そこは獣人たちの世界

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第一章

*寝床

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思った通りにキオと俺が食い終わったのはほとんど同じタイミングだった。というか結構ゆっくり食ってたつもりだったのにそれでも量の多い俺と同じ速さなんだよな。
多分だが、キオは噛む回数が多いんだな。いつもよく見ていたからわかることだが、顎が何度も動いていたもんな。種族的な問題かもしれねぇからそこに突っ込むのはなしだな。

「うーん、結構食べちゃって結構お腹いっぱいだ。」

「そうか、俺もだいぶ満足した。いつもありがとうな?」

「え?ううん。ガロには泊めてもらっちゃってるわけだし全然いいよ。」

あぁ、そうだ。結局ずっとキオを泊めているんだったな。ならそろそろいいだろうか?きっと恥ずかしがるだろうが、俺的にはずっとソファーで寝かせるのも悪いと思ってた頃だ。

「あぁそうだ、今日は上で寝るか?俺と同じベットになるが、ソファーで寝続けてると寝返りとかできなくて体が痛くなるだろ?」

「え、ガ、ガロと同じベットで?そ、その、ガロは狭くなったりしない?」

「あぁ、ベットは特注のでかなり広いからな。」

やっぱりちょっと恥ずかしいようだな。それともしかしたらだけど一緒に寝るのは悪いとか思ってるのか?あれだけのことをしてるのにな。

「う、で、でもなんで急に?」

「まぁさっ切ったようにずっとソファーで寝させるのも俺が気になっちまうってのと、やっと発情期時期の後処理が終わったからだな。」

なんだかんだ外に出たりキオと絡んだりで少し時間が足りなかったが、今日やっと発情期あとで残った匂いは消え切ったと言えるだろうな。汚したシーツも全部洗い切ったし。

「あ、そういえばきた後すぐに発情期だったんだよね。」

「そうだな、それがなければ別に初めからベットで一緒に寝るつもりだったんだ。だから別にいいだろ?」

「う、そ、その、じゃ、じゃあ洗い物終えたらまず部屋見せてくれる?」

「あぁ、いいぞ?」

なるほど、まず部屋を見てからねってことか。まぁ俺としては別に無理やり連れ込んじまってもいいんだけどな。なんて思うのはおかしいだろうか。
まぁ食後の片づけは大事だ。おとなしくキオと一緒にさっさと終わらせて、ちょっとおろおろとするキオを押すように部屋にと連れ込んだ。

「お、おぉ、部屋のほとんどがベットだ。そしてほんとに広いね。」

「だろ?これなら俺と一緒に寝ても狭くないはずだぜ?ほら来てみろよ?」

先にベットに座り込み横にくるようにベットを叩く。ちょっと緊張しながらだがおとなしく俺の横にチョンと座り込んだ。その瞬間の俺はかなり悪い顔になってたと思う。キオの上体をひっ捕まえてそのままベットにと押し倒す。

「が、ガロ!?」

「ほら、こうやってキオと俺が寝ても全然狭くないだろ?」

ベットに寝転ぶようにはさせたが、なにもそのまますぐ襲うつもりはなかった。だタこうして一緒に横になっても平気だと教えたかっただけなんだが、やばいな、強烈にしてくなってきちまいやがった。

「た、確かにこれなら全然狭くないね。狼のサイズでも一緒に寝れそうだし、多分人間サイズなら3人、つめれば4人は寝れちゃいそうだよ。」

「今はだいぶましになったが、以前はかなり寝相悪くてな。広くないと落ちちまうことが多かったんだ。だからこの大きさなんだ。」

寝相の悪さが改善されてからは広すぎるかとおもてったが、キオと一緒に寝れるからこの大きさにして正解だったと言えるな。

「そっか、え、えっとじゃあ、一緒に寝てるときにつぶしたりしないように、ね?」

「ん?おう、わかってる。けどなぁ・・・」

何だよ、結局キオも俺と一緒に寝たいってことかよ。恥ずかしがってすぐにはうんと言わないかと思ってたんだけどな。ちょっと思ってたのと違ったからいたずらしてやってもいいだろうか?
さっき押し倒した時よりもいっそうにキオの上にと覆いかぶさる。膝は曲げてるから顔はキオの目の前だ。俺もキオの漆黒の目をじっと見つめる。だめだな、いたずらだけじゃ済みそうにねぇ。

「え、えっと、が、ガロ?」

「なぁキオ、せっかく洗ったシーツにしたんだけどな。もう俺は我慢できなさそうなんだ、いいか?」

「え、えっと、いいかって、その、ここでするの?おふろじゃなくって?」

「あぁそうだ、駄目か?」

「う、あ、う・・・きょ、今日はお風呂が、いいな。」

なんだよ、ここはいいっていう場面じゃないのか?無理やり引っぺがしてやろうか。ん?いや待てよ?今キオは今日はって言ったよな?

「今日じゃなきゃいいのか?」

「だ、だって今日はその、ガロのコブまで入れるんでしょ?まだ二回だけど慣れたお風呂のほうがいいなって。」

「そうか、じゃあすぐにでも風呂に行くぞ?」

「うぇ!?」

もう待ってられない。キオを両腕で抱え上げて風呂まで運ぶ。多分俺が家の中で今までで一番速足だったと思うほどに、早く歩いちまった。

「お、お姫様抱っこ・・・」

キオはその間そんな風に小さくつぶやいて恥ずかしそうに強い作丸まっていたから運びやすかった。キオの世界だとお姫様抱っこという抱き上げ方になるんだなこの抱き方。姫なんて立場になくてもこっちの世界だと割とこの抱き方するやつは多いんだけどな。
というか、初めてキオと会った時に教会から運ぶときはこれで運んだんだが、あの時はよかったのか?あぁ、そうか。俺と同じか。いつの間にかそういうことに意識が行くようになったってことだな。
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