閉じることしかできなかった。
勢いが弱くなって離される頃には何とか目はあけれたけど、僕とガロの口の間に銀色の色がねっとりとつながっていて、僕はふやけるような舌をだらりとだらしなくマズルから出してしまっていた。
だけどすぐにガロが僕の胸元を毛ごとなめあげる。犬種になったといってもそこは複乳にはなっていない2つの胸だけある。その左胸をなめあげられた衝撃に、だらしなく出た舌を引っ込めてひゃんっと声を上げてしまった。

「そういえば胸は初めてだったか?尻尾みたいにいい反応するじゃないか。」

「んはっ、なんで、胸が、こんなに!」

「ん、意外と雄でも胸は性感帯だぞ?知らなかったんだな。」

これも種族が変わってせい?それともこの世界の法則?はたまた僕がニンゲンだから?いや、ガロの攻め方がうまいだけ?もうわからないけど、胸を重点的に攻められて、口の中をむさぼられていた時には半分ほど出てきちゃっていた僕のが、亀頭球まで出ちゃってる。

「ん、あぁ、まぁ性感帯だからしょうがないとはいえ、口と胸だけで完全に立っちまったな。そういう俺ももう完全に臨戦態勢だけどな?」

いったん攻めが止まったけど、すぐにガロは僕の一番敏感なところにターゲット変更する。そこを直接舐めあげられたら、高ぶってしまっていた僕は声を上げるしかなかった。

「んぁぁぅ!」

「いい味だな。でもまだ出すなよ?今日はとことん行くからな。」

まさかのお預け!?いつもならむしろすぐ出させてくれるはずなのに、そう思ったけど、ガロがすぐに僕のお尻に潤滑油を塗りたくり始めて、僕は冷たさと、入ってきた指の感覚にまた抗議の言葉を出す前に喘ぎ声をあげていた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

異世界二度目のおっさん、どう考えても高校生勇者より強い

八神 凪
ファンタジー
   旧題:久しぶりに異世界召喚に巻き込まれたおっさんの俺は、どう考えても一緒に召喚された勇者候補よりも強い  【第二回ファンタジーカップ大賞 編集部賞受賞! 書籍化します!】  高柳 陸はどこにでもいるサラリーマン。    満員電車に揺られて上司にどやされ、取引先には愛想笑い。  彼女も居ないごく普通の男である。  そんな彼が定時で帰宅しているある日、どこかの飲み屋で一杯飲むかと考えていた。  繁華街へ繰り出す陸。  まだ時間が早いので学生が賑わっているなと懐かしさに目を細めている時、それは起きた。  陸の前を歩いていた男女の高校生の足元に紫色の魔法陣が出現した。  まずい、と思ったが少し足が入っていた陸は魔法陣に吸い込まれるように引きずられていく。  魔法陣の中心で困惑する男女の高校生と陸。そして眼鏡をかけた女子高生が中心へ近づいた瞬間、目の前が真っ白に包まれる。  次に目が覚めた時、男女の高校生と眼鏡の女子高生、そして陸の目の前には中世のお姫様のような恰好をした女性が両手を組んで声を上げる。  「異世界の勇者様、どうかこの国を助けてください」と。  困惑する高校生に自分はこの国の姫でここが剣と魔法の世界であること、魔王と呼ばれる存在が世界を闇に包もうとしていて隣国がそれに乗じて我が国に攻めてこようとしていると説明をする。    元の世界に戻る方法は魔王を倒すしかないといい、高校生二人は渋々了承。  なにがなんだか分からない眼鏡の女子高生と陸を見た姫はにこやかに口を開く。  『あなた達はなんですか? 自分が召喚したのは二人だけなのに』  そう言い放つと城から追い出そうとする姫。    そこで男女の高校生は残った女生徒は幼馴染だと言い、自分と一緒に行こうと提案。  残された陸は慣れた感じで城を出て行くことに決めた。  「さて、久しぶりの異世界だが……前と違う世界みたいだな」  陸はしがないただのサラリーマン。  しかしその実態は過去に異世界へ旅立ったことのある経歴を持つ男だった。  今度も魔王がいるのかとため息を吐きながら、陸は以前手に入れた力を駆使し異世界へと足を踏み出す――

勇者の股間触ったらエライことになった

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
勇者さんが町にやってきた。 町の人は道の両脇で壁を作って、通り過ぎる勇者さんに手を振っていた。 オレは何となく勇者さんの股間を触ってみたんだけど、なんかヤバイことになっちゃったみたい。

獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果

ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。 そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。 2023/04/06 後日談追加

苦労性の俺は、異世界でも呪いを受ける。

TAKO
BL
幼い頃に両親と死別し苦労しながらも、真面目に生きてきた主人公(18)。 それがある日目覚めたら、いきなり異世界に! さらにモンスターに媚薬漬けにされたり、魔女に発情する呪いを掛けられていたり散々な目に合ってんだけど。 しかもその呪いは男のアレを体内に入れなきゃ治まらない!?嘘でしょ? ただでさえ男性ホルモン過多な異世界の中で、可憐な少女に間違えられ入れ食い状態。 無事に魔女を捕まえ、呪いを解いてもらうことはできるのか? 大好きな、異世界、総愛され、エロを詰め込みました。 シリアスなし。基本流される形だけど、主人公持ち前の明るさと鈍感力により悲壮感ゼロです。 よくあるテンプレのが読みたくて、読みつくして、じゃあ仕方ないってことで自分で書いてみました。 初投稿なので読みにくい点が多いとは思いますが、完結を目指して頑張ります。 ※ たぶんあると思うので注意 ※ 獣人、複数プレイ、モンスター ※ゆるフワ設定です ※ムーンライトノベル様でも連載中です

一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!

当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。 しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。 彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。 このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。 しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。 好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。 ※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*) ※他のサイトにも重複投稿しています。

媚薬盛られました。クラスメイトにやらしく介抱されました。

みき
BL
媚薬盛られた男子高校生が、クラスメイトにえっちなことされる話。 BL R-18 ほぼエロです。感想頂けるととても嬉しいです。 登場キャラクター名 桐島明×東郷廉

姫を拐ったはずが勇者を拐ってしまった魔王

ミクリ21
BL
姫が拐われた! ……と思って慌てた皆は、姫が無事なのをみて安心する。 しかし、魔王は確かに誰かを拐っていった。 誰が拐われたのかを調べる皆。 一方魔王は? 「姫じゃなくて勇者なんだが」 「え?」 姫を拐ったはずが、勇者を拐ったのだった!?

処理中です...