『白薔薇』のマリオネット

龍賀ツルギ

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第七章 僕たちの闘い

ジュンとトモ その三

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ジュン
朝。俺たちは今日の相手をする部屋の番号を呼ばれる。
ヒロ3号室、貴也5号室、ソラ8号室。そして俺とトモの名前が呼ばれ、今日仕置部屋で特別調教。
遂にトモと二人で弐に特別調教を受ける事になった。
この機会を待っていた。
みんなと声を合わせて奴隷唱和を!
今日で最後の唱和になる。

俺とトモはいつもの白ハイソックスで首輪手枷足枷の姿。
皆がエレベーターで23階と24階のプレイルームに散って行く。
俺たちかここに残り特別調教だ。
俺たちは仕置部屋で弐を待つ。

「トモ。覚悟はいいか?」

「うん。ジュン。大丈夫。みんなを救うんだ!」

俺たちは麻縄で後ろ手緊縛されていく。
今日は縄師で信吉老人が手配されていた。
信吉老人か。申し訳ないけど場合によっては、傷つけなければいけない。

シュルシュル!ギュッギュッ!
手際よく縛られていく俺たち。
信吉老人は同じ縄師の孝やまさるに比べて縛り方が優しかった。

「ひどいなあ。最近の白薔薇は。
みんな肌がボロボロになっているよ。」

えっ信吉老人が喋った。
今までこんな事話した事もないのに。

トモ「あっあの、信吉様。どうしたんですか?
だって今までこんな事喋った事無かったのに?」

「いやっ遂ねえ。俺も男女構わず色々な奴隷たちを縛って来たが、君たちみたいに優しい心根の少年たちはいなかったからねえ。
ついほだされてねえ。」

トモ「信吉様はここは長いのですか?」

「様付けはやめとくれ『苦笑』
そうだね…白薔薇が出来て直ぐだから10年はいるか。
その前は地方の反社経営の見世物小屋で奴隷たちを縛ってたのさ。
まあ縄師としては知られてたからスカウトされて、ね。」

「そうだったんですか?信吉…さん?」

「ああ、それでいい『笑』
悪いねえ。俺にも力が無いからみんなを救ってやれなくて。
ただ白薔薇の後ろには強大な権力が存在して、俺の力じゃどうにもならなかったのさ。
…実は俺も55年も前。そうあんたたちと同じ…奴隷だったんだ。」

トモ「えっ…?」
ジュン「どっ奴隷?」

「ああ。俺がまだあんたらと同じ年の時にね。まあ俺はあんたらみたいな綺麗な顔はしてなかったが。
俺はうちが貧乏で借金返済にある金持ちの家に住み込みで働かされていたんだが、そこの若奥様がとても美しい方。そう内面も外面もとても美しい方だったんだが。
その方と出来てしまったのさ。
それがバレて酷く痛めつけられて、それから奴隷として1年くらいかな。監禁されて調教されたよ。
ある時火事があってね。実は奥様が火をつけて旦那様を殺したんだが、俺だけを逃がしてね。自分は火に巻かれ死んじまった。
そのショックからSMから離れられなくなって、この年になってまだ縄師をしてるのさ。」

ジュン「なんで僕たちにそんな話を?」

「さあ?なんでかねえ?なんか今日のあんたらを見てつい話したくなった。こんな事…言っても信じてはもらえないだろうが。
俺はここの白薔薇のお人形さんたち。
いやっ…悪口じゃないよ。
お人形たちがあんまりきれいだから。いやっ外見だけじゃなくて心根が…さ。孝もまさるも他の縄師たちみんなあんたらが好きだと思う。
顔を出さなくなった百里さん。最近じゃあ村雨さんたち古くからいる調教師もあんたらに同情してるからね。
そういや涼介さんも今日から復帰らしいねえ。
もっとも髪の毛が真っ白になっちまったからねえ。
だから…もし…あんたらが…いや。いいやね。
あっ弐が来たみたいだねえ。」

ペチャックチョックチュッ!

ジュン「あっはぁはぁ…うっうぐっ…♡」

俺とトモはウォームアップに二人で縄付きでまぐわうよう命令された。
床にマットを引いて後ろ手高手小手緊縛で仰向けになったトモの股間に顔を埋めてトモを責めている。
今は弐に従順さをアピールしなければいけない。
それとトモとまぐわうのはこれで最後かも知れない。
その気持ちが俺をけしかけてトモを責めていった。

トモ「あっうっうぐっ…うっううっ…
あん。ジュン激し過ぎるよ…♡」

大きく開いたトモの口からかはげしい悶え声がほとばしる。
トモの全身が烈しくわなないた。

「ジュン。イクイクイクイッちゃう♡」

俺はトモの勃起ペニスから口を離した。
まだイカせないぜ!

「はぁはぁ…トモ仰向けになって…ケツを…上げろ…犯してやる!」

トモは言われるままの姿になった。顔を紅潮させて瞳に涙を浮かべてる。
あああ…食べちゃいたいくらい可愛い。

ジュン「あああ…弐様!マラにローションを…塗って下さい…」

「ふん。面倒臭い。無しでやれ!」

信吉「あっ…弐様。だったらわたしがお塗りしましょう。」

信吉さんがローションを手に取り俺のペニスに優しく油を塗ってくれた。

「あっありがとうございます…
信吉さん『微笑』」

「いいって事。頑張ってな『優笑』」

ジュン「はい…。」

俺は後背位で尻を上げてるトモを犯していく…
ズブッ…

「あっあああ…ジュンのマラ棒が…ぼっ僕のお尻に…」

パンパンパン!

俺はトモを犯しながらゆっくりと腰を動かしたり、ピッチを上げたりしてトモの肛門括約筋の感触を味わっていた。
あああ…トモの手首を後ろ手に縛り合わされた両手が美しい。
トモは手の綺麗だから縄がよく映えるんだ。
マゾの血に染め上げられてしまった俺たち。
縛られて辱められると感じてしまう。
あああ…何考えてるんだろうな。俺は…
何かマゾ奴隷としての務めがこれで最後になる確信がしてる。
だから楽しみたい。
マゾ奴隷仲間のトモとの情事を。

俺はトモのお尻に大量の白濁液を放出した。
やっべーすっごい死ぬほど気持ち良かった。

「ジュン…僕も気持ち…よくしてよ…」

トモが口を尖らせて要求した。

今度はトモが仰向けで寝そべり、俺がトモのペニスを肛門で受け入れて、トモを気持ち良くするために必死で腰を振っていた。
俺もトモも縄で後ろ手高手小手緊縛されたままだ。

「トモどうだ~!おっ俺の尻マンコ気持ちいいか~?感じるかあ?」

「いい!いい!ジュンのお尻凄い気持ちいいよ~!
もっともっと激しく腰振って~!
マゾマゾマゾ!ジュンは本当にマゾなんだね!」

「はぁはぁはぁ!トットモだって縛られたらマラ棒を勃起させる変態じゃんか!
変態変態!変態少年トモ!喘げ!悶えろ!」

俺たちは互いに淫語をぶつけ合いながらセックスを楽しんだ。
マゾの俺たちにとっては最高の形のセックス。
まるで今生の別れを惜しむかのように。
俺は絶頂に達する寸前のトモの壮絶な美しさに圧倒される。

「あああ…ジュン。最高だよ~!僕イクイクイクイク♡♡♡
いっぱい出すから、ジュン僕を受け入れて~♡」

凄まじい牡汁が俺の中に出される。
はぁ!気持ちいい…♡
事が終わり俺とトモは舌を絡ませて、熱いキスを楽しんだ…♡
本当に楽しんだ!
最高のセックスだった。

俺とトモは縄を解かれて手枷を鎖で繋がれた。
そして四つん這いになりベッドに腰掛ける弐の勃起ペニスに二人同時に舌を這わせる。

ペロペロペロペロクチョクチョクチョクチョ!

「あっあああ…マゾ人形ども。お前らのフェラチオは最高だなwww
クククッ!哀れなマリオネット!
惨めなマゾ奴隷!
お前らは死ぬまで男のペニスを咥えて悶える惨めなマゾの男娼だwww
おお~キタキタキタ!イクぞ!イクぞ!」

◈弐のペニスがビクビクと痙攣して白濁液を発射した瞬間。

口に咥えていたトモが弐のペニスに強く噛みついた。

「うぎゃー!」叫ぶ弐。
瞬間にジュンが背後に廻り、手枷の鎖を弐の首に巻きつける。
そして下半身で胴を締め付けた。
同時にトモも手枷の鎖で、瞬時に弐の足首を鎖で揃えて巻き付けて締め上げていく。
ジュンもトモも密かに鎖の使い方を練習していたのだ。
3人とも床に転がり、弐は激しく苦悶して涎を垂らしていた。

ジュン「死ね死ね死ね!クソ野郎死ね❗」

ジュンが絶叫して、トモは真っ赤な顔で弐の足首を手枷の鎖で押さえる。
弐の身体がビクビクビクビクビクビクと激しく痙攣して、身体の力が一気に抜けた。

弐は死んだ。

「はぁはぁはぁはぁはぁ!よし。トっトモ。こいつの服を脱がそう。」

それを震えて顔を青ざめさせていた信吉が。

「俺の服も脱がせろ!ふたりとも俺らの服を着て逃げろ!
おい。俺も殴って縛っていけっ!
俺はお前らに服を取られたんだ。
弐の警棒も持っていけ!
絶対に捕まるなよ!」

言われるままに俺たちは首輪手枷足枷を外して弐と信吉さんから奪った服を着る。
信吉さんは縛って猿ぐつわをする。

ジュン「信吉さん。ありがとうございます。」

トモ「このお礼は一生忘れません。」

二人で礼をいい、出口の扉に手を掛ける。

「行こう。ジュン❗️」

「ああ、大勝負だ。トモ❗」

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