96 / 303
第一章
2つのバレットと2つを感知
しおりを挟む
「ほほ、いい返事じゃ。ではキオ君、いつも君は片手を前に突き出してバレットを使っているじゃろ?」
「え?はい。確かにそうですね。」
「では両手一つずつでどちらからもバレットを打つように意識するのじゃ。これだけで君の魔力保有量ならば2つになるはずじゃ。的は動くあのランブルのは消えてしまったの。では動かない的のほうがよいので、これでやってみるといい。」
「あ、出してくれてありがとうございます。」
「うむ。大きさは気にせず、とにかく2つ出すことに集中するのじゃ。」
「はい。」
これなら先に自分で的出しておくんだったとも思ったけど、ビャクラクさんがあっと今に準備してくれちゃったし、ありがたく使わせてもらおう。
えっと今やってるバレットを両手で一つずつ放つイメージでやればいいんだよね?大きさとかよりもとにかく2つ出すことを意識すればいいんだよね。
片手に一つずつ魔力を集めるように意識して集中する。なんとなくだけど水の力が両手にたまるのを感じてくる。たまりきったところで、両手を同時に突き出して一気に放つ!
「ウォータバレット!」
いつものつぶれたパチンコ玉のような水礫よりも2周りは小さい大きさだったけど、ちゃんと両手から1つずつ出てくれた!
ただ出たのはいいけど発射されたはずなのにめちゃくちゃ遅い。しかもふらふらと2つとも的とは全然違う方向にと飛んで行ってしまうし、壁にまでも届かずに消えてしまった。
「うむ、さすがじゃの。大きさもそれほど変わっていない。制度や威力は練習すれば君ならすぐに上達するじゃろう。」
「はい、がんばります。あ、でももっと数増やす方が先ですかね?」
「いや、まずは2つを安定させるといい。安定してきたら次は3つか4つじゃな。片手で2つずつのほうがやりやすいという者も多いからキオ君も4つで試してもよいかもの。」
「なるほど、わかりました!」
3つよりも4つのほうが魔力が分散しなくてやりやすいとかそういう感じなのかな?まぁまず僕は2つのを安定させるところからだけど。
「1つの礫を大きくする方法はさっき言った通りとにかく大きく水を出す練習をすればよいから、魔法はその二つを練習するとよい。次は剣を見せてもらうぞ。」
「わかりました!」
「うむ、よい返事じゃ。では儂がウォーターボールを2つ出す。はじめといってからできるだけ早くその二つを切るのじゃ。」
「はい!」
なんか本格的に試験のようだけど、試験は明日だよね?まぁ練習だと思ってとにかくやってみよう。ビャクラクさんが魔法のために軽く構えるのと一緒に僕も木刀を構える。
「ランブルウォーター。構えるのはいいのじゃが、合図を待つのじゃぞ?」
軽くうなずいて、目で二つの水の球を追うけど、人が走るくらいの速さでそれぞれが違う方に動いていくから、このままだとどっちかがどう動いてるのかわからなくなる。
これはあれかなとあえて目をつぶる。手は突き出さずにぶらんと下げたまま、集中して魔力放出をしようと試みる。うっすらとだけど力が出ていくような感じがする。それと同時にビャクラクさんらしき気配は感じる。
もっと広げないと水の球はわからないか。眉と下げてるはずの手にも力が入っちゃっうけど、さらに力を広げるとビャクラクさんの右後方に一つ、僕の後ろ側に一つ水の球っぽい気配を感じた。
「よし、初め。」
「よし!はぁ!」
パッと目を開くと、ちゃんとビャクラクさんの後ろに水の球が見えた。だからこそ、即座に後ろを振り向いて僕の後ろ側の水の球にと切りかかり、木刀を当てた水はあっさりと玉の形を崩して消えていった。
すぐさま反転してもう一つの水の球にまで接近して切りかかる。こっちもすんなり崩れ去って思わず木刀を振り払ってしまった。練習なのになんか無駄にかっこつけてしまった気がする。
「今のはやはり魔素感知か。儂が入る前に練習していたものじゃの。」
「はい。昨日ガロに教えてもらったんです。」
「むぅ、そうか。それならば仕方ないのじゃが、儂が教えてあげたかったんじゃがの。」
「え、そうなんですか?」
「ぬ、まぁ気にすることはない。明日の試験ではこの2つ切りをもう少し早い水の球で行ってもらうからの。もう一度二つ出しておくから速さに慣れすぎないようにな。ではランブルウォーター。」
「ありがとうございます。」
すっとバスケットボール大の大きさの水の塊をランブルにして2つも出せるビャクラクさんはさすがだなと思いつつ、僕もいずれあのくらいできるようになるのかなという楽しみもある。
「うむ、出は儂は戻るからの。頑張るとよい。」
「はい!」
白く長い毛におおわれた顔でもどことなくにっこりとしてくれたのがわかる。ビャクラクさんを見送ったところで、残してくれたランブルウォーターにと集中力を向ける。さっきできた感覚を忘れないうちにもう一度魔素感知から始めよう。
そう思ったけど目を開けたままだとうまくいかない。目をつぶって集中すると、今度はうまくいく、やっぱりつぶらないとうまくいかないか。でも感知使ったり広げたりするのにずっと目をつぶらないといけないってのも危ないだろうし、開けたままできるようにならないとな。
「え?はい。確かにそうですね。」
「では両手一つずつでどちらからもバレットを打つように意識するのじゃ。これだけで君の魔力保有量ならば2つになるはずじゃ。的は動くあのランブルのは消えてしまったの。では動かない的のほうがよいので、これでやってみるといい。」
「あ、出してくれてありがとうございます。」
「うむ。大きさは気にせず、とにかく2つ出すことに集中するのじゃ。」
「はい。」
これなら先に自分で的出しておくんだったとも思ったけど、ビャクラクさんがあっと今に準備してくれちゃったし、ありがたく使わせてもらおう。
えっと今やってるバレットを両手で一つずつ放つイメージでやればいいんだよね?大きさとかよりもとにかく2つ出すことを意識すればいいんだよね。
片手に一つずつ魔力を集めるように意識して集中する。なんとなくだけど水の力が両手にたまるのを感じてくる。たまりきったところで、両手を同時に突き出して一気に放つ!
「ウォータバレット!」
いつものつぶれたパチンコ玉のような水礫よりも2周りは小さい大きさだったけど、ちゃんと両手から1つずつ出てくれた!
ただ出たのはいいけど発射されたはずなのにめちゃくちゃ遅い。しかもふらふらと2つとも的とは全然違う方向にと飛んで行ってしまうし、壁にまでも届かずに消えてしまった。
「うむ、さすがじゃの。大きさもそれほど変わっていない。制度や威力は練習すれば君ならすぐに上達するじゃろう。」
「はい、がんばります。あ、でももっと数増やす方が先ですかね?」
「いや、まずは2つを安定させるといい。安定してきたら次は3つか4つじゃな。片手で2つずつのほうがやりやすいという者も多いからキオ君も4つで試してもよいかもの。」
「なるほど、わかりました!」
3つよりも4つのほうが魔力が分散しなくてやりやすいとかそういう感じなのかな?まぁまず僕は2つのを安定させるところからだけど。
「1つの礫を大きくする方法はさっき言った通りとにかく大きく水を出す練習をすればよいから、魔法はその二つを練習するとよい。次は剣を見せてもらうぞ。」
「わかりました!」
「うむ、よい返事じゃ。では儂がウォーターボールを2つ出す。はじめといってからできるだけ早くその二つを切るのじゃ。」
「はい!」
なんか本格的に試験のようだけど、試験は明日だよね?まぁ練習だと思ってとにかくやってみよう。ビャクラクさんが魔法のために軽く構えるのと一緒に僕も木刀を構える。
「ランブルウォーター。構えるのはいいのじゃが、合図を待つのじゃぞ?」
軽くうなずいて、目で二つの水の球を追うけど、人が走るくらいの速さでそれぞれが違う方に動いていくから、このままだとどっちかがどう動いてるのかわからなくなる。
これはあれかなとあえて目をつぶる。手は突き出さずにぶらんと下げたまま、集中して魔力放出をしようと試みる。うっすらとだけど力が出ていくような感じがする。それと同時にビャクラクさんらしき気配は感じる。
もっと広げないと水の球はわからないか。眉と下げてるはずの手にも力が入っちゃっうけど、さらに力を広げるとビャクラクさんの右後方に一つ、僕の後ろ側に一つ水の球っぽい気配を感じた。
「よし、初め。」
「よし!はぁ!」
パッと目を開くと、ちゃんとビャクラクさんの後ろに水の球が見えた。だからこそ、即座に後ろを振り向いて僕の後ろ側の水の球にと切りかかり、木刀を当てた水はあっさりと玉の形を崩して消えていった。
すぐさま反転してもう一つの水の球にまで接近して切りかかる。こっちもすんなり崩れ去って思わず木刀を振り払ってしまった。練習なのになんか無駄にかっこつけてしまった気がする。
「今のはやはり魔素感知か。儂が入る前に練習していたものじゃの。」
「はい。昨日ガロに教えてもらったんです。」
「むぅ、そうか。それならば仕方ないのじゃが、儂が教えてあげたかったんじゃがの。」
「え、そうなんですか?」
「ぬ、まぁ気にすることはない。明日の試験ではこの2つ切りをもう少し早い水の球で行ってもらうからの。もう一度二つ出しておくから速さに慣れすぎないようにな。ではランブルウォーター。」
「ありがとうございます。」
すっとバスケットボール大の大きさの水の塊をランブルにして2つも出せるビャクラクさんはさすがだなと思いつつ、僕もいずれあのくらいできるようになるのかなという楽しみもある。
「うむ、出は儂は戻るからの。頑張るとよい。」
「はい!」
白く長い毛におおわれた顔でもどことなくにっこりとしてくれたのがわかる。ビャクラクさんを見送ったところで、残してくれたランブルウォーターにと集中力を向ける。さっきできた感覚を忘れないうちにもう一度魔素感知から始めよう。
そう思ったけど目を開けたままだとうまくいかない。目をつぶって集中すると、今度はうまくいく、やっぱりつぶらないとうまくいかないか。でも感知使ったり広げたりするのにずっと目をつぶらないといけないってのも危ないだろうし、開けたままできるようにならないとな。
2
あなたにおすすめの小説
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
男子寮のベットの軋む音
なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。
そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。
ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。
女子禁制の禁断の場所。
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
禁断の祈祷室
土岐ゆうば(金湯叶)
BL
リュアオス神を祀る神殿の神官長であるアメデアには専用の祈祷室があった。
アメデア以外は誰も入ることが許されない部屋には、神の像と燭台そして聖典があるだけ。窓もなにもなく、出入口は木の扉一つ。扉の前には護衛が待機しており、アメデア以外は誰もいない。
それなのに祈祷が終わると、アメデアの体には情交の痕がある。アメデアの聖痕は濃く輝き、その強力な神聖力によって人々を助ける。
救済のために神は神官を抱くのか。
それとも愛したがゆえに彼を抱くのか。
神×神官の許された神秘的な夜の話。
※小説家になろう(ムーンライトノベルズ)でも掲載しています。
ふたなり治験棟 企画12月31公開
ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。
男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる