7 / 67
第1章 異世界転生
第7話
しおりを挟む
買い物をしてから一週間経った。
今日は、親戚連中や父の同僚達が集まり誕生パーティーだ。屋敷の入り口で来客に挨拶をしていると父の両親がやって来た。
まず祖父のロゼル・フォレスタ子爵。この土地を治める領主だ。そして祖母のデール・フォレスタ。
「おっ、久しぶりだなヴェル。また一段と大きくなったな」
「ありがとうございます。こうして大きく成長出来たのも皆様のお陰です」
「流石は神童と呼ばれた子じゃな。7歳とは思えぬ口ぶりよ。そうじゃ、ジュリエッタ、前に出て挨拶しなさい」
後ろに声をかけると、おじい様とおばあ様の後ろに隠れるようにしていた赤髪の少女が前に出た。
夢で何度も見た顔のはずだがやはり初見だ。自分のようなおっさんが言うと犯罪なような気がするが、実物はとても美少女だ。いや可愛くもある。後に聖女と呼ばれるのに相応しいと感じた。
「私は、ジーナス伯爵家の長女ジュリエッタ・ジーナスと申します。以後宜しくね」
「こちらこそ。私はヴェルグラッド・フォレスタと申します。ヴェルとお呼び下さい」
赤髪の少女は、おばあ様の遠い親戚でひとつ年上のお姉さんだ。
今日はジュリエッタお嬢様の両親が急遽王都に呼ばれたので、近場の親戚のおじい様の家に預けられたと聞かされた。
「それでは、お前達は年も近いし、遠縁だが親戚同士だ。身分など気にせずに仲良くするんじゃぞ」
「はい。友達がいないので嬉しいです」
そう答えると、おじい様たちは怪訝な顔でこちらを見る。何か変なこと言ったか?やはり客観的にみても過保護過ぎるんじゃないのか。7歳って言ったら向こうでは小二だし。
「そうだヴェル、玄関前での挨拶はもういい。お嬢さんの相手をしてやってくれないか?見たところ年頃の子供もいないようだ」
「はい。お父様。それではジュリエッタお嬢様。参りましょうか?」
「はっはい」
父は気まずいのか、俺が余計な事を言わないように追い立てる。友達一人いない息子にしたのはあなた達ですよ。別に恨んでるわけじゃないけど。
でも、この話は父のせいばかりでは無い気がする。この辺のくだりをもっと詳しく書いておくべきだった。そうすれば、この屋敷の周辺の子供達と仲良く遊んでたのかも知れないな。
それから、オレはお嬢様の手を引いて会場に顔を出した。パーティー会場はまだ食事の用意が整っておらず、今日この日の為に雇われた料理人や従者達がテーゼの指示の元で慌ただしく行きかっていた。
そう言えばこの部分は書いた気がするな。
邪魔になるのではと両親に許可を貰って、いつもの書庫で準備が出来るのを待つことにした。
書庫に入り机から椅子を出し、お嬢様に「さぁ、こちらにお掛け下さい」と椅子に腰掛けるように促す。
お嬢様は、書庫を見渡しながらそっと椅子に腰掛けた。それを確認すると自分はベッドに対面になるように腰掛ける。
自分の書いた物語では、ジュリエッタお嬢様はこの出会いをきっかけに母の没後、義母の嫌がらせから俺を守る為、親戚中を奔走し守ってくれた最重要人物だった。
転生前の最後の夢で、好きだと告白をする聖女様その人であり、今後の自分の人生を左右する運命の人だ。
物語の内容が変化していたら、この先の展開がどうなるか分からないが、今の状況ではこの出会いを最も大切にする必要がある。
「緊張は解けましたか?」
そう切り出すと、お嬢様は微かに固まっていた表情が解れる。掴みはオッケーかな。
「ええ。この書庫に来て幾分は。それよりも、ヴェルさんは何で神童って呼ばれているのですか?」
「えーと。家の者が面白がって言ってるだけですよ。たまたま3歳の頃に読み書き出来たことくらい?だから人前で言われると心苦しいと言うか恥ずかしいと言うか…」
そう答えると、ジュリエッタお嬢様は溜息を吐き、少し呆れた顔で言う。
「3歳で読み書き出来るなんてあまりと言うかいませんよ。この国の識字率を考えると奇跡と言っても過言じゃありません」
「機会があったら喜んで、と言いたいですけど勉強を教えるのは大人の役目でしょうから僕には大役過ぎると思いますよ」
「そっかな~。私はそうは思わないです。同年代のお友達に教えて貰う方が、やらされてる感が無くていいと思います。そうは思わないですか?」
「なるほど。そうかもしれませんね」
と言うか、これも子供同士の会話とは思えない。自分も貴族の子供だから言葉の教育を受けているにしてもこれではまるでお見合いだ。なんというか、もう少し、こう…
「あ、話をしていてちょっと違和感があるので、これからはヴェルと呼び捨てで呼んでもらえませんか?出来ることなら敬語もやめて欲しいです」
「それでは。お嬢様と付けるのは止めて欲しいな。それと、自分だけ敬語を使われるのは嫌だから、ヴェルも敬語はやめてくれると嬉しい…」
「それでは、ジュリエッタさんと呼びますね」
「それでいいわよ」
一つ上のお姉さんがクスッと微笑むと、足すと55歳越えのオレが年甲斐も無くドキっとしてしまった。
念のために言うとオレに少女好きな性癖は無い。ただ自分でもわかるくらい何もかもがリセットされたかのように、うぶな気持ちになっている。まさに初心に立ち返ると言う言葉がピッタリだ。
それからは、普段は屋敷で何をしているのだとか、好きな食べ物の話をして子供らしい会話で盛り上がった。
日本では社交辞令程度しか女性と会話した事がなかったけど、こうして女性と会話するのは楽しい。
もちろん、ここでも家族や従者達とも会話はしていたが、親子や主従関係という事もあってこんな風には話せない。自分の書いた物語の一部に過ぎないが、これはグッジョブと言っていいだろう。
今日は、親戚連中や父の同僚達が集まり誕生パーティーだ。屋敷の入り口で来客に挨拶をしていると父の両親がやって来た。
まず祖父のロゼル・フォレスタ子爵。この土地を治める領主だ。そして祖母のデール・フォレスタ。
「おっ、久しぶりだなヴェル。また一段と大きくなったな」
「ありがとうございます。こうして大きく成長出来たのも皆様のお陰です」
「流石は神童と呼ばれた子じゃな。7歳とは思えぬ口ぶりよ。そうじゃ、ジュリエッタ、前に出て挨拶しなさい」
後ろに声をかけると、おじい様とおばあ様の後ろに隠れるようにしていた赤髪の少女が前に出た。
夢で何度も見た顔のはずだがやはり初見だ。自分のようなおっさんが言うと犯罪なような気がするが、実物はとても美少女だ。いや可愛くもある。後に聖女と呼ばれるのに相応しいと感じた。
「私は、ジーナス伯爵家の長女ジュリエッタ・ジーナスと申します。以後宜しくね」
「こちらこそ。私はヴェルグラッド・フォレスタと申します。ヴェルとお呼び下さい」
赤髪の少女は、おばあ様の遠い親戚でひとつ年上のお姉さんだ。
今日はジュリエッタお嬢様の両親が急遽王都に呼ばれたので、近場の親戚のおじい様の家に預けられたと聞かされた。
「それでは、お前達は年も近いし、遠縁だが親戚同士だ。身分など気にせずに仲良くするんじゃぞ」
「はい。友達がいないので嬉しいです」
そう答えると、おじい様たちは怪訝な顔でこちらを見る。何か変なこと言ったか?やはり客観的にみても過保護過ぎるんじゃないのか。7歳って言ったら向こうでは小二だし。
「そうだヴェル、玄関前での挨拶はもういい。お嬢さんの相手をしてやってくれないか?見たところ年頃の子供もいないようだ」
「はい。お父様。それではジュリエッタお嬢様。参りましょうか?」
「はっはい」
父は気まずいのか、俺が余計な事を言わないように追い立てる。友達一人いない息子にしたのはあなた達ですよ。別に恨んでるわけじゃないけど。
でも、この話は父のせいばかりでは無い気がする。この辺のくだりをもっと詳しく書いておくべきだった。そうすれば、この屋敷の周辺の子供達と仲良く遊んでたのかも知れないな。
それから、オレはお嬢様の手を引いて会場に顔を出した。パーティー会場はまだ食事の用意が整っておらず、今日この日の為に雇われた料理人や従者達がテーゼの指示の元で慌ただしく行きかっていた。
そう言えばこの部分は書いた気がするな。
邪魔になるのではと両親に許可を貰って、いつもの書庫で準備が出来るのを待つことにした。
書庫に入り机から椅子を出し、お嬢様に「さぁ、こちらにお掛け下さい」と椅子に腰掛けるように促す。
お嬢様は、書庫を見渡しながらそっと椅子に腰掛けた。それを確認すると自分はベッドに対面になるように腰掛ける。
自分の書いた物語では、ジュリエッタお嬢様はこの出会いをきっかけに母の没後、義母の嫌がらせから俺を守る為、親戚中を奔走し守ってくれた最重要人物だった。
転生前の最後の夢で、好きだと告白をする聖女様その人であり、今後の自分の人生を左右する運命の人だ。
物語の内容が変化していたら、この先の展開がどうなるか分からないが、今の状況ではこの出会いを最も大切にする必要がある。
「緊張は解けましたか?」
そう切り出すと、お嬢様は微かに固まっていた表情が解れる。掴みはオッケーかな。
「ええ。この書庫に来て幾分は。それよりも、ヴェルさんは何で神童って呼ばれているのですか?」
「えーと。家の者が面白がって言ってるだけですよ。たまたま3歳の頃に読み書き出来たことくらい?だから人前で言われると心苦しいと言うか恥ずかしいと言うか…」
そう答えると、ジュリエッタお嬢様は溜息を吐き、少し呆れた顔で言う。
「3歳で読み書き出来るなんてあまりと言うかいませんよ。この国の識字率を考えると奇跡と言っても過言じゃありません」
「機会があったら喜んで、と言いたいですけど勉強を教えるのは大人の役目でしょうから僕には大役過ぎると思いますよ」
「そっかな~。私はそうは思わないです。同年代のお友達に教えて貰う方が、やらされてる感が無くていいと思います。そうは思わないですか?」
「なるほど。そうかもしれませんね」
と言うか、これも子供同士の会話とは思えない。自分も貴族の子供だから言葉の教育を受けているにしてもこれではまるでお見合いだ。なんというか、もう少し、こう…
「あ、話をしていてちょっと違和感があるので、これからはヴェルと呼び捨てで呼んでもらえませんか?出来ることなら敬語もやめて欲しいです」
「それでは。お嬢様と付けるのは止めて欲しいな。それと、自分だけ敬語を使われるのは嫌だから、ヴェルも敬語はやめてくれると嬉しい…」
「それでは、ジュリエッタさんと呼びますね」
「それでいいわよ」
一つ上のお姉さんがクスッと微笑むと、足すと55歳越えのオレが年甲斐も無くドキっとしてしまった。
念のために言うとオレに少女好きな性癖は無い。ただ自分でもわかるくらい何もかもがリセットされたかのように、うぶな気持ちになっている。まさに初心に立ち返ると言う言葉がピッタリだ。
それからは、普段は屋敷で何をしているのだとか、好きな食べ物の話をして子供らしい会話で盛り上がった。
日本では社交辞令程度しか女性と会話した事がなかったけど、こうして女性と会話するのは楽しい。
もちろん、ここでも家族や従者達とも会話はしていたが、親子や主従関係という事もあってこんな風には話せない。自分の書いた物語の一部に過ぎないが、これはグッジョブと言っていいだろう。
0
お気に入りに追加
141
あなたにおすすめの小説
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

~僕の異世界冒険記~異世界冒険始めました。
破滅の女神
ファンタジー
18歳の誕生日…先月死んだ、おじぃちゃんから1冊の本が届いた。
小さい頃の思い出で1ページ目に『この本は異世界冒険記、あなたの物語です。』と書かれてるだけで後は真っ白だった本だと思い出す。
本の表紙にはドラゴンが描かれており、指輪が付属されていた。
お遊び気分で指輪をはめて本を開くと、そこには2ページ目に短い文章が書き加えられていた。
その文章とは『さぁ、あなたの物語の始まりです。』と…。
次の瞬間、僕は気を失い、異世界冒険の旅が始まったのだった…。
本作品は『カクヨム』で掲載している物を『アルファポリス』用に少しだけ修正した物となります。

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。

神器の召喚術師──魔王軍に狙われた幼なじみを守ろうと召喚したのは、伝説の聖剣だった
悠木サキ
ファンタジー
召喚術帥──それは天界に存在する幾多の神々、天使、精霊、使い魔を召喚する魔術師。
地方都市『ビブリア』の魔法学校に通う少年、ハートは使い魔のひとつも召喚できない落ちこぼれ生徒だった。
そんな彼をいつも励ましてくれる幼なじみの美少女リルフィリアは、使い魔より高位の存在である天界の精霊を召喚し、さらには天使をもその身に降ろす『降霊術』すら可能とする才女だった。
ある日、『降霊術』によって天使をその身に憑依させたリルフィリアは、その才覚を買われ王都にある最高学府──大魔法院に派遣されることとなる。
王都へと旅立つリルフィリアを見送るハートであったが、その道中、魔王の軍団に一行が急襲される。
護衛の騎士団がつぎつぎと倒れるなか、ハートはリルフィリアを守るために必死の思いで召喚術を唱える。
術の発動とともにそこに出現したのは、精霊でも使い魔でもなく、一振りの光輝く剣──神話に言い伝えられる聖剣『カエルム・グラディウス』であった。
リルフィリアが持つ『天界と繋がる力』を狙って、天界侵攻を目論む魔王軍と、ハートとリルフィリアのもとに集った最強の戦闘術技を持つ仲間たちとの冒険と戦いがここに始まる。
※話を進めるのを重視して、風景描写とか難しそうな書き方は省略しています。
お気軽にお読みください。
https://twitter.com/q2cfw7SMhx92176
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる