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第六章 地獄に落ちた人形たち

和希 哀しき父子

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和希はハイソックス裸で車に乗せられてただ一人出張調教に向う。
そして連れて来られた場所で、和希はここで十字架に大の字緊縛にされていた。
和希が連れられて来たのは和希の義母である麻生由梨亜が運営する『使徒の十字架』が有る建物。 

使徒の十字架は白薔薇ほど大きくはないが、使徒の十字架のパーティー会場のような舞台で白ハイソックス裸で首輪、手枷、足枷を鎖で十字架に繋がれていた。足は開かれた大の字開脚で。
そこでは給仕の者がパーティーなどの酒や食事などの用意をしている。
給仕たちは冷笑しながら和希を蔑みの目で見ていた。
和希はたった一人で心細い思いをしていた。
いつもならここには仲間がいるんだけど今日は僕ひとり。

ああっみんなは大丈夫だろうか?
そして僕はこれから…
どうなるんだろう?

パーティー会場に数人の和希も見知った顔が。
和希はその顔ぶれを見て愕然とする。
義母の由梨亜と白薔薇では見た事のない男性調教師が二人。
そして裸の男性が一人。
和希の父。智也だった。
そして従兄妹の優美香。
当然の様に智也と優美香は後ろ手高手小手緊縛されていた。
智也は裸。
上半身は縄で緊縛されて足首には足枷と鎖。
そして頑丈な首輪を鎖で引かれている。
優美香も和希と同じハイソックス裸。
ただしハイソックスの色は赤。
優美香も縄で上半身緊縛に鎖付きの足枷。

由梨亜「ホーホホ!和希久しぶりね。
ここは私が管理する使徒の十字架の敷地内よ。
本来ならお前も18になったらここで働くマゾ奴隷になるのだけどね。
ところが予定が変わってねw
白薔薇の中で何があったかは知らないけどお前は予定を繰り上げて使徒の十字架に返される事になったのよ。
本当はあと2年はマゾ奴隷として修行させる筈だったのにねえw」

和希「えっ…そんなの…僕…聞いていません…?」

えっ…それじゃあ、僕はもうみんなには会えない…の?
そんな…まだ…みんなに…別れすら言ってないよ…
嫌だ。嫌だよ!みんな…カオル…
僕、白薔薇に帰りたい…帰りたいよ…『哀泣』

由梨亜「だからお前は今日、使徒の十字架で奴隷デビューするのよ。
そこでお前と智也のマゾ父子のショーを演じてもらうわ。
父子ショーなんて滅多にない見世物だからプログラムでも凄く期待が高まっていたのよw」

えっそっ…そんな…僕がお父さんと交わるなんて…
僕らは実の父子なのに…?

智也は和希の前に来て天井から垂れ下がるフックに繩尻を結びつけられ立ち縛りにされた。
優美香は和希の首輪に自分の首輪を鎖で繋がれた。
優美香は愛くるしい美貌と伸びやかな肢体に恵まれた美少女だった。濃いめの眉、大きな瞳、きれいな形の鼻、官能的な唇、長いストレートの髪。
大の字縛りにされているので背が低くなる分、和希の身長と優美香の身長が近づき優美香は後ろ手緊縛にされた身体を和希に押し当てて、和希の頬に自分の頬を当てていった。
優美香は和希の頬に自分の頬を、まるで猫のようにスリスリとこすりつけた。

優美香「和くん。逞しくなったね。」

和希「優美香ちゃんも凄く綺麗になったよ。」

優美香「ねえ。知ってた?優美香は和くんを幼稚園の時から大好きだったんだよ。」

和希「うすうすは…ね。
ただ僕は白薔薇に送られてしまってたし。どうにもならなかったよ『涙』」

優美香「ねえ。和くん。一つ聞いてもいい?
和くんは白薔薇で男の人ばかり相手をさせられたんでしょ。
和くんは女の人の相手は出来るの?」

和希「……うん。大丈夫だよ。僕は白薔薇では両方の相手をした事もある。白薔薇には男の人じゃなきゃ駄目って人もいたけど、僕は実は女の人の方が好きかな?
でも優美香ちゃん。どうして?」

優美香「うん。実は私が和くんの恋人になるって使徒の十字架で決まったみたい。
私は嬉しいけど和くんは?と思って。」

そうか。もうそんな事まで決められてしまったんだ。
今日から僕はここの奴隷なんだ。
父子でセッ○スさせられる哀れな人形。

フッフフフフフフ!
笑えてくるな。もうどうでもいいや。
何もかも楽しもう。可愛い優美香ちゃんと恋人になるのも悪くない!
お父さんを犯すのも、犯されるのも、悪くない!
ひとつ!人形は決して希望を持たない!

ただ白薔薇のみんなと…お別れが出来なかったのは…悲しい…な。<哀泣>

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