俺のスキル『性行為』がセクハラ扱いで追放されたけど、実は最強の魔王対策でした

第41話 洞窟の誓いと成長

洞窟の暗闇を抜け、アレンとマリアはついに洞窟の入り口にたどり着いた。

二人の頬には満足感が漂い、その顔には達成感と幸せな表情が浮かんでいた。

アレンはマリアをゆっくりと下ろし、洞窟の出口から差し込む柔らかな光に目を細めた。

「とうとう洞窟の外だよ」

アレンは少し照れたように微笑んで、マリアの肩を軽く叩いた。

アレンのその姿に、マリアも頬を染めながら微笑み返した。

「アレンのおかげでここまで楽しい時間が過ごせたわ。……でも、外に出ると少し寂しいわね」

その一言にアレンは驚き、思わず笑みを浮かべた。

「そうかもしれないな。けど、またどこかで二人だけの時間を作ればいい。俺たちは、ずっと一緒にいられるんだから」

マリアが静かに頷き、互いに笑い合う。

その瞬間、アレンはふと自分のステータス画面を確認してみた。

すると、思わぬ事実が目に飛び込んできた。

「レ、レベルが…………２４になってる…………！？」

その驚きに、マリアも慌てて自分のステータスを確認する。

彼女もまた、自分のレベルが１２に上がっていることに気がつき、目を丸くした。

「すごいわ、アレン。二人ともこんなに成長してるなんて…………。あの『性行為』スキルの効果がこれほど強いとは」

アレンは嬉しさを噛み締めながら、改めてマリアの手を取った。

「マリア、俺たちはこれからもこの力をうまく使っていこう。お前と一緒なら、どんな困難も乗り越えられる気がする」

「うん、私もアレンとなら、もっと強くなれる気がする！」

二人は出口から差し込む光の中でしっかりと手を握り合い、これからの冒険への期待に胸を膨らませた。