女教師こずえとテニス部少年静也

龍賀ツルギ

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第一章

赤蝋燭の炎

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「あっ…ああ…熱い…やめて…下さい…熱いです。」

静也はX字型緊縛からは外されて部屋に用意されている十字架に掛けられてしまった。
十字架は木の字をしていて架けられた人間の足首を揃えて縛る事も出来れば大股開きに縛る事も可能。
静也は大の字緊縛されてしまう。
静也は枷を繋ぐ鎖から外された時逃げようとしたのだが由真は合気道と空手をやっていて強く直ぐに抑え込まれてしまい、直ぐに逃げる気力を無くしてしまった。
大の字に縛られた静也は恥ずかしさからくる恥辱にガクリと首を垂らしている。
瞳からは哀しい涙が溢れていた。

「静也。まずはお前に痛みによる気持ち良さを身を持って味あわせてやる。
今からお前を責める赤くて太いこの蝋燭。
たっぷりとお前の身体に蝋燭の紋様を描いてやろう!」

静也は由真に何を言われようと何も言い返せずに黙ったまま。
あまりの羞恥からくるショックに心が挫けてしまったのも有るが、一番衝撃なのはこれほどの恥辱を与えられているのに、己の勃起が収まらないこと。
それどころか静也の身体の奥底から今まで経験した事がない奇妙な倒錯した官能が沸き起こって静也の性感の炎が燃え上がってしまっている事。
なっ…なんだよ…この感覚…
違う…違うよ…僕はマゾなんかじゃないんだ!

由真が十字架に付設されたハンドルを回すと、静也を緊縛した十字架が倒れだし、静也は天井を向いて仰向け大の字にされてしまう。
天井も鏡張りで静也は己の痴態を瞳に大写しする事に。
静也は白いハイソックス裸で首輪手枷足枷で十字架の台に晒されていた。
そんな自分自身の恥態を目にする度に静也の身体の奥底の官能の炎が静也を炙る。
そんな静也に赤蝋燭を手にした由真が微笑みながら、静也の身体に赤蝋燭を垂らしていく。
蝋燭の熱の熱さから静也の身体がピクッピクッと激しく動く。

「静也。この蝋燭は低音蝋燭だから火傷はしないけど、熱さから来る痛みは同じ。
どうだい?熱いだろう…
痛いだろう?」

「ああ…もっ…もう許して…許してくださ~い…」

静也は泣きながら由真に許しを乞う。
静也は過去にSM調教などの経験は無く蝋が肌に触れたことなど無い。
いくら低音蝋燭とはいえポタポタと蝋が肌に垂れる度に、熱さの痛みに枷に付属した鎖をガチャガチャと鳴らして悶えまくる。

「いい顔だよ静也。
お前みたいな美少年が責められて泣く姿はサディスト達の嗜虐心を刺激するだろうね!
ましてやお前は真正マゾ。
奴隷としては最高の資質。
お前が大勢のサディスト達の見世物としての舞台が本当に楽しみさ。『笑』」

見世物?舞台?一体何のこと?
静也の背筋に悪寒が走る。
が直ぐに蝋燭責めの辛さに意識が戻された。

「だ…だから僕は真正マゾなんかじゃ有りません!
ひ…酷いことを言わないで…『涙』」

静也は哀泣を流しながら由真に抗議するが由真は一向に気にしない。
それどころか唇を静也の耳元に当て、耳に息のかかる所で静也に淫らな言葉を吐き続ける。
フッ…フッ…と息を吹き掛けながら。
静也は由真の息を耳に感じ背中にゾクゾクとした快感に襲われる。
その快感が股間にそそり立つ若く瑞瑞しい肉棒にさらなる刺激を与え、静也のペニスの先の割れ目が先走り汁がトロトロと溢れ出した。

「いや、お前は真正マゾさ。
だってお前のチンポは勃起しっぱなしじゃないか?
真正マゾじゃ無いのならチンポを小さくしてみな。
出来はしないさ。
なぜなら遠山静也は首輪と枷でハイソックスだけの裸に緊縛されて露出の悦びを感じているからね。
さらに裸、胸、腹、太腿、二の腕に赤蝋燭を垂らされる辛さが悦びに変わっているのさ。
それはお前が真正マゾだからなんだよ。
お前は生まれつきの変態なのさ。
恥ずかしい坊やだね。
でも私は大好きさ♡
なぜなら私はサディスト。
静也はマゾヒストだからね!『笑』」

「いや…僕は…あっ…熱い痛い辛い…駄目…許して…お願いです…由真様。」

静也はついに由真の名前を様付けした。
だんだんと静也の心に由真への服従心が芽生えてきたのだ。

「おや?私を様付けしてくれたね。
どうやら静也にも奴隷の魂が芽生えて来たようだ。
可愛い静也。
いいわ。じゃあ蝋燭はこの辺にして今度は静也を気持ち良くしてやろう。
お前の勃起チンポに悪戯してやるわ!『笑』」

由真は蝋燭責めを止めると両手にローションをべったりとつけて静也の屹立したペニスに塗りつけ、淫靡な手つきで静也の肉棒を扱き
始めた。
クチュクチュキュッキュッ!
淫らな音が響き渡る。
静也は生まれてから感じた事がない快感が腰から背骨を貫き頭に達する。
十字架に大の字緊縛されて仰向けに横たえられた身体が、陸に打ち上げられた魚のように跳ね回る。
あまりの倒錯した快楽に精神が押し流されそうになるのを必死に堪える。
もし流されてしまったらマゾに堕ちてしまう恐怖に襲われたからだ。
もしマゾ地獄に堕ちたら…二度と戻れなくなる…

うう…もう…やめて…
静也は心の中で絶叫した。
だって僕がマゾだと思われちゃったら…
こずえ先生に嫌われちゃう…
僕はこずえ先生に嫌われちゃったら…
もう…生きていけないよ…

僕はマゾじゃない!
マゾなんかであるものか❗️

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