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第五章 奴隷少年たちの哀しい日常(三)

再開された地獄

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★安息日の翌日。少年たちはみんなで揃って朝食をとっている。
年頃の少年たちらしく明るく談笑しながら。
しかし、まだ少年たちは気づいていなかった。
この日の朝食が皆が揃っての最後の朝食になる事を!

少年たちはいつもの白いシャツに黒いショートパンツ、白ハイソックスにローファーで首輪、手枷、足枷を嵌めたいつものスタイル。
準備が整い貴也がスマホで連絡を入れる。

貴也「奴隷少年。皆用意が出来ました。
解錠をよろしくお願いします。」

ガチャリ!と解錠音。
この瞬間から奴隷少年たちの地獄の日々が始まった!

優「えっ、なっなんだよ!これっ?」

ジュン「……………?」

風太「にっ兄様。これって?」

貴也「風太…大丈夫…落ち着いて!」

少年たちが扉を開けた広いエレベーターホール前は!
二架ずつ計四架の十字架とX字型の磔台。
いつの間にか簡易の鉄骨が天井に組まれて何基もの移動フック。
さらには三台の人一人がやっと入るくらいの檻。
壁には収納棚が用意されていてそこにはおびただしい数の縄や枷、鞭や蝋燭などの調教道具。
半日前には無かったこの道具類の数々。
防音設備のしっかりしてるビルでは有るけど。
これだけのものをわずか半日で…
用意するなんて!

少年たちの心に不安の雲がかかっている。

エレベーターホール内にスピーカーより怒声が響き渡る。

「奴隷ども!何をモタモタしておるかっ!
早く定位置で奴隷のポーズを取らんか!」

貴也「みんな…とりあえず…いつもみたいにしよう!」

貴也は動揺する心を押し殺して仲間たちを促した。

★少年たちは不安な心を押し殺しながらいつもの朝の奴隷のポーズをとる。
エレベーターが20階に到着して扉が空き、降りて来たのは支配人の香坂と、少年たちが見た事の無い複数人の顔。

香坂「久しぶりだな。奴隷たち。
今日俺がここにいるのは、新しい調教師頭を紹介するためだ!
それでは頭。自己紹介を頼む。」

戸倉「奴隷ども。今日より私が調教師頭となった戸倉修吾だ。
今までの頭株の洋二が白薔薇を去り百里や村雨などの集団合議で行われて来た奴隷調教は私の指揮の元に一本化する事になる。
私のお前たちに対する方針はただ一つだけ!
お前たちは人間ではないw
お前たちは白薔薇の所有するただの性奴隷の人形に過ぎないw
人形に感情はいらんw
ただ客たちへ身体で奉仕する事だけに悦びを感じるだけでいいw
今日からその事実をしっかりとお前たちの身体に教えこんでやるぞw
覚悟をしておけw」 

少年たちは皆、顔面蒼白になっていた。
何で!いきなり!こんな事に!
怖い怖い怖い!
僕たちはいったい、どうなってしまうのだろう?

戸倉「後、私の直属の調教師たちを紹介する。
壱(男)、弐(男)、参(女)の3名。
もちろん本名ではない。
ただの呼び名に過ぎん。彼らはお前たちを厳しく躾ける為だけに此処にいるのだからなw
3人ともまずは挨拶をしてやれ!」

壱、弐、参は鋭い一本鞭を持ち少年たちの前に進む。
そして一人ずつ順々に胸を鋭く鞭打ちした。
全員に均等に。少年たちは皆3発の鞭跡を胸に残した。
皆の胸に赤いミミズ腫れが出来ている。
ジュン、ヒカル、綾人の胸からは血すら滲み出ている。
泣き虫のソラはもうしゃくり上げていた。

戸倉「さて挨拶は終わった。
それではお前たちの今日の予定を話そう。
今日から3日間。お前たち皆、客を一切取らなくて良い。
今から3日間は全員、特別調教日とする。
たるんだ人形のお前たちの身体にもう一度しっかりと奴隷としての心得を刻み込んでやる。
良し。それでは奴隷唱和!」

ひとつ!白薔薇の奴隷は商品である!

ひとつ!お客様は御主人様です!

ひとつ!命令には絶対に服従する事!

ひとつ!お客様には全身全霊で御奉仕します!

ひとつ!白薔薇への感謝は忘れない!

ひとつ!僕たちは御主人様に尽くす人形です!

ひとつ!人形は決して希望は持たない!

ひとつ!御主人様の責めは喜びです!

ひとつ!御主人様の排泄物でも食すべし!

最後に御主人様の命令は奴隷の命より重い❗

★少年たちはみんな哀泣を流しながら、必死で声を上げて奴隷唱和を暗唱した。
こんな事になるなんて誰も考えても見なかった。
リーダーの貴也はただひとつの事だけしか考えてられなかった!

僕たちみんな!どうなってしまうのだろう?
こんな状況でみんなをどうやって守れば…いいんだ❓

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