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第二部 蘭から薔薇へ 第二章
ツカサの変調
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「はぁ…はぁ…はぁ…ツっツカサ…大丈夫…?」
「うっ…ああ…和希さま…僕は…だっ…大丈夫…です。」
和希とツカサは鞭打ちから解放されて逆さ吊りからは降ろされた。
そして膝立ちになり互いの右肩に額を預けている。
二人とも後ろ手緊縛はそのまま。
身体中に一本鞭を浴びた鞭痕が生々しい。
「どうした奴隷共!
もうギブアップか?
まだまだ音を上げるには早すぎだぜ『笑』」
「キャハハハハハ!鞭痕が綺麗について良くお似合いだよ。
主従仲良くさ『笑』」
寅雄が二人の美少年を嘲り笑い真央も釣られて甲高い笑い声を上げた。
サディスト二人の高笑いを聞きながら和希は後ろ手に手首を縛り合わされた拳をギュッと握りしめた。
✧僕は負けない!
耐えてやる!
そしてツカサも守りぬく!
自分の右肩に額を預けて鞭痕の痛みに耐えて啜り泣いているツカサの頬を自分の頬を擦り付けて慰める。
そんな和希とツカサに寅雄は残忍な次の責めを!
「じゃあ次はお前らも大好きな三角木馬責めだ。
いつものように足枷に重しをつけてやるが今日は特別調教だから重しは倍にしてやる。
嬉しいだろう『爆笑』」
✧ううん…おっ…重い…
僕のツカサは鋭利な三角木馬に跨がされている。
後ろ手緊縛の縄尻は天井から下がる鎖の先のフックに繋がれているけど、縄尻は木馬から落ちない為にさせる為だから、木馬の角は僕やツカサの股間に激しく喰い込んだ。
木馬責めを受けるのは何度でもあったけど、今日が辛いのは足枷に繋がれた鉄球が倍の2個繋がれている事。
木馬に喰い込む股間を守る為に必死で太腿に力を込めて踏ん張っているんだけど、2個の鉄球はさすがに辛い。
鉄球には小さなOリングが接続されていて鉄球同士を繋ぎ合わせる事も可能だった。
僕と同じくツカサも凄く辛そうだ。
僕とツカサはいつもの三角木馬責めの時と同様に緊縛されてる全面を密着させている。
僕たちは股間を抉られる痛みに耐える為に互いにキスをし合って、舌同士を絡ませ続けていた。
でもツカサは股間の痛みと両足の筋肉を突っ張らせているのが辛そうで、いつもより大量のあぶら汗をかいていた。
それに舌を絡ませている時もなにか舌の動きが淡白で。
いつもなら僕に縋り付くような舌遣いなのに。
それにツカサの身体が熱っぽい。
大丈夫だろうか?
体調を崩しているんじゃないか?
僕はキスを中断してツカサの耳元に唇を近づけた。
「はぁ…ツカサ…大丈夫?いつもよりも辛そうだよ?」
だがツカサからの返事が無い。
ただゼイゼイと息をするだけ。
「あ…ああ…ううん…かっ…和希さま…」
ツカサの身体から力が抜けて頭がガクリと僕の肩に。
こっ…これはおかしい!
「寅雄さま!真央さま!
ツカサの様子が変です。
直ぐに調教を中止して下さい!」
「はぁ…調教中止だあ!
和希!なんだ!調教師さまにその口の利き方は!」
寅雄は一本鞭を手に取ると和希の身体を激しく鞭打ちし始めた。
和希は唇を噛み締めツカサを庇うように鞭に耐える。
そして怒りに燃える瞳で寅雄に向かって叫んだ!
「見てわからないのか?
ツカサが危ないんだよ!
直ぐにツカサを休ませないとツカサに何かがあったらどうするんだよ!
あんたは調教師だけど、僕たちを殺していい権限までは与えられていないはずだ!
罰なら後から僕がいくらでも受けてやる!
だから早くツカサだけは休ませろ!
出来れば医者に見せてくれよ!
寅雄さま!このままだとあんたは殺人者だぞ!
真央さまもあなたはそれでもいいのか!
人殺しだぞ!」
呆気に取られた真央はさすがに慌てだし急いで寅雄を止めた!
「まずいよ!寅雄さん。
さすがに死人を出したら。
今すぐに調教を中止してツカサを休ませよう。」
力が強い彦丸にツカサは座敷牢に運ばれた。
僕も今日の調教は終了。
鞭打ちや三角木馬で全身がズキズキするけど我慢。
僕とツカサは座敷牢に戻されて僕はツカサの首輪手枷足枷を外してハイソックスも脱がせてツカサを浴室へ。
そして横になっているツカサの身体を洗ってやる。
湯冷めしないようにしっかりと身体から水気を拭き取り煎餅布団に寝かせてやる。
そして毛布を掛けてやるけどまだツカサが寒そう。
だから僕の分の毛布も掛けてやるけど。
ツカサの額に手をやると酷い熱。
僕は座敷牢から大声で叫んだ!
「誰かもっと布団を用意してくれ!
ツカサが酷い熱なんだ!
このままじゃ死んでしまう!
早く医者を連れて来てツカサを見せてくれ!
もしくは薬を!熱を下げる薬を!
早く!早く!早く~!」
房江と康弘が厚い布団と解熱用の薬を用意してきた。
「奴隷は医者に見せる必要は無い!」と稲垣が非人道的な事を言ったらしい。
さすがに康弘すら僕に申し訳なさそうな顔をしていた。
やむを得ない。僕は薬をツカサに飲ませてやる。
そして厚い布団をツカサに掛けてやるけど、ツカサは「…寒い…寒い…」と辛そうな声をあげるだけ。
奴隷のツカサも僕も座敷牢内では裸とハイソックスしか許されないから。
僕は意を決してツカサとおんなじ布団の中でツカサを抱きしめる。
僕の体温でツカサを温めてあげるんだ。
「か…和希さま…」
「どう。ツカサ。少しは暖かくなった?」
「…はい…和希さま…でも…僕はもう駄目かも…」
「嫌だ!ツカサは死なせない!ツカサは僕の一番大切な人なんだ!
ツカサを愛してる。
だからツカサも駄目なんて言わないで…お願い『涙』」
✧ツカサの火照る身体を僕は必死に抱きしめる。
神様…お願いします…
ツカサだけは助けて下さい…
ツカサの代わりに僕の生命を捧げますから!
お願いします…神様!『祈り』
ううん…僕は目を覚ました。
「和希さま…」
するとツカサが僕を見ながら微笑んでいる。
「ツカサ…あっ…もう熱は下がったの?
大丈夫?ツカサ。」
「はい…楽になりました。
和希さまのおかげです『微笑』」
「何を…僕は何もしてないよ。ツカサが頑張ってくれただけだよ『涙』」
「和希さま…どうして泣いておられるのですか?」
「だって。ツカサが…
僕…心配したんだ…本当に心配したんだよ!うっ…ううう…でも良かった…
本当に…」
「ああ…僕は起きなきゃ…稲垣家の使用人でも有りますし。」
「駄目!ツカサは今日…いや…体調が本調子になるまでここでお休み。」
「でもそれではまた稲垣に酷い罰を受けてしまいます。和希さまも。」
「大丈夫。僕が学校を休んでツカサの代わりに働くから。
だからツカサは何も考えずにゆっくりとお休み『微笑』」
ーーーーー
「なんだ。それでは和希がしばらくはツカサの代わりに働くのか?
まあいいだろう。
九鬼、彦丸、房江、真央。しばらくはツカサの代わりは和希だ。
ツカサの代わりだから最低身分の奴隷だな。
和希にしっかりと最低身分の立場を叩き込んで教えてやれ!
鞭などを使ってな。
ヘトヘトになるまでこき使ってやった後に、俺がたっぷりと陵辱してやる。
ぐうの音も出ぬ程にな『哄笑』」
稲垣太蔵の笑い声が高らかに鳴り響いた❗️
「うっ…ああ…和希さま…僕は…だっ…大丈夫…です。」
和希とツカサは鞭打ちから解放されて逆さ吊りからは降ろされた。
そして膝立ちになり互いの右肩に額を預けている。
二人とも後ろ手緊縛はそのまま。
身体中に一本鞭を浴びた鞭痕が生々しい。
「どうした奴隷共!
もうギブアップか?
まだまだ音を上げるには早すぎだぜ『笑』」
「キャハハハハハ!鞭痕が綺麗について良くお似合いだよ。
主従仲良くさ『笑』」
寅雄が二人の美少年を嘲り笑い真央も釣られて甲高い笑い声を上げた。
サディスト二人の高笑いを聞きながら和希は後ろ手に手首を縛り合わされた拳をギュッと握りしめた。
✧僕は負けない!
耐えてやる!
そしてツカサも守りぬく!
自分の右肩に額を預けて鞭痕の痛みに耐えて啜り泣いているツカサの頬を自分の頬を擦り付けて慰める。
そんな和希とツカサに寅雄は残忍な次の責めを!
「じゃあ次はお前らも大好きな三角木馬責めだ。
いつものように足枷に重しをつけてやるが今日は特別調教だから重しは倍にしてやる。
嬉しいだろう『爆笑』」
✧ううん…おっ…重い…
僕のツカサは鋭利な三角木馬に跨がされている。
後ろ手緊縛の縄尻は天井から下がる鎖の先のフックに繋がれているけど、縄尻は木馬から落ちない為にさせる為だから、木馬の角は僕やツカサの股間に激しく喰い込んだ。
木馬責めを受けるのは何度でもあったけど、今日が辛いのは足枷に繋がれた鉄球が倍の2個繋がれている事。
木馬に喰い込む股間を守る為に必死で太腿に力を込めて踏ん張っているんだけど、2個の鉄球はさすがに辛い。
鉄球には小さなOリングが接続されていて鉄球同士を繋ぎ合わせる事も可能だった。
僕と同じくツカサも凄く辛そうだ。
僕とツカサはいつもの三角木馬責めの時と同様に緊縛されてる全面を密着させている。
僕たちは股間を抉られる痛みに耐える為に互いにキスをし合って、舌同士を絡ませ続けていた。
でもツカサは股間の痛みと両足の筋肉を突っ張らせているのが辛そうで、いつもより大量のあぶら汗をかいていた。
それに舌を絡ませている時もなにか舌の動きが淡白で。
いつもなら僕に縋り付くような舌遣いなのに。
それにツカサの身体が熱っぽい。
大丈夫だろうか?
体調を崩しているんじゃないか?
僕はキスを中断してツカサの耳元に唇を近づけた。
「はぁ…ツカサ…大丈夫?いつもよりも辛そうだよ?」
だがツカサからの返事が無い。
ただゼイゼイと息をするだけ。
「あ…ああ…ううん…かっ…和希さま…」
ツカサの身体から力が抜けて頭がガクリと僕の肩に。
こっ…これはおかしい!
「寅雄さま!真央さま!
ツカサの様子が変です。
直ぐに調教を中止して下さい!」
「はぁ…調教中止だあ!
和希!なんだ!調教師さまにその口の利き方は!」
寅雄は一本鞭を手に取ると和希の身体を激しく鞭打ちし始めた。
和希は唇を噛み締めツカサを庇うように鞭に耐える。
そして怒りに燃える瞳で寅雄に向かって叫んだ!
「見てわからないのか?
ツカサが危ないんだよ!
直ぐにツカサを休ませないとツカサに何かがあったらどうするんだよ!
あんたは調教師だけど、僕たちを殺していい権限までは与えられていないはずだ!
罰なら後から僕がいくらでも受けてやる!
だから早くツカサだけは休ませろ!
出来れば医者に見せてくれよ!
寅雄さま!このままだとあんたは殺人者だぞ!
真央さまもあなたはそれでもいいのか!
人殺しだぞ!」
呆気に取られた真央はさすがに慌てだし急いで寅雄を止めた!
「まずいよ!寅雄さん。
さすがに死人を出したら。
今すぐに調教を中止してツカサを休ませよう。」
力が強い彦丸にツカサは座敷牢に運ばれた。
僕も今日の調教は終了。
鞭打ちや三角木馬で全身がズキズキするけど我慢。
僕とツカサは座敷牢に戻されて僕はツカサの首輪手枷足枷を外してハイソックスも脱がせてツカサを浴室へ。
そして横になっているツカサの身体を洗ってやる。
湯冷めしないようにしっかりと身体から水気を拭き取り煎餅布団に寝かせてやる。
そして毛布を掛けてやるけどまだツカサが寒そう。
だから僕の分の毛布も掛けてやるけど。
ツカサの額に手をやると酷い熱。
僕は座敷牢から大声で叫んだ!
「誰かもっと布団を用意してくれ!
ツカサが酷い熱なんだ!
このままじゃ死んでしまう!
早く医者を連れて来てツカサを見せてくれ!
もしくは薬を!熱を下げる薬を!
早く!早く!早く~!」
房江と康弘が厚い布団と解熱用の薬を用意してきた。
「奴隷は医者に見せる必要は無い!」と稲垣が非人道的な事を言ったらしい。
さすがに康弘すら僕に申し訳なさそうな顔をしていた。
やむを得ない。僕は薬をツカサに飲ませてやる。
そして厚い布団をツカサに掛けてやるけど、ツカサは「…寒い…寒い…」と辛そうな声をあげるだけ。
奴隷のツカサも僕も座敷牢内では裸とハイソックスしか許されないから。
僕は意を決してツカサとおんなじ布団の中でツカサを抱きしめる。
僕の体温でツカサを温めてあげるんだ。
「か…和希さま…」
「どう。ツカサ。少しは暖かくなった?」
「…はい…和希さま…でも…僕はもう駄目かも…」
「嫌だ!ツカサは死なせない!ツカサは僕の一番大切な人なんだ!
ツカサを愛してる。
だからツカサも駄目なんて言わないで…お願い『涙』」
✧ツカサの火照る身体を僕は必死に抱きしめる。
神様…お願いします…
ツカサだけは助けて下さい…
ツカサの代わりに僕の生命を捧げますから!
お願いします…神様!『祈り』
ううん…僕は目を覚ました。
「和希さま…」
するとツカサが僕を見ながら微笑んでいる。
「ツカサ…あっ…もう熱は下がったの?
大丈夫?ツカサ。」
「はい…楽になりました。
和希さまのおかげです『微笑』」
「何を…僕は何もしてないよ。ツカサが頑張ってくれただけだよ『涙』」
「和希さま…どうして泣いておられるのですか?」
「だって。ツカサが…
僕…心配したんだ…本当に心配したんだよ!うっ…ううう…でも良かった…
本当に…」
「ああ…僕は起きなきゃ…稲垣家の使用人でも有りますし。」
「駄目!ツカサは今日…いや…体調が本調子になるまでここでお休み。」
「でもそれではまた稲垣に酷い罰を受けてしまいます。和希さまも。」
「大丈夫。僕が学校を休んでツカサの代わりに働くから。
だからツカサは何も考えずにゆっくりとお休み『微笑』」
ーーーーー
「なんだ。それでは和希がしばらくはツカサの代わりに働くのか?
まあいいだろう。
九鬼、彦丸、房江、真央。しばらくはツカサの代わりは和希だ。
ツカサの代わりだから最低身分の奴隷だな。
和希にしっかりと最低身分の立場を叩き込んで教えてやれ!
鞭などを使ってな。
ヘトヘトになるまでこき使ってやった後に、俺がたっぷりと陵辱してやる。
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