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第七章 僕たちの闘い
狼たちの集結!
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ここは成田空港。
音成とマルディの前に二人の女が姿を見せる。
一人は褐色肌で身長が音成よりさらに5センチは高い180センチ。
耳元にかかるくらいのベリーショートの髪型。鋭い眼光。
筋肉質な体型をブルゾンとTシャツとシーンズで覆い隠している。
年令はマルディと同じくらいか?
凄腕の軍用ナイフ使いだ。
通り名ランディ。
もう一人は身長は160前後でやや童顔の白人。
赤毛をツインテールにまとめている。
可愛らしい顔を不機嫌そうにしていた。
20代前半で4人の中では一番若い。
赤いレザーのブルゾンに黒レザースカートにブーツ。
一線級のスナイパー。
通り名はジュディ。
ランディ『月曜日』
マルディ『火曜日』
ジュディ『木曜日』
フランス語だ。
音成「良くきたな。ランディ、ジュディ、歓迎する。クィンシーの婆さんは元気か?」
ランディ「ハイ!総隊長は健在です。
しかし音成副長。お久しぶりです。
また副長と作戦が出来るとは光栄です『笑』」
「ハハッ!もう。私は副長じゃあない。それに今回は助けてもらう立ち場だ。しかしクィンシー隊長もお前らを寄越してくれるとは思わなかった。
ジュディ。お前も少しは狙撃がマシになったか?」
ジュディ「へっ!ああ。今じゃあ俺が正狙撃手さ。昔のあんたにだってひけは取らねえw」
マルディ「へえ。ジュディ。でかい口聞くじゃん?
4年前は私の爆弾にビビってたビビりちゃんだったのにさw」
「なんだあ!狐女!音成副長の腰ぎんちゃくだったてめーに言われる覚えはねえよ!
それとも腕の二三本へし折ろうか?」
「へっやんの?『笑』」
ランディ「よさないか!二人とも!副長すみません。日本について早々。」
「なあに、私は気にしてないよ。むしろ精鋭のお前らが来てくれてありがたく思ってる。」
ジュディ「で、副長。俺たちは何すりゃいいんだ?まずは標的の頭を二三人ぶち抜こうかw?」
「おい。ジュディ。日本は法治国家だ。いきなり戦はまずい。
まずは情報収集だ。それは私とランディでやる。
マルディとジュディは待機。
それと戦争は私達4人でやるが、白薔薇という組織内部からも内通協力者が欲しい。その確保。」
ランディ「副長。支援者は?」
「もう確保してある。軍資金もそこから出る。多少の人手も借りれる。まあ実戦じゃ役にはたたないがな。」
そこに音成のスマホに連絡が入る。
「音成さんか?俺は石山さんにあんたに協力するように言われた水原ってもんだ。あんたに保護する様に言われた百里って姉さん。
無事に保護したよ。」
「そうか。ご苦労様。早速会えるよう取り計らって欲しい。頼むよ。」
スマホを切って音成はランディ、マルディ、ジュディを見回す。
「白薔薇内の協力者は確保した。
それでは皆、作戦開始だ!」
水原は世間一般では反社の人間。ある一件から経済ブローカーの石山とやり合いそれが縁でたまに石山の仕事を受ける様になった。
男娼の売春倶楽部•白薔薇
男色には全く興味のない水原には全く理解は出来ないが。
白薔薇は政財界の大物を上客にしている組織。
司法関係者や反社の大物にも客がいるらしく水原が関わるには巨大過ぎる相手だが。
水原がこの件に関わる事にしたのは石山に頼まれただけでは無かった。
水原はまだ藤井が同じ世界にいたころの白薔薇の副支配人藤井の兄貴分であり、藤井が失踪する前に藤井を保護するはずだった。
水原が藤井を救う前に藤井はおそらく敵に拉致られて。
おそらく藤井は…もう…
生きちゃいないだろうな!
百里はしばらくは白薔薇に顔を出して無かった。
香坂や戸倉が幅をきかせる様になり、自分を守る為にも藤井と組んで対抗しようとした矢先に藤井は失踪。
頼りの鉄大人は事故で急死。
危険を感じて東京から身を引いて千葉県南部の故郷に避難していたが、まさかここまで追って来るとは。
海沿いを散歩していて4人組の男に刃物を突きつけられて拉致られてバンの中に乗せられたのだ。
「まっ待ってよ。お願い…私は…何も言わないわ…だから…こっ殺さないで…『怯え』」
「悪いなあ。俺らも仕事だからな。でもよう。俺らは約得だよな。
こんないい女を拉致れるなんてw
この前のカマ親父。あんなの拉致っても楽しくねえもんなw」
「本当だな。夏目。あんなんじゃ楽しめねえ。こいつなら輪姦せば最高に楽しめるな。そうですよね。上原さん。」
「喋り過ぎだぞ。久保田。夏目。余計な事を言うな。
俺達の仕事はその女の口を封じる事だ。」
「カッカマ親父って…まさか…ふっ藤井さん!藤井さんをあなた方が!」
夏目「へへへ!そういう事。ねえ上原さーん。この女殺るのは楽しんでからにしましょうよ!」
久保田「そうですよ。上原さんだって楽しみたいでしょ?」
「ったく。仕方ねえなあ。じゃあさっさと済ませろよ。
おい。人気の無いとこで車を止めろ。
俺はいいから…車の外でタバコ吸ってるわ!」
上原と運転手の伊藤は車を降りる。
車の中の夏目と久保田は慌ててベルトを外して下半身裸になった。
夏目「ヒヒヒ。邪魔者はいなくなったな。ねえ久保田さん。」
久保田「全くだぜ。しかし白薔薇の調教師ったって、所詮は女だな。
青い顔してブルってるぜ。
しかしきれいな姉ちゃ…!
グッガガガっ!!!」
ズブッ!百里は隠し持っている太針を久保田の首筋急所に突き立てた。
久保田は即死!
「ひい~!」
ズブッ!
百里は夏目の眉間に太針を突き立てる!
夏目は舌を出した間抜けな顔で悶絶死。
肥満体で眼鏡の夏目と、痩せ型で醜男の久保田の間抜けな死体は下半身向き出しだった。
百里は隠し持ったもう一本の太針を持ち、瞬時に車の外に出ると伊藤に襲い掛かり瞬殺で伊藤の首の裏に太針を突き立てた。
「動くなよ!死ね!女!」
口髭を生やした50代後半の上原が銃を構えて百里を狙う。
上原はリーダー格であり場馴れしていた。
やばい!殺られる!
パーン!
一発の銃声が響き上原の胸から鮮血が吹き出した。
水原が上原の胸をガバメントで撃ち抜いたのだ。
反社っぽくない赤いブルゾンにジーンズ、ウェスタンブーツを着た水原が百里に近づいて来る。
「よう。あんたが百里さんか。
俺は水原。藤井の元兄貴分だ『笑』」
音成とマルディの前に二人の女が姿を見せる。
一人は褐色肌で身長が音成よりさらに5センチは高い180センチ。
耳元にかかるくらいのベリーショートの髪型。鋭い眼光。
筋肉質な体型をブルゾンとTシャツとシーンズで覆い隠している。
年令はマルディと同じくらいか?
凄腕の軍用ナイフ使いだ。
通り名ランディ。
もう一人は身長は160前後でやや童顔の白人。
赤毛をツインテールにまとめている。
可愛らしい顔を不機嫌そうにしていた。
20代前半で4人の中では一番若い。
赤いレザーのブルゾンに黒レザースカートにブーツ。
一線級のスナイパー。
通り名はジュディ。
ランディ『月曜日』
マルディ『火曜日』
ジュディ『木曜日』
フランス語だ。
音成「良くきたな。ランディ、ジュディ、歓迎する。クィンシーの婆さんは元気か?」
ランディ「ハイ!総隊長は健在です。
しかし音成副長。お久しぶりです。
また副長と作戦が出来るとは光栄です『笑』」
「ハハッ!もう。私は副長じゃあない。それに今回は助けてもらう立ち場だ。しかしクィンシー隊長もお前らを寄越してくれるとは思わなかった。
ジュディ。お前も少しは狙撃がマシになったか?」
ジュディ「へっ!ああ。今じゃあ俺が正狙撃手さ。昔のあんたにだってひけは取らねえw」
マルディ「へえ。ジュディ。でかい口聞くじゃん?
4年前は私の爆弾にビビってたビビりちゃんだったのにさw」
「なんだあ!狐女!音成副長の腰ぎんちゃくだったてめーに言われる覚えはねえよ!
それとも腕の二三本へし折ろうか?」
「へっやんの?『笑』」
ランディ「よさないか!二人とも!副長すみません。日本について早々。」
「なあに、私は気にしてないよ。むしろ精鋭のお前らが来てくれてありがたく思ってる。」
ジュディ「で、副長。俺たちは何すりゃいいんだ?まずは標的の頭を二三人ぶち抜こうかw?」
「おい。ジュディ。日本は法治国家だ。いきなり戦はまずい。
まずは情報収集だ。それは私とランディでやる。
マルディとジュディは待機。
それと戦争は私達4人でやるが、白薔薇という組織内部からも内通協力者が欲しい。その確保。」
ランディ「副長。支援者は?」
「もう確保してある。軍資金もそこから出る。多少の人手も借りれる。まあ実戦じゃ役にはたたないがな。」
そこに音成のスマホに連絡が入る。
「音成さんか?俺は石山さんにあんたに協力するように言われた水原ってもんだ。あんたに保護する様に言われた百里って姉さん。
無事に保護したよ。」
「そうか。ご苦労様。早速会えるよう取り計らって欲しい。頼むよ。」
スマホを切って音成はランディ、マルディ、ジュディを見回す。
「白薔薇内の協力者は確保した。
それでは皆、作戦開始だ!」
水原は世間一般では反社の人間。ある一件から経済ブローカーの石山とやり合いそれが縁でたまに石山の仕事を受ける様になった。
男娼の売春倶楽部•白薔薇
男色には全く興味のない水原には全く理解は出来ないが。
白薔薇は政財界の大物を上客にしている組織。
司法関係者や反社の大物にも客がいるらしく水原が関わるには巨大過ぎる相手だが。
水原がこの件に関わる事にしたのは石山に頼まれただけでは無かった。
水原はまだ藤井が同じ世界にいたころの白薔薇の副支配人藤井の兄貴分であり、藤井が失踪する前に藤井を保護するはずだった。
水原が藤井を救う前に藤井はおそらく敵に拉致られて。
おそらく藤井は…もう…
生きちゃいないだろうな!
百里はしばらくは白薔薇に顔を出して無かった。
香坂や戸倉が幅をきかせる様になり、自分を守る為にも藤井と組んで対抗しようとした矢先に藤井は失踪。
頼りの鉄大人は事故で急死。
危険を感じて東京から身を引いて千葉県南部の故郷に避難していたが、まさかここまで追って来るとは。
海沿いを散歩していて4人組の男に刃物を突きつけられて拉致られてバンの中に乗せられたのだ。
「まっ待ってよ。お願い…私は…何も言わないわ…だから…こっ殺さないで…『怯え』」
「悪いなあ。俺らも仕事だからな。でもよう。俺らは約得だよな。
こんないい女を拉致れるなんてw
この前のカマ親父。あんなの拉致っても楽しくねえもんなw」
「本当だな。夏目。あんなんじゃ楽しめねえ。こいつなら輪姦せば最高に楽しめるな。そうですよね。上原さん。」
「喋り過ぎだぞ。久保田。夏目。余計な事を言うな。
俺達の仕事はその女の口を封じる事だ。」
「カッカマ親父って…まさか…ふっ藤井さん!藤井さんをあなた方が!」
夏目「へへへ!そういう事。ねえ上原さーん。この女殺るのは楽しんでからにしましょうよ!」
久保田「そうですよ。上原さんだって楽しみたいでしょ?」
「ったく。仕方ねえなあ。じゃあさっさと済ませろよ。
おい。人気の無いとこで車を止めろ。
俺はいいから…車の外でタバコ吸ってるわ!」
上原と運転手の伊藤は車を降りる。
車の中の夏目と久保田は慌ててベルトを外して下半身裸になった。
夏目「ヒヒヒ。邪魔者はいなくなったな。ねえ久保田さん。」
久保田「全くだぜ。しかし白薔薇の調教師ったって、所詮は女だな。
青い顔してブルってるぜ。
しかしきれいな姉ちゃ…!
グッガガガっ!!!」
ズブッ!百里は隠し持っている太針を久保田の首筋急所に突き立てた。
久保田は即死!
「ひい~!」
ズブッ!
百里は夏目の眉間に太針を突き立てる!
夏目は舌を出した間抜けな顔で悶絶死。
肥満体で眼鏡の夏目と、痩せ型で醜男の久保田の間抜けな死体は下半身向き出しだった。
百里は隠し持ったもう一本の太針を持ち、瞬時に車の外に出ると伊藤に襲い掛かり瞬殺で伊藤の首の裏に太針を突き立てた。
「動くなよ!死ね!女!」
口髭を生やした50代後半の上原が銃を構えて百里を狙う。
上原はリーダー格であり場馴れしていた。
やばい!殺られる!
パーン!
一発の銃声が響き上原の胸から鮮血が吹き出した。
水原が上原の胸をガバメントで撃ち抜いたのだ。
反社っぽくない赤いブルゾンにジーンズ、ウェスタンブーツを着た水原が百里に近づいて来る。
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