『白薔薇』のマリオネット

龍賀ツルギ

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最終章 僕たちの未来へ☆

☆劇的な再会

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☆ソラ

檻の中にソラはただ一人。
心細くなりシクシクと啜り泣いていた。
ミチルは大丈夫なの…?
これでミチルともお別れなの?
僕とヒカルは海外に売り飛ばされてしまうの?
そんなソラを見て、見張りに残った青島と田村は檻の中のソラを見ていやらしい笑いを貼り付けている。

「なあ青島。このガキ本当に可愛いよなあ。
まるで女みてえだな。
このガキなら俺は刺さるな。『笑』」

「へえ。田村。そうなのか?
俺は男好きだから最初からこいつを犯すつもりだったぜ。
じゃあ田村にはしゃぶらせてやるから俺はケツをもらうぜ!
おい!淫売!今から俺と田村がお前と3Pを楽しませてもらうぜ!」

ーーーーー
クチョックチョックチョッ!
ズボッズボッズボッズボッ!

ソラは檻の外に連れ出されて、四つん這いにされていた。
手枷だけ鎖を嵌められて、足枷の鎖は外されていた。
足に鎖を嵌めていると、ソラの動きがヨチヨチしていて、青島と田村をイラつかせるためだ。
ソラは白ハイソックス裸で首輪の鎖を青島に握られている。
青島はズボンを下ろしソラの尻肉を激しく犯して、田村は青島に首輪を引かれたソラの髪を鷲掴みにして、ソラの可憐な口中に太い魔羅を突っ込んでいた。
田村は醜悪な醜男なので、女には縁が無く、性欲だけは以上に強いので風俗に行っても風俗嬢に嫌がられて出禁になる店がいくつも有るくらいだった。
実際フェラチオさせられてるソラにとっても、相手が年配者でも白薔薇の客は身分の高い相手が多く
調教師の金太郎も身体は身綺麗にしていて、これほど汚らしい相手をしゃぶらされたのは始めてだった。
あまりに臭い肉棒に、ソラは嘔吐したい苦しさに必死に耐えて、一生懸命にフェラチオをしている。

「うっほ~!このガキ…めちゃくちゃフェラうめえ!
風俗の女なんか勝負にもならねえ!
青島!俺…このガキ!俺が欲しい!」

気持ち良さに喘ぐ田村に、ソラの肛門を犯していた青島が答える。

「はぁ!はぁ!はぁ!はぁ!はぁ!はぁ!こいつはすげえ!
ガキなのになんてケツの振り方がうまいんだ!
こんな気持ちのいいケツは始めてだぜ!
犯していても、肛門の筋肉が微妙に動いて俺のチンポを刺激しやがる!
白薔薇の奴隷!すっげ~!
生きた最上級のダッチワイフだぜ!こいつらはよ!」

田村はあっと言う間に昇天して、ソラの口中に大量のスペルマを放出した。
ソラは白薔薇でのマゾ調教から田村の白濁液を喉を鳴らしながら飲み込んでいく。
青島もソラの肛門に大量のスペルマを放出した。
青島も田村も激しく肩で息をしていた。
🤍白薔薇の奴隷…すげえ!
二人共、生まれてこれほどの美肉を経験した事が無かったのだ。
ソラは行儀良く正座をしながら唇の端から、白い田村の愛液を滴らせている。
可憐な瞳からは澄んだ哀泣が流れていた。

「なあ!田村。ここからこのガキ連れてバッくれようぜ。
俺…このガキ。手放したくねえ。
松本が戻って来る前によ。」

「青島!大賛成!『笑』」

青島と田村はズボンを引き上げると武器と金目の荷物を持ち、ソラの首輪を引いて猿ぐつわをして、外に置いてあるプリウスに乗せようとしたその時!

メグ
「ソラは私たちがもらうわよ。」

青島の前にブロンドヘアーで革ジャンを着た女のメグと、戸倉が上海から呼び寄せた黒スーツを着たロンが立っていた。
さらに日本で雇い入れた配下が二人。

「なんだ!このアマ!」
「ぶっ殺すぜ!」

青島と田村は銃を抜いて、メグとロンに近づいていく。
必ず当たる射程距離まで寄せるためだ。銃は少し離れるだけで意外と当たらないのだ。

メグは微笑しながら後ろに下がり、ロンだけが両手をブラリと下げて立っていた。
青島と田村はある程度の距離に来ると銃を発射。
その瞬間ロンは銃の射線をかわすとあっ!と言う間に二人に近づくないなや左腕を二閃させて青島と田村の頸部を切り裂いた!
配下の二人はロンの手際を見て、恐怖に
青ざめている。

メグ
「お見事!ロン!」

メグはプリウスからソラの髪を掴んで引きずり下ろすと、ソラの猿ぐつわを外した。
ソラの顔が恐怖のあまりに、瞳がカッと開かれる…

「メっメグさま…『震え』」

「ソラ。ひさしぶりね。なんでお前たち、戸倉様の前から姿を消したの?
戸倉様はお怒りよ。『笑』」

「あ…それは違います。
はっ…僕たちは…香坂に拉致されたんです!
自分たちで…白薔薇を逃げ出したのでは!ありません。『泣』」

ソラは恐怖で声を震わせながら必死にメグに弁解をした。
しかしメグは冷酷な眼でソラを一瞥し、ソラに悪魔の宣告を与える。

「ソラ!問題はね戸倉様がお怒りなのが問題なのよ。
お前と風太は上海で見せたわよね。
出来の悪い奴隷少年がどんな刑罰を受けたか。」

そしてメグは悪魔の笑いをしながらソラの耳元に妖艶な唇を当てて!

「ソラ。お前が見た上海の少年奴隷のようにお前はなるんだ。
手足を切断されて、栄誉剤入りチューブを身体に取り付けられて、尻穴と口を常に客に犯されてる哀れな置物。
あっもう縛られる事は無いから大丈夫。
だって手足が無いんだものね!
ホホホホホホホホホホホホ!」

怪鳥のようにけたたましく笑うメグ。
さすがに戸倉の悪魔の片腕だ。
ソラは絶望のあまり声も出せず、ただ震えるのみ…
僕は…もう…駄目だ!
地獄に落ちるんだ!

「ソラ。大丈夫!助けにきたよ!」

なっなんなの?誰?
メグが一瞬辺りを見渡した瞬間。
ロンがメグをはじき飛ばす。

バン!バン!バン!
9ミリの乾いた銃砲がメグの避けた射線を抜ける!

「ソラ!走れ!こっちに来るんだ!」

幸いに足枷の鎖は外されている。
ソラは声のする方へ命がけで必死に走る。

あの声は…澄んだ美しいソプラノの声の持ち主は…

くっ…メグの配下の二人は懐から銃を抜くと、ソラに向けて発砲しソラの足元に着弾する。
ソラは声のした壁の影に飛び込んだ。
転んだソラを抱き起こし左脇にソラを抱きしめた少年。
ソラの視界のその少年の像が歪む。
ソラの瞳から大量の涙が流れ出たのだ。

ああっ…貴也…貴也なんだね…❗

貴也「ソラ。もう大丈夫だよ。
ソラは僕が守る!」

貴也は優しくソラに向けて微笑んだ。
貴也はシャツにジーンズとコンバットブーツを履き身体にコートを羽織って、まるで映画のストリート・オブ・ファイヤーの主人公のような衣装。
そしてヒロインを守る騎士のように左腕にソラを抱え、右腕に白薔薇の襲撃者から奪ったH&KのP10。
銃弾もたっぷりと確保してあるぜ!

「メグ様。久しぶりですね。
ソラは連れて行きますよ。
ここは見逃してあげますから、どこかへ逃げてもいいですよ。」

メグは顔を真っ赤にして貴也を睨んだ。マゾ奴隷の分際で何を言っているの?

「ふざけるんじゃないわよ!
ちょうどいいわ!貴也!お前もここで捕まえて戸倉様の所へ引き立ててやる。
お前もソラも手足をちょん切って、生きる屍のマリオネットにしてやるわ!
ロン。貴也は殺さないで!
こいつは生きたまま戸倉様に献上よ!『怒』」

ロンはナイフを抜き、メグと二人の配下は銃を構えた。
貴也は思わず失笑する。
見逃してやるって言ったのに、僕と完全にやり合うつもりだ。
まあ…いいか!
どちらにせよ戸倉とメグだけは
      ーーー
命をもらうつもりだったからな❗



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