71 / 303
第一章
*じじいとの話し合い
しおりを挟む
キオを訓練場に一人で待たせるのは少し不安だったが、もしニンゲンの姿に戻りそうな兆候があれば先に帰るか中を見えなくしてしのぐだろう。いや、むしろ帰る途中に元に戻ってしまう可能性を考えればあそこが一番安全ともいえる。
キオを置いてきたことばかりに気を取られてもいられない。マスタールームについたし、これからじじいとの話し合いだ。もちろんキオについてのことなんだけどな。
「さて、ガロ。儂としてもおぬしほどのものにこのような話し合いの場を設けたくはなかったんだがの。単刀直入に聞いたほうがいいかの?」
「あぁ、それで問題ないぜ。」
「良い目じゃな。なら悪しき気持ちはないということか。ではまず、なぜ連れてきたのじゃ?保護だけならばお主の家で過ごさせればよかったはずじゃ。」
確かにもっともな意見だ。俺の家に軟禁状態にはなるが、そうすればキオがじじいや他の奴の目に触れることはなかった。でもそれはキオの希望の一つを奪うことにもなる。
「いや、キオ自身が魔法を使いたいと願ったんだよ。家の中で使うわけにもいかないだろ?」
「それは言えておるの。ではキオ君は今まで加護に触れてこなかった理由は聞いておるかの?魔法を望むのなら10のときに一斉に加護を受けれたはずじゃ。」
「聞いてはいないが、理由はなんとなくわかってる。」
聞かれると思ってた質問からではなく、そこからの話か。まぁじじいに合わせて話すしかない。
「そういう言い回しをするということは、儂にも言いづらいことということじゃな。ではガロ、お主の用事は何じゃ?キオ君のことを話しに来たわけじゃないのか?」
「いや、聞かれたら話すつもりではいたが、本題はそこじゃない。俺は、Sランクを目指したいと思う。」
「何!?おぬしがSランクじゃと?」
まぁ驚かれてもしょうがないか。俺だって本当はAランクで満足しているんだ。でもキオを守るためにはSランクは必要になる。いや、できればそれ以上のランクすらも。
「あぁ、そうだ。それで家を出るならキオをずっと一人で家に置いておくわけにもいかねぇ。だからじじいに相談しに来たんだ。」
「なるほどの。おぬしはしっかり様々な街での依頼をこなした。後はギルド役員としての仕事を一定量こなせばSランクに昇格しても問題はない。問題はないが、それだと泊まり込みになるぞ?」
「あぁ、だからそこを相談しに来た。じじいが規定した1日の仕事量をこなしたら帰宅させてほしいんだ。」
やはりすさまじく渋い顔をされたか。かなり無茶な内容を頼んでいるのはわかる。普通役員の仕事はギルドに泊まり込みでこなすもので、覚えることもやることもすさまじい量があるからだ。
「まぁ、お主は仕事面での記憶力はいいからの。何とかなるじゃろうが、どうしてそこまでしてキオ君を守りたいと思うのじゃ?属性をあれだけ持っているというのは特殊じゃが、それを知ったのは今日じゃろ?」
「あぁ、あれには俺も驚いた。おそらくはキオの体質に関係してるんじゃないかと思ってるけどな。」
「む、何か特別な体質を持っているのかの?」
さて、どこまでいうべきか。じじいを信頼はしているが、ギルドマスターという職務上、さらに上であるギルドグランドマスターに報告しなきゃいけないだろうからな。しょうがない、少し濁すか。
「じじいは種族が変わる体質って知っているか?」
「ぬ!?おぬしがなぜその話を?まさか、キオ君がその体質ということか。」
さすがじじい察しがいいな。あながち間違ってはいないがそう勘違いさせるのが今はいいだろう。
「まぁそんなところだ。やっぱり知っているんだな。」
「その情報はSランクになれば否が応でも知ることになるがの。今話しても問題あるまい。おぬしは混種についてはしっておるかの?」
「あぁ、純粋な種族じゃなく、親がそれぞれ違い種からできた子だろ?そんな奴いっぱいいるじゃねぇか。」
「そうじゃ。いっぱいおる。そしてどちらかの親の種と同じ種となるから問題視はされにくかった。種族変異の事件が起きるまではの。」
「種族変異?そんなことがあったのか・・・」
聞いたことのない事件だが、何となく概要はわかる。おそらく混種のやつが別の種族になっちまったってとこだろう。少しキオの状況とは違う気もするが。
「そうじゃ。すぐにわかったと思うが親のもう一つの種族のほうに体が変化してしまったのじゃ。一時的じゃったがの。あまり起こっていない事件じゃし、すぐに魔法の誤作動ということで隠蔽され世間には広がっておらんがの。」
「Sランク連中で対応するってことか。それで、原因は何だったんだ?」
「それをお主に聞きたい。実はの、まだ解決されていないのじゃよ。どうしてそんなことが起きたのかすらもな。」
「まじか・・・」
これは面倒なことに首を突っ込んじまったな。そんなことになってたなんて知らなったんだからしかたねぇか。キオが狼種になった原因は話すしかない。
「お主は何か原因を掴んでいるんじゃないかの?」
「あー、そうだな。ちょっと言いづらいことなんだが、キオと行為をしたらキオは狼種の姿になった。」
「なに!?おぬしが抱いたというのか!?まさか発情期に任せ押し倒したのではないじゃろうな!?」
「ちげぇよ!確かに発情期と重なった時に保護はしちまったけどな。発情期が終わってから向うから求められたんだよ。」
あーもう、だから言いたくなかったんだよな。おれがそういったらこうふんするにきまってるから。とりあえず俺の否定で少し落ち着いたようだけど。
「そうか、それで、行為をしたのは一回だけなのかの?」
「いや、もう3回やったな。」
「3回もか!?おぬしがか!?まだ発情期が抜けてないんじゃないのか!?」
「そんなわけねぇだろ!俺は自分の体質は管理できる!」
「お主はそうかもしれんがの、キオ君はどうなのじゃ?あのくらいの見た目じゃから年齢は10以上ではあるじゃろうが、発情期の管理ができる子なのかの?最も発情の匂いはさせておらんかったがの。」
「え、あ、いや、確かにあいつはそういうのは無理だろうな。」
「ふむ、それではお主はキオ君に発情の匂いをかがせてしまった可能性はあるかの?」
「・・・ある。」
むしろ確実に嗅いじまっただろうと言える。そのせいで発情期みたいになって、俺と絡みたいといったんだと思っている。
「やはりの。」
「でもその時発情臭はあいつからしなかったぜ?」
「そうかもしれぬの。じゃが発情状態になったのであればお主を誘うような匂いは少なからずは出ていたはずじゃ。発情の匂いが無臭に感じることは発情中や発情明けすぐだとよくある。そのせいで発情臭に気が付かず、お互いの匂いを嗅いでしまったのであれば、それが原因でお互いを意識しているのかもしれぬな。」
「んな、確かにそれはあり得る話だが、俺は鼻はいいほうだぞ?いや、むしろ、いいから、なのか?」
まるで俺たちの関係は発情臭をお互いに嗅がせ合って生まれたものだと言われた気がした。それはたまにある無理やり発情臭をかがせて発情させ、愛させる事件と同じと言われているかのようで、少しじじいを殴りたくなってしまった。
「手に力が入っておるぞ。大丈夫じゃ、お主はキオ君を大切にしているじゃろ?キオ君もお主といたまんざらでもなさそうじゃ。ガロ、経緯はともあれ自信を持ってよい。」
「・・・はい。」
諭されて手を握る力を抜く。確かにそうだ。たとえ経緯が何だったとしても別にいいじゃねぇか。俺がキオを好きなのはうそじゃない。発情だけのせいにはしたくない。
キオを置いてきたことばかりに気を取られてもいられない。マスタールームについたし、これからじじいとの話し合いだ。もちろんキオについてのことなんだけどな。
「さて、ガロ。儂としてもおぬしほどのものにこのような話し合いの場を設けたくはなかったんだがの。単刀直入に聞いたほうがいいかの?」
「あぁ、それで問題ないぜ。」
「良い目じゃな。なら悪しき気持ちはないということか。ではまず、なぜ連れてきたのじゃ?保護だけならばお主の家で過ごさせればよかったはずじゃ。」
確かにもっともな意見だ。俺の家に軟禁状態にはなるが、そうすればキオがじじいや他の奴の目に触れることはなかった。でもそれはキオの希望の一つを奪うことにもなる。
「いや、キオ自身が魔法を使いたいと願ったんだよ。家の中で使うわけにもいかないだろ?」
「それは言えておるの。ではキオ君は今まで加護に触れてこなかった理由は聞いておるかの?魔法を望むのなら10のときに一斉に加護を受けれたはずじゃ。」
「聞いてはいないが、理由はなんとなくわかってる。」
聞かれると思ってた質問からではなく、そこからの話か。まぁじじいに合わせて話すしかない。
「そういう言い回しをするということは、儂にも言いづらいことということじゃな。ではガロ、お主の用事は何じゃ?キオ君のことを話しに来たわけじゃないのか?」
「いや、聞かれたら話すつもりではいたが、本題はそこじゃない。俺は、Sランクを目指したいと思う。」
「何!?おぬしがSランクじゃと?」
まぁ驚かれてもしょうがないか。俺だって本当はAランクで満足しているんだ。でもキオを守るためにはSランクは必要になる。いや、できればそれ以上のランクすらも。
「あぁ、そうだ。それで家を出るならキオをずっと一人で家に置いておくわけにもいかねぇ。だからじじいに相談しに来たんだ。」
「なるほどの。おぬしはしっかり様々な街での依頼をこなした。後はギルド役員としての仕事を一定量こなせばSランクに昇格しても問題はない。問題はないが、それだと泊まり込みになるぞ?」
「あぁ、だからそこを相談しに来た。じじいが規定した1日の仕事量をこなしたら帰宅させてほしいんだ。」
やはりすさまじく渋い顔をされたか。かなり無茶な内容を頼んでいるのはわかる。普通役員の仕事はギルドに泊まり込みでこなすもので、覚えることもやることもすさまじい量があるからだ。
「まぁ、お主は仕事面での記憶力はいいからの。何とかなるじゃろうが、どうしてそこまでしてキオ君を守りたいと思うのじゃ?属性をあれだけ持っているというのは特殊じゃが、それを知ったのは今日じゃろ?」
「あぁ、あれには俺も驚いた。おそらくはキオの体質に関係してるんじゃないかと思ってるけどな。」
「む、何か特別な体質を持っているのかの?」
さて、どこまでいうべきか。じじいを信頼はしているが、ギルドマスターという職務上、さらに上であるギルドグランドマスターに報告しなきゃいけないだろうからな。しょうがない、少し濁すか。
「じじいは種族が変わる体質って知っているか?」
「ぬ!?おぬしがなぜその話を?まさか、キオ君がその体質ということか。」
さすがじじい察しがいいな。あながち間違ってはいないがそう勘違いさせるのが今はいいだろう。
「まぁそんなところだ。やっぱり知っているんだな。」
「その情報はSランクになれば否が応でも知ることになるがの。今話しても問題あるまい。おぬしは混種についてはしっておるかの?」
「あぁ、純粋な種族じゃなく、親がそれぞれ違い種からできた子だろ?そんな奴いっぱいいるじゃねぇか。」
「そうじゃ。いっぱいおる。そしてどちらかの親の種と同じ種となるから問題視はされにくかった。種族変異の事件が起きるまではの。」
「種族変異?そんなことがあったのか・・・」
聞いたことのない事件だが、何となく概要はわかる。おそらく混種のやつが別の種族になっちまったってとこだろう。少しキオの状況とは違う気もするが。
「そうじゃ。すぐにわかったと思うが親のもう一つの種族のほうに体が変化してしまったのじゃ。一時的じゃったがの。あまり起こっていない事件じゃし、すぐに魔法の誤作動ということで隠蔽され世間には広がっておらんがの。」
「Sランク連中で対応するってことか。それで、原因は何だったんだ?」
「それをお主に聞きたい。実はの、まだ解決されていないのじゃよ。どうしてそんなことが起きたのかすらもな。」
「まじか・・・」
これは面倒なことに首を突っ込んじまったな。そんなことになってたなんて知らなったんだからしかたねぇか。キオが狼種になった原因は話すしかない。
「お主は何か原因を掴んでいるんじゃないかの?」
「あー、そうだな。ちょっと言いづらいことなんだが、キオと行為をしたらキオは狼種の姿になった。」
「なに!?おぬしが抱いたというのか!?まさか発情期に任せ押し倒したのではないじゃろうな!?」
「ちげぇよ!確かに発情期と重なった時に保護はしちまったけどな。発情期が終わってから向うから求められたんだよ。」
あーもう、だから言いたくなかったんだよな。おれがそういったらこうふんするにきまってるから。とりあえず俺の否定で少し落ち着いたようだけど。
「そうか、それで、行為をしたのは一回だけなのかの?」
「いや、もう3回やったな。」
「3回もか!?おぬしがか!?まだ発情期が抜けてないんじゃないのか!?」
「そんなわけねぇだろ!俺は自分の体質は管理できる!」
「お主はそうかもしれんがの、キオ君はどうなのじゃ?あのくらいの見た目じゃから年齢は10以上ではあるじゃろうが、発情期の管理ができる子なのかの?最も発情の匂いはさせておらんかったがの。」
「え、あ、いや、確かにあいつはそういうのは無理だろうな。」
「ふむ、それではお主はキオ君に発情の匂いをかがせてしまった可能性はあるかの?」
「・・・ある。」
むしろ確実に嗅いじまっただろうと言える。そのせいで発情期みたいになって、俺と絡みたいといったんだと思っている。
「やはりの。」
「でもその時発情臭はあいつからしなかったぜ?」
「そうかもしれぬの。じゃが発情状態になったのであればお主を誘うような匂いは少なからずは出ていたはずじゃ。発情の匂いが無臭に感じることは発情中や発情明けすぐだとよくある。そのせいで発情臭に気が付かず、お互いの匂いを嗅いでしまったのであれば、それが原因でお互いを意識しているのかもしれぬな。」
「んな、確かにそれはあり得る話だが、俺は鼻はいいほうだぞ?いや、むしろ、いいから、なのか?」
まるで俺たちの関係は発情臭をお互いに嗅がせ合って生まれたものだと言われた気がした。それはたまにある無理やり発情臭をかがせて発情させ、愛させる事件と同じと言われているかのようで、少しじじいを殴りたくなってしまった。
「手に力が入っておるぞ。大丈夫じゃ、お主はキオ君を大切にしているじゃろ?キオ君もお主といたまんざらでもなさそうじゃ。ガロ、経緯はともあれ自信を持ってよい。」
「・・・はい。」
諭されて手を握る力を抜く。確かにそうだ。たとえ経緯が何だったとしても別にいいじゃねぇか。俺がキオを好きなのはうそじゃない。発情だけのせいにはしたくない。
10
お気に入りに追加
1,787
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
異世界二度目のおっさん、どう考えても高校生勇者より強い
八神 凪
ファンタジー
旧題:久しぶりに異世界召喚に巻き込まれたおっさんの俺は、どう考えても一緒に召喚された勇者候補よりも強い
【第二回ファンタジーカップ大賞 編集部賞受賞! 書籍化します!】
高柳 陸はどこにでもいるサラリーマン。
満員電車に揺られて上司にどやされ、取引先には愛想笑い。
彼女も居ないごく普通の男である。
そんな彼が定時で帰宅しているある日、どこかの飲み屋で一杯飲むかと考えていた。
繁華街へ繰り出す陸。
まだ時間が早いので学生が賑わっているなと懐かしさに目を細めている時、それは起きた。
陸の前を歩いていた男女の高校生の足元に紫色の魔法陣が出現した。
まずい、と思ったが少し足が入っていた陸は魔法陣に吸い込まれるように引きずられていく。
魔法陣の中心で困惑する男女の高校生と陸。そして眼鏡をかけた女子高生が中心へ近づいた瞬間、目の前が真っ白に包まれる。
次に目が覚めた時、男女の高校生と眼鏡の女子高生、そして陸の目の前には中世のお姫様のような恰好をした女性が両手を組んで声を上げる。
「異世界の勇者様、どうかこの国を助けてください」と。
困惑する高校生に自分はこの国の姫でここが剣と魔法の世界であること、魔王と呼ばれる存在が世界を闇に包もうとしていて隣国がそれに乗じて我が国に攻めてこようとしていると説明をする。
元の世界に戻る方法は魔王を倒すしかないといい、高校生二人は渋々了承。
なにがなんだか分からない眼鏡の女子高生と陸を見た姫はにこやかに口を開く。
『あなた達はなんですか? 自分が召喚したのは二人だけなのに』
そう言い放つと城から追い出そうとする姫。
そこで男女の高校生は残った女生徒は幼馴染だと言い、自分と一緒に行こうと提案。
残された陸は慣れた感じで城を出て行くことに決めた。
「さて、久しぶりの異世界だが……前と違う世界みたいだな」
陸はしがないただのサラリーマン。
しかしその実態は過去に異世界へ旅立ったことのある経歴を持つ男だった。
今度も魔王がいるのかとため息を吐きながら、陸は以前手に入れた力を駆使し異世界へと足を踏み出す――
勇者の股間触ったらエライことになった
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
勇者さんが町にやってきた。
町の人は道の両脇で壁を作って、通り過ぎる勇者さんに手を振っていた。
オレは何となく勇者さんの股間を触ってみたんだけど、なんかヤバイことになっちゃったみたい。
苦労性の俺は、異世界でも呪いを受ける。
TAKO
BL
幼い頃に両親と死別し苦労しながらも、真面目に生きてきた主人公(18)。
それがある日目覚めたら、いきなり異世界に!
さらにモンスターに媚薬漬けにされたり、魔女に発情する呪いを掛けられていたり散々な目に合ってんだけど。
しかもその呪いは男のアレを体内に入れなきゃ治まらない!?嘘でしょ?
ただでさえ男性ホルモン過多な異世界の中で、可憐な少女に間違えられ入れ食い状態。
無事に魔女を捕まえ、呪いを解いてもらうことはできるのか?
大好きな、異世界、総愛され、エロを詰め込みました。
シリアスなし。基本流される形だけど、主人公持ち前の明るさと鈍感力により悲壮感ゼロです。
よくあるテンプレのが読みたくて、読みつくして、じゃあ仕方ないってことで自分で書いてみました。
初投稿なので読みにくい点が多いとは思いますが、完結を目指して頑張ります。
※ たぶんあると思うので注意 ※
獣人、複数プレイ、モンスター
※ゆるフワ設定です
※ムーンライトノベル様でも連載中です
獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果
ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。
そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。
2023/04/06 後日談追加
姫を拐ったはずが勇者を拐ってしまった魔王
ミクリ21
BL
姫が拐われた!
……と思って慌てた皆は、姫が無事なのをみて安心する。
しかし、魔王は確かに誰かを拐っていった。
誰が拐われたのかを調べる皆。
一方魔王は?
「姫じゃなくて勇者なんだが」
「え?」
姫を拐ったはずが、勇者を拐ったのだった!?
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
【※R-18】αXΩ 懐妊特別対策室
aika
BL
αXΩ 懐妊特別対策室
【※閲覧注意 マニアックな性的描写など多数出てくる予定です。男性しか存在しない世界。BL、複数プレイ、乱交、陵辱、治療行為など】独自設定多めです。
宇宙空間で起きた謎の大爆発の影響で、人類は滅亡の危機を迎えていた。
高度な文明を保持することに成功したコミュニティ「エピゾシティ」では、人類存続をかけて懐妊のための治療行為が日夜行われている。
大爆発の影響か人々は子孫を残すのが難しくなっていた。
人類滅亡の危機が訪れるまではひっそりと身を隠すように暮らしてきた特殊能力を持つラムダとミュー。
ラムダとは、アルファの生殖能力を高める能力を持ち、ミューはオメガの生殖能力を高める能力を持っている。
エピゾジティを運営する特別機関より、人類存続をかけて懐妊のための特別対策室が設置されることになった。
番であるαとΩを対象に、懐妊のための治療が開始される。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる