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第七章 僕たちの闘い
白薔薇のクーデター
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山縣鉄大人は死んだ!
それは村雨が聞かされた前日の事。
鉄大人の乗るベンツに乗るのは護衛で秘書の鷹沢。
そして運転手の岡田。
本来は日野マモルも連れて来たかったが急遽体調を崩して休みを取らせた。
さらに大人直属の部下が乗るベンツがもう1台。
荒事専門の部下たちだった。
岡田はもう60歳になるが、元警官でもあり鉄大人の運転手を20年以上勤めており、大人からの信頼も厚かった。
最近白薔薇がおかしな事になっている事を白薔薇女調教師の百里や副支配人の藤井に聞かされて、白薔薇管理人の香坂を詰問するつもりだった。
香坂は平身低頭で謝罪していたが、香坂の態度を不審に思った大人自ら動く事にしたのだ。
場合によってはその場で香坂は始末する。
そして藤井を支配人とし、百里を調教師頭とする。
少年たちは男娼のマリオネットではあるが、それゆえ大事な存在。
香坂の命なんぞと比べ物になるか!
3車線道路。
後ろからパトカーが1台止まれと言っていた。
パトカーは本物。岡田が断言する。
岡田は元警官でありパトカーを見間違える事はない。
パトカー先導で岡田が車を路肩に止める。
もう1台のベンツもすぐ後ろに。警官が二人降りて来た。
岡田と一言ニ言話し岡田は車の外へ。
警官に何事か?と問い詰める岡田。
その時に1台のトラックが真ん中の車線に急停車。
鷹沢は瞬時に銃を抜くが、同時に後ろの護衛用のベンツが爆発した。
岡田は瞬間に逃亡。
トラックから襲撃者が多数大人と鷹沢を襲撃する。
さらに警官二人も銃を抜き襲撃に加わった。
鷹沢は必死に応戦する。
わずか5分もかからない。
プロの襲撃だった。
重体で病院に救急搬送された大人。
2台目のベンツに乗った5人は骨も残らない惨状。
鷹沢は現場で即死。
大人の身体を必死で守り蜂の巣になったのだ。
でなければ大人もその場で即死だった。
病院に運ばれて2時間後、山縣鉄大人の死亡が確認された。
政府与党の最大派閥のボス森田康彦の秘書工藤の元に白薔薇の香坂から連絡が。
「工藤さんですか?香坂です。
この度は森田先生にも大変お骨折りを頂きまして誠にありがとうございました。
山縣は亡くなりました。
これもひとえに先生のご尽力のおかげです。
先生が裏社会、メディア、それに司法関係にも手を回して頂いたおかげです。」
「いえいえ、香坂さん。それは誠におめでたい事。
先生もお喜びになるでしょう。」
工藤が森田に首尾の報告を。
すると森田は悪魔の様な笑い声を上げて哄笑した。
「あのジジイやっと死んだか!
ざまあみろ!何がフィクサーだ。今まで俺たちの弱みを握って偉そうに!
ただのゆすり屋じゃねえか!
本当の権力者に逆らうとどうなるか?これで分かったろう!
草葉の影で泣きわめけ!
山縣のクソジジイ!」
森田の哄笑が執務室に鳴り響く。
今度の白薔薇の一軒がなくともいつかはと機会を伺ってきた。
森田はかつて鉄大人からあまりにもの多くの屈辱を味あわされてきたのだ。
藤井は街を彷徨い歩いていた。
頼りにしていた鉄大人が亡くなってしまったのだ。
まずいのは今度の事に自分と百里が関わっていた事。
ただ白薔薇をやめれば良い問題では無い。
藤井は白薔薇の中枢に関わっていたのだ。
命の危険があった。
藤井は元は裏社会の人間。今は組長である自分の兄貴分に庇護を求める為にその組長を頼る事にした。
待ち合わせ場所に向かう途中に。
急に2台の車が藤井の前後を塞ぐ。
そして数人で取り抑えて藤井をバンの中へ。
暴れて叫ぶ藤井。
しかし屈強な男たちに抑えられてはどう仕様もない。
一人の男がスマホを出して藤井の耳元へ。
香坂の声だった。
「やあ。藤井さん。残念だったねえ
『笑』
山縣のジジイに頼って私を追い落とそうとしたらしいがツメが甘すぎだな
『笑』
心配いらんよ。あんたもジジイとおんなじとこに送ってやるさ。
あっそうだった。あの百里という女もすぐに後を追わせてやるさ。
仲良くあの世でSM調教でも楽しみたまえ。
いや?地獄行きで今度は鬼どもに責められる番かもな!
ウヒャヒャヒャヒャヒャ!!!」
「香坂ー!きっさまー!俺はここまでだが!ただじゃ死なねえ!
地獄には貴様も道連れにしてやるぞ!
地獄の門で待ってるぜ!
ギャハハハハハハ!」
「チッ!最後までムカつく奴だ!
おーいもういいぞ!
始末をつけろ。」
藤井の首に縄が巻かれて締め上げる男たち。
藤井の目が光を失う。
香坂は白薔薇支配人室で最高の気分だった。
音楽をかけ一人だけでダンスを踊りだす。
大学時代はダンスサークルだった香坂。軽快なステップを踏み両手を広げダンスを締める!
今日から白薔薇は完全に俺のモノだ❗
それは村雨が聞かされた前日の事。
鉄大人の乗るベンツに乗るのは護衛で秘書の鷹沢。
そして運転手の岡田。
本来は日野マモルも連れて来たかったが急遽体調を崩して休みを取らせた。
さらに大人直属の部下が乗るベンツがもう1台。
荒事専門の部下たちだった。
岡田はもう60歳になるが、元警官でもあり鉄大人の運転手を20年以上勤めており、大人からの信頼も厚かった。
最近白薔薇がおかしな事になっている事を白薔薇女調教師の百里や副支配人の藤井に聞かされて、白薔薇管理人の香坂を詰問するつもりだった。
香坂は平身低頭で謝罪していたが、香坂の態度を不審に思った大人自ら動く事にしたのだ。
場合によってはその場で香坂は始末する。
そして藤井を支配人とし、百里を調教師頭とする。
少年たちは男娼のマリオネットではあるが、それゆえ大事な存在。
香坂の命なんぞと比べ物になるか!
3車線道路。
後ろからパトカーが1台止まれと言っていた。
パトカーは本物。岡田が断言する。
岡田は元警官でありパトカーを見間違える事はない。
パトカー先導で岡田が車を路肩に止める。
もう1台のベンツもすぐ後ろに。警官が二人降りて来た。
岡田と一言ニ言話し岡田は車の外へ。
警官に何事か?と問い詰める岡田。
その時に1台のトラックが真ん中の車線に急停車。
鷹沢は瞬時に銃を抜くが、同時に後ろの護衛用のベンツが爆発した。
岡田は瞬間に逃亡。
トラックから襲撃者が多数大人と鷹沢を襲撃する。
さらに警官二人も銃を抜き襲撃に加わった。
鷹沢は必死に応戦する。
わずか5分もかからない。
プロの襲撃だった。
重体で病院に救急搬送された大人。
2台目のベンツに乗った5人は骨も残らない惨状。
鷹沢は現場で即死。
大人の身体を必死で守り蜂の巣になったのだ。
でなければ大人もその場で即死だった。
病院に運ばれて2時間後、山縣鉄大人の死亡が確認された。
政府与党の最大派閥のボス森田康彦の秘書工藤の元に白薔薇の香坂から連絡が。
「工藤さんですか?香坂です。
この度は森田先生にも大変お骨折りを頂きまして誠にありがとうございました。
山縣は亡くなりました。
これもひとえに先生のご尽力のおかげです。
先生が裏社会、メディア、それに司法関係にも手を回して頂いたおかげです。」
「いえいえ、香坂さん。それは誠におめでたい事。
先生もお喜びになるでしょう。」
工藤が森田に首尾の報告を。
すると森田は悪魔の様な笑い声を上げて哄笑した。
「あのジジイやっと死んだか!
ざまあみろ!何がフィクサーだ。今まで俺たちの弱みを握って偉そうに!
ただのゆすり屋じゃねえか!
本当の権力者に逆らうとどうなるか?これで分かったろう!
草葉の影で泣きわめけ!
山縣のクソジジイ!」
森田の哄笑が執務室に鳴り響く。
今度の白薔薇の一軒がなくともいつかはと機会を伺ってきた。
森田はかつて鉄大人からあまりにもの多くの屈辱を味あわされてきたのだ。
藤井は街を彷徨い歩いていた。
頼りにしていた鉄大人が亡くなってしまったのだ。
まずいのは今度の事に自分と百里が関わっていた事。
ただ白薔薇をやめれば良い問題では無い。
藤井は白薔薇の中枢に関わっていたのだ。
命の危険があった。
藤井は元は裏社会の人間。今は組長である自分の兄貴分に庇護を求める為にその組長を頼る事にした。
待ち合わせ場所に向かう途中に。
急に2台の車が藤井の前後を塞ぐ。
そして数人で取り抑えて藤井をバンの中へ。
暴れて叫ぶ藤井。
しかし屈強な男たちに抑えられてはどう仕様もない。
一人の男がスマホを出して藤井の耳元へ。
香坂の声だった。
「やあ。藤井さん。残念だったねえ
『笑』
山縣のジジイに頼って私を追い落とそうとしたらしいがツメが甘すぎだな
『笑』
心配いらんよ。あんたもジジイとおんなじとこに送ってやるさ。
あっそうだった。あの百里という女もすぐに後を追わせてやるさ。
仲良くあの世でSM調教でも楽しみたまえ。
いや?地獄行きで今度は鬼どもに責められる番かもな!
ウヒャヒャヒャヒャヒャ!!!」
「香坂ー!きっさまー!俺はここまでだが!ただじゃ死なねえ!
地獄には貴様も道連れにしてやるぞ!
地獄の門で待ってるぜ!
ギャハハハハハハ!」
「チッ!最後までムカつく奴だ!
おーいもういいぞ!
始末をつけろ。」
藤井の首に縄が巻かれて締め上げる男たち。
藤井の目が光を失う。
香坂は白薔薇支配人室で最高の気分だった。
音楽をかけ一人だけでダンスを踊りだす。
大学時代はダンスサークルだった香坂。軽快なステップを踏み両手を広げダンスを締める!
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