『白薔薇』のマリオネット

龍賀ツルギ

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最終章 僕たちの未来へ☆

最終回 僕たちの未来へ!

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◈成田空港
音成と左腕を肩から吊ったジュディがランディとマルディを見送っていた。

「ランディ、マルディ。本当に世話になった。礼を言う。
ありがとう。」

音成がランディとマルディと握手をかわす。

「ランディ、マルディ、悪いな。俺だけ日本に残る事になって。」

ジュディも去りゆく二人と握手。

ランディ
「いいさ。それに好きな相手が出来たら平和な世界で生きて行くのはいい事だ」

「ランディ。お前はまだ戦場にいるのか?」

ランディが本当は戦場が嫌いなのを知っていた音成が尋ねた。

「実は副長。私の家の借金もようやく返済出来そうなんです。
それに何万ドルもかかる妹の手術資金の目処もつきました。あと半年くらいかな?
そうしたら私も傭兵を引退して家に帰るつもりです。」

「そうか!それは良かった!生き延びろよ。その時また再会を祝いあおう。」

ジュディ
「マルディはどうすんだよ!お前は借金なんかねえだろ?」

ジュディが口癖の乱暴な口調でマルディを問い詰める。
マルディは苦笑しながら。

「へっ…アタシが爆弾も使えない世界でいったい何すんのさ?
音成ならアタシの事分かるよね。」

マルディの表情に寂しそうな影が浮かぶ。

「なんだよ!それじゃ最後に来るものが決まってんじゃねえの?」

ジュディはマルディの事がそれなりに心配なのだが、音成には理解していた。
マルディは戦場でしか生きられないのだ。
戦場で己を見つけてしまった者の宿命。

「ジュディ。もう言うな。ランディ、マルディ。もう時間だな。」

「はい!お元気で!副長」

「じゃあねっ!音成、ジュディ。『笑』」

音成とジュディが敬礼してランディとマルディが敬礼で返す。

飛行機に向かう二人の背に大きな声で綾人と和希の声が響いた。

「マルディ!なんだよ!水くせえよ!
黙って行こうとするなんてよ!
俺も和希も学校はばっくれちゃったよ!
ありがとうーマルディ!ランディ!ありがとー!!!
『涙』」

「ランディさん。マルディさん。ありがとうございましたー!さようならー『涙』」

力いっぱい手を振る二人の少年に手を振り、ランディとマルディは飛行機へと向かっていった。
ーーーーー

☆貴也
僕は白薔薇の制服を来て、船に乗ろうとしていた。
ああっ…僕は戸倉に斬られたんだっけ…
そっか。じゃあ…仕方ないな。
戦いすぎて疲れちゃったし。
雪彦やトモやジュンにも会えるかな?
船に乗ろうとしたらガシッと強く肩を掴まれた。
なんだよ?一体。
するとジュンが怒った顔で僕の肩を。
ジュンも白薔薇の制服で、ただ首輪と枷は嵌めてない。

「なにするんだよ?ジュン。」

「貴也。お前はその船には乗らないぜ!
いやっ乗せねえ!
その船は俺とトモと雪彦だけが乗るんだ。
お前には生きてやる事が有るだろう。」

なっ…何を勝手な…

「嫌だよ!もう!僕が今までどれくらい辛かったか?
愛した家族をめちゃくちゃにされて性奴隷に落とされての地獄の日々、それから血反吐を吐く思いをしての戸倉との戦い。
もう嫌なんだよ!疲れたよ!僕も一緒に行くからね!」

雪彦「それは駄目だよ貴也…」

トモ「風太が可哀想だろ…」

見ると雪彦とトモも白薔薇の制服だけ着てジュンの横に。

貴也「何をみんな勝手な…僕は充分にやっただろ!
どうして僕にそんな事言うんだよ?」

ジュン「それはお前はまだ頑張れば生きられるからだ。
俺やトモや雪彦さんはもう生きられないんだぜ。『苦笑』
きっと…お前にはまだやる事が有るんだよ。
それに風太を悲しませるな。
最後に貴也。マモルによろしく伝えてくれ。
強く生きろってさ『微笑』」

雪彦「トモはヒカルへの言伝を貴也にお願いしなくていいの…?」

トモ「うん…別れは済んだから僕はいいよ…
貴也…さようなら…
今までありがとう…『微笑』」

雪彦「じゃあ…貴也…僕も本当にお別れだ!
もう力も貸せないけど…
貴也、お前は立派になった…
貴也は僕の弟のように思っていたよ…
強く生きろよ!貴也!」

貴也「みんな…みんな…僕だけ…置いていくの…
うう…うう…トモ…ジュン…
雪彦…さようなら…『涙』」
ーーーーー

「こっ…ここは?」

貴也は病院のベッドで目を覚ました。
あれっ…?僕…なんで病院に…
確か…僕は戸倉に…斬られた?
えっ…?なんで生きてるの?
そこにいた看護師さんが目を覚ました僕を見て、慌ててドクターに連絡した。

ーーーーー
綾人「貴也。やっと目を覚ましたな。
お前はもう三ヶ月以上寝ていたんだぜ!
それから俺たちが毎日交代でここに誰か詰めるようにしたんだ。
今は俺だけだけどな。後からみんな来るからさ。」

そっか、もう三ヶ月も僕は昏睡していたんだ。
だから髪がこんなに伸びて…
それに綾人の姿はブレザーじゃないか?

「ああ。これな。俺、高校に行きだしたんだ。ミチルも高校にな。ただ俺は陸上をやる事になって陸上部が強いとこだけど、ミチルとは違う高校なんだ。
ミチルは役者になる事にして芸能クラスがある高校に行ってる。
田代のおっさんが色々と面倒見てくれてさ。」

へぇ?ミチルと綾人が高校へ。
ミチルは確かお母さんが女優だったな…

そこへカオルと和希が病室に訪れた。
和希も綾人と別のブレザー。
カオルは…えっ…和服!
それに黒く細長いケースを持っていた。

カオル「ああ。これは三味線や。
僕は田代先生の口利きで三味線奏者になるための修行をしとるんや。
学校には行っとらん。
三味線奏者に学歴はいらんしな。」

和希「僕も高校に行ってる。それと父さんと暮らしているんだ。
まだ父を完全に認める事が出来ないけどカオルに怒られてね。
愛してくれる父親がマゾ奴隷だからってそれがなんだって。」

するとカオルが鼻をこすり照れながら。

カオル「うん…僕みたいに誰もおらんように、なった者から見たら和希が羨ましくてね。」

するとまた病室のドアが開き今度は優、ソラが現れた。優とソラは高校の制服を着ている。
ミチルは私服。
凄くオシャレな着こなし。
ミチルってこんなにオシャレだったんだな。

ミチル「貴也。調子はどう?」

ミチルに尋ねられて貴也は苦笑した。
今までずっと寝ていたんだよ。

貴也「ミチル。俳優を目指すんだって。綾人から聞いたよ。」

ミチル「うん。母も女優だったからかな?端役だけど舞台にも上がったんだ。」

貴也「優とソラは同じ学校なんだな。」

優「それだけど聞いてくれよ。学校は同じで学年も同じ1年なのに、ソラは普通科コースで俺は進学コースなんだぜ!
ソラは学校生活をエンジョイしてんのに、俺は教科書漬けの日々。
ましてや石山のタコオヤジの所に帰ると家庭教師が何人もいて勉強漬け。
これじゃ白薔薇時代よりきついぜ!」

ソラ「仕方ないじゃん。優は石山さんの養子で将来石山グループを継ぐんだから。
石山グループの将来の為に小田さんや小夜子さんも優付きの側近になったんでしょ。」

貴也「養子?じゃあ優は名字も変わったの?」

「いや。名字は風間のまま。タコオヤジがそれでいいってさ。でもプレッシャーだぜ!石山グループってどれだけ人がいると思ってんだよ。
それをみんな俺一人が背負うのかよ。」

貴也は苦笑せざるを得ない。
ただ優は良いリーダーになれると確信していた。
優には不思議な器の大きさが有る。
石山さんもそれが分かるんだろうな。

そこにガチャリとまたドアが開き、春物ブルゾンを着て大人っぽくなったヒロ、みんなと違うブレザーを着たヒカル、そして風太が部屋に入って来た。それから傷も癒えたマモルも。
マモルは鉄大人の言伝を伝えるためだ。

貴也「ヒロ、ヒカル、風太。マモルさんもですか?」

マモル「ああ。俺は鉄大人から伝言を頼まれてな。
でもそれは最後でいいよ。」

貴也「そうですか?あのマモルさん。僕もマモルさんに伝える事が。
ジュンからです。
後で二人きりでお話します。」

マモル「ジュンから?ああ。そうか、わかったよ。後で話そう。」

ヒロ「貴也。お帰り。」

ヒロは貴也に手を差し出し貴也もそれに握手で返す。

貴也「ヒロ。君はどうしたの?」

ヒロ「ああ。俺は働いてるよ。学校は性に合わないし、自分の力で立てるようになりたくてな。」

優「全く石山の親父が支援するって言ったのに断りやがって。遠慮すんなよ。」

ヒロ「『苦笑』遠慮じゃないさ。自分の足で立ちたいんだ。強くなりたいしな。」

貴也「ヒカルは?」

ヒカル「うん。僕はあえて支援は受けたよ。まだ自分がどう生きるか分からないから。でもこれからゆっくりと探すつもりさ。
それより風太だよ。
一番驚いたのは。」

貴也「??」

ヒロ「風太は画家を目指すんだ。風太の書いた絵をある有名な画家の先生が気に入ってくれて住み込みの内弟子になったんだ。」

優「めっちゃむかつく親父!絵の才能だけが世の中で価値があると信じてやがる。
俺に会った時に言った言葉が君はつまらない感性の人間だなあ!だぜ!
弟子の友達に言うか、ふつー!ぶん殴ろうと思ったぜ!」

ヒカル「あっ…それ僕も言われた。『笑』」

優「笑うとこか?」

貴也も苦笑しながら風太に尋ねた。

風太「うん。宗竹先生は口は悪いし、変わり者だけど画家としては凄い先生だよ。
先生に教わると絵がどんどん上手くなるのがわかるもん。
でもごめんね。優。」

優「別に風太のせいじゃねえよ。」

貴也は改めてみんなを見回した。
風太、ヒロ、ヒカル、優、ソラ、ミチル、和希、カオル、綾人、そして僕…
みんなが自分の足で自分の目指す道を歩き始めているんだ。

ヒカル「ああ。貴也。柴野純子さんも無事に退院したよ。今でも刑事として真山さんと赤坂東署で刑事をやってる。
会った時に真山さんに相変わらず怒られてるってぼやいてた。
あっ純子さんのお母さんの片瀬茜さんも警視庁でさらに出世したみたい。
今じゃ大物女性キャリアだって。」

綾人「なあ。百里様にも笑えたよな。
あの人また六本木の高級SM倶楽部で女王様として働き出したんだ。
ただ会った時にめっちゃぼやいていたのが、いじめるのが、金持ちのマゾのおっさんばかりだから、全然楽しくないって愚痴ってた。
仕方ないじゃんなあ!お客様なんだから!」

室内に少年たちの笑い声が響く。

カオル「実は村雨様はまた科学薬品の会社で働く事になったんや。
田代先生が口を効いてくれてな。
さっき村雨様に貴也の事を連絡したら、ほんに喜んどってな。また顔を出す言うとった。そん時は僕も一緒に来るわ。」

そうか、百里様、村雨様、警察でお世話になった人達。
石山さん、田代さん、音成さん。そして鉄大人。

貴也「みんなお願いが有るんだ。手を出して。
あっマモルさんもお願いします。ジュンの代理として。」

ヒロが僕の意を汲んで、手を差し出すと、みんなが僕のベッドを囲んで手を差し出す。

ヒロ、カオル、優、ソラ、ミチル、綾人、ヒカル、和希、マモルさん、そして風太。
僕は風太の上に手の平を重ねる。

貴也「みんな…生きて…ここにいる。
僕らは白薔薇で出会った。
辛いこと…苦しいこと…そして楽しいことも…全て分かち合った!
家族であり仲間。
ジュン、トモ、雪彦はいないけど彼らはみんなの心の中に生きている。
これからどんな辛く苦しい事があっても助け合おう!
そしてみんなで胸を張って歩き続けよう!
未来を手に入れる為に!」
ーーーーー 
◈貴也は病院を退院後、鉄大人の所を訪ねた。
大人は日本のフィクサーとしての地位を下りて、最上老人に後を託した。そしてマモルは書生として最上老人に仕える事になった。
マモルもこれから最上老人に数多くの事を学ぶ事になるのだろう。
鉄大人が語るのは。

鉄大人「マモルが俺みたいなフィクサーになれるかどうかは分からん?
後は本人の器量次第だ。」

そして鉄大人の所に残るのは音成と瀬尾夏樹の女性二人。

「俺の所には音成となんでかなあ瀬尾さんが残っているんだよなあ!
この前も短足猫を馬鹿にしたら本気で空気注射をされそうになった…はぁ…」

鉄大人はため息をつきながら笑って語っていた。
そして貴也は鉄大人に別れを告げる。

「貴也。行くのか?」

「はい。鉄大人。僕はこれから自分がどう生きて行けばいいのか?分からないのです。
それに僕は世の中の事を知らなすぎます。
ずっと白薔薇にいましたから。
だから旅をして色々と知りたい。
いろんな人々に接して僕がこれから何を成すべきか。
しっかりと考えたいんです。
だからこその旅なんです。」

貴也はパーカーにツーリングパンツ、ハイソックスにランドナーシューズを履いていた。
旅用のランドナーにも荷物をくくりつけ、日本中を旅するつもりだった。

「そうか。
実はお前もマモルと二人で最上のジジイの所で学ばせるつもりだったが、それもいいだろう。
色々と見て来い。
人の美しさ、醜さ、人の世は複雑怪々なもんだ。
もっともだから面白いんだ!
人生は楽しめ!
これが俺の教えだ。『笑』」

貴也はランドナーを駆り海辺を走る。
目の前には晴天の空。
富士山が遠くに見えていた。
海岸の風を浴びながら、まだ知り得ない未来に向かいランドナーを走らせる。
希望に胸を膨らませて…
それはみんなも一緒だろう…

☆僕たちの人生はまだ始まったばかりなんだ❗


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感想 10

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みんなの感想(10件)

ソラ
2024.05.20 ソラ

返信頂きありがとうございます😭
ホントこのお話大好きで時間あれば読み返していい話だな!と大好きすぎて何回も愛読しています!ホントすみません💦
貴也の白薔薇の子たち家族思いの優しさ、家族守る我慢強さかっこいいし泣けます!
風太やソラの貴也を兄様!って慕う可愛さホント泣けます。
戸倉と対決し、腹切られた貴也くん。意識朦朧の中
風太の涙が頬に落ち、風太をかなしませるな!って言葉で意識戻った貴也には号泣してしまいました!
涙もろかった貴也が、悲しませるな!の言葉で
風太の元に意識戻ってきた話感度しました!
貴也家族思いで強いし、優しいし、カッコいいし、鳥肌たちました!
風太、ソラも兄様兄様!って言うのも可愛すぎます


ぜひ続編、白薔薇前編もしありましたら御期待しています。 ホント大好きすぎて白薔薇ファンです!
長文申し訳ございません💦

2024.05.21 龍賀ツルギ

大ファンなどと言われて本当に恐縮してしまいます😅
でもそのようにこの作品を好きと言ってくれる方がいる事で、白薔薇のマリオネットを書いて良かった。と心から思います。
今はまだ白薔薇にまつわる話を思いつきませんが、何か白薔薇の世界観の延長で良い話が出来たら書いてみるかも✨
☆ソラさん。ご愛読ありがとうございました🙇

解除
ソラ
2024.05.19 ソラ

白薔薇マリオネットのお話何回も愛読させてもらってます。いい話すぎて大好きな小説です
白薔薇マリオネット続編あれば期待しています。
是非また読ませていただきたいです。

2024.05.19 龍賀ツルギ

僕は文章の基本も分からず、小説の書き方も知らずに、ただ思うままに書き続けた作品をここまで評価して頂き本当に嬉しいです✨
初期の頃はやたらに絵文字をいれたり、また単語の打ち間違いも多く、気づいたら訂正しているような作品ですのに恐縮の限りです。
白薔薇をいよいよ終わらせる時に、どうしようか悩んでいる時にソラさんからの感想を読んで、本当に勇気づけられました✨
お礼を言いたいのは僕の方です。
白薔薇のマリオネットをご愛読頂き本当にありがとうございました🙇

😺続編は今の所は考えてはないですが、好きなキャラはおりますのでスピンオフで短編を書く事は有るかもしれません。
その時はまたご愛読よろしくお願いします✨

解除
2024.05.17 ユーザー名の登録がありません

退会済ユーザのコメントです

2024.05.18 龍賀ツルギ

うさぎさん。
ありがとうございます🙇
最高に嬉しい褒め言葉です✨

解除

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