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プロローグ

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俺は物心ついた時からずっとダメだった。

ずっと友達もできず、ネットとかで目立ってるわけでもなく、20歳の今でもきっと異世界アニメのキャラで例えたら、最初らへんで死ぬモブキャラなんだろう。

そんな俺にも夢というかなんというかやりたい事があった。それが異世界転生だ。

言ってることが完全にオタクだけど、人生やり直したかった、魔法がある世界で。

もうこの世界には失望した。何があろうと、俺は絶対に、逃げたりしない。だから、神様!
こんな俺でも、見捨てたりしないでくれ!

その時、何が起きたか。
何も起こらなかった。

そうだよな、やっぱりこの世界に貢献出来ないゴミクズニートの俺には救う意味とかねぇよな.......

沈黙が続くなか、(わざと)
「おい、いい加減聞けよ、このゴミクズニート!」
あれ?
いつの間にか妹と両親がいた。


「お前に大事な話がある」
「はぁ」
うん、なんだろうね。少しだけ期待しようかな。

「ちなみに大事な話ってな…」

「「「出てけ!!!」」」

もういいお前らにはうんざりだ!期待した俺が馬鹿だったよ!

結局家出しちゃた。

「やぁ、君はもしかして新入りかい?」

俺が最初に行ったのはホームレスの集まり。

「今日からお世話になります」

俺はここで過ごすことにした。

ほんと俺ってダメだよな。

そんなことをたまに思いながら俺のホームレス生活は続いていった。







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