『白薔薇』のマリオネット

第二章 奴隷少年達の哀しい宴

哀しみの宴 その一

今日は白薔薇主催のパーティーが行われる日。
白薔薇の会員達が大勢集まる。
25階の大ホールで行われる白薔薇のパーティー。
奴隷少年12人が全員参加。
皆、白いハイソックスとローファーだけの裸。
ネーム入り首輪、手枷足枷つき。
菊班、貴也「17歳」、風太「15歳」、ミチル「16歳」、綾人「16歳」
蘭班、トモ「18歳」、ヒカル「17歳」、優「16歳」、ソラ「15歳」
椿班、ヒロ「18歳」、ジュン「17歳」、カオル「16歳」、和希「16歳」
皆、個性は違うが美しい少年達。

全員のリーダー貴也は中学までは全国でも知られたテニスの有望選手だった。
学校内でも生徒会も務めており人気者だった。
背も高くやや茶色がかったサラサラヘアーに切れ長の眼。スリムな身体に程よく筋肉がついた美しい身体。
実家は、会社経営もしており裕福だったのだが、悪徳幹部のクーデターが有り、貴也の一家は皆多額の借金を押し付けられて没落させられた。
父は失踪！母はショックで精神病院へ。
年の離れた姉は婚約破棄されたショックで自殺。
気の触れた母一人を抱えた無力な貴也。
美少年だった貴也に眼をつけたのは白薔薇運営者の一人。
母の病院費用とそしてクーデター派への復讐を条件に貴也は白薔薇の奴隷少年に。
専務は謎の失踪！重役達は自殺、事故死、急な病死などで全員が会社からいなくなった。

風太はソラと並ぶ最年少。学生だったら中学3年。同学年だからか蘭班のソラとは仲がいい。父はホームレス同然の貧乏画家だったが、身体を病み公園の遊具の中で病死。
風太も餓死寸前で保護されて、悪質施設で白薔薇に眼をつけられて売り飛ばされて奴隷少年にされた。
ソラと同じでまだあどけない顔をしている。
黒髪のストレートヘアーを軽く真ん中で分けていた。

ミチルは麻薬中毒で借金だらけになって死んだ美人女優の子。
子供の頃は可愛い子供タレントだった。
借金のカタに奴隷少年に。
母親ゆずりの女性的な端正な美貌の少年。　

綾人は会社の工場では管理職で愛想良く振る舞いながら、家では会社でのストレス発散の為に、家族に暴力を振るっているろくでなしの父親から酷い虐待を受けていた少年。
母親は父親の暴力に耐えかねて蒸発。
中2の時に激しく殴る蹴るされて、思わず突き飛ばしたら、父は階段から転げ落ち首を折り絶命。
少年院送りになるところを白薔薇の奴隷少年にされた。
年の割りに童顔な為に、ソラや風太より年下にみられる事も有った。

🖤菊班所属の4人の奴隷少年たち

ミチルと綾人は恋人だった。
奴隷少年達の精神安定の為に、奴隷同士の恋愛はむしろ奨励されていた。
会員達には恋人同士の少年達を同時に責める楽しみも有った。
蘭班のヒカルとトモも交際していた。

大ホールは見世物ショー用の円形舞台が真ん中に有り、舞台の周りに各テーブルやソファーが配置して有って、どの席からも舞台を楽しんで観れる様に工夫がしてある。
隣接する厨房は一流レストラン並みに立派で有り、バーカウンターも世界中の高級酒が用意してある。
白薔薇の会員達はご馳走を飲み食いしながら美少年達の痴態を楽しむ事が出来るのだ。
さらに席に奴隷ホストとして指名も出来、指名された少年達は必死にお客様を接待する。
今日の奴隷ホストは8人。舞台に3人。
ホール入口にオブジェとして晒されているのが1人。
今日のオブジェはソラだ。
オブジェはハイソックス裸で晒されていてお客様に身体を触られ悪戯される事も有るが、身体はもっとも楽で特別調教を受けて、まだ精神的、肉体的にも回復してないソラを奴隷少年達皆で選んでくれたのだ。
舞台に上がるのは菊班の貴也、ミチル、綾人。
パーティーの間中、舞台に上がるのに選ばれた少年達は舞台に上がり見世物奴隷として辱めを受ける。
パーティーのお客様を満足させる為にどんな責めにも悦んで受け入れ痴態を晒さなければいけない。
奴隷少年達は人形なのだ。
ただお客様を悦ばせる為だけの！

今日の舞台に上がるのは菊班の3人。
みちると綾人。そして貴也。
恋人奴隷として二人で辱めを受けるみちると綾人。
そして一人でフルコース拷問プレイに挑まされる貴也。
まだ幼い風太は舞台に上がらない。
風太はまだまだ舞台に上がるには身体が辛い。
風太を守ってやりたい貴也が泣いて頼んだのだ。
代わりに貴也は一番きつい見世物。
人気プログラムのフルコース拷問プレイに挑まされる事になったのだ。

オブジェのソラだけは先にホールへ。

そして残る11人は、今日は白シャツと黒半ズボンは着ずに白ハイソックス裸に首輪手枷足枷で時間まで待機。
時間が近づきスマホにホールに来るよう命令が！
ガチャリと奴隷住居の廊下扉が解錠される。

リーダーの貴也が皆に！

(さあ。みんな時間だ。今日のお務め頑張ろう❗)