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第二部 蘭から薔薇へ 第二章
繋がりあう…二人の心
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「あっ…うううっ…くっ…ツっツカサ…大丈夫?」
「はいっ…あん…かっ…和希さま…僕は…平気です…」
和希が稲垣家に戻り奴隷としての日常が帰ってきた。
それを待っていたの如く、稲垣太蔵、娘の弥子、家政婦の飯島房江、木下真央、使用人頭の九鬼康弘、使用人の彦丸たち稲垣家の皆が揃っての調教会が行われる。
そして当然調教師の麻吹寅雄も呼ばれていた。
和希とツカサいつも通りに首輪と白いハイソックスだけを身につけた裸で後ろ手高手小手緊縛にされて、足を揃えた縄を天井から下がる鎖に繋がれて逆さ吊りにされている。
そして互いの姿を見合うように向き合わされていた。
逆さ吊りで頭に血が下がり苦しむ和希とツカサ。
和希もツカサも自分の愛する美少年の苦しむ表情に心が締め付けられて哀涙を流している。
そしてそんな二人の前に一本鞭を持って立つ二人。
和希の背後には寅雄が、ツカサの背後には真央が冷酷な笑みを浮かべて舌なめずりをしている。
「和希。大野から話は聞いてるぜ!外出はお楽しみだったようだな。
そしてテニス部の1年で立花って言ったっけ。
立花が集めた女たちとずいぶんと盛り上がっていたみたいだなあ!
ツカサに言ってやれや。
やっぱり僕は女の方がいいです~!
ツカサみたいな平凡な男の相手はつまらないです~!てな『笑』」
寅雄は鞭の柄で和希の顎を引き下げて和希を挑発した。
和希が真希たち女共と関係を持った事をきっかけにツカサの心を傷つけて、和希とツカサの互いを疑心暗鬼にして二人の仲にひびを入れようとしたのだ。
さらに追い討ちをかけるように真央もツカサを嘲笑する。
元レディースの真央は逆さまになったツカサの髪の毛を鷲掴みにしてツカサの耳元で囁く。
「ツカサ!お前が忠誠を誓う愛すべき和希坊ちゃまは相手が女でも男でも、縛られれば発情して誰彼構わずに関係を持つ淫らな淫売なのさ。
さぞかしその立花って女にも股を開いて盛ってやがったんだろうね。
愛しい和希お坊ちゃまに裏切られた気分はどんな気分だい?
聞かせておくれよ『笑』」
ツカサは哀涙を流しながら和希の瞳を真っ直ぐに見て口を開く。
それは他の誰でもない和希だけに向けて語られた言葉だった。
そしてツカサの唇から溢れ出た言葉は寅雄や真央の期待して予想する言葉とは全く相反する言葉だった。
「ああ…和希さま…僕は…和希さま…がどこにおられようと…何を成されようと…僕は和希さまを信じています。
なぜなら和希さまが…ぼっ…僕を大切に思ってくれているのですから…
僕が和希さまを想うと同じ…和希さまも僕を…♡『優笑』」
ツカサは一片の曇りもない瞳で和希の瞳を見つめる。
そして和希もツカサのまるで菩薩のような優しい表情のツカサを見つめてコクリと頷き微笑んだ。
✧うん…わかってるよ…ツカサ。
大丈夫…僕がツカサの心を疑う訳がないからね。
和希とツカサの心の絆は寅雄や真央が考えるよりはるかに強靭だったのだ。
共に逆さ吊りにされながら互いの瞳を見つめ合い微笑みを浮かべている二人の奴隷少年たちに、寅雄も真央もふつふつと湧き上がる怒りを感じた。
それはある種の敗北感に似た感情。
特に真央は顔を真っ赤にして逆上していた。
育ちが悪く幼少期より両親よりDVを受け愛情などとは全く縁が無く、長じてからは不良グループで悪事に走り、社会の鼻つまみものとして生きてきた真央。
奴隷の分際で自分が得られなかった愛情で結ばれてる和希とツカサに真央は殺意に近い感情が湧き起こった。
「何が和希さまを信じるだよ!
てめえらは稲垣家の奴隷だろうが!
笑わせんじゃねえよ!
奴隷が偉そうに相手を想うとか特定の誰かを愛するなんて台詞はちゃんちゃらおかしいんだよ!
おらっ!マゾ奴隷!変態奴隷!てめえらには未来なんてねえんだよ!
それを今からてめえらの身体にたっぷりと教え込んでやらあ!
この一本鞭でな!」
真央はツカサの背後に回るとこめかみに青筋を立てながら鞭を振り上げて力任せにツカサの身体に振り下ろした!
バッシーン!バッシーン!
凄まじい打擲音が鳴り響く。
「うっ…ああ…ああ…ああ…くっ…痛…」
ツカサは手首を縛り合わされた拳を強く握り、歯を食いしばり真央の鞭に耐える。
そして和希の背後に回った寅雄が和希を鞭で打擲し始めた。
寅雄はまるで能面のような無表情で和希を鞭打っていく。
和希とツカサの身体が鞭を打たれて激痛に悶えるたびに揺れてその勢いで逆さ吊りにぶら下がる身体がゆっくりと回る。
回る和希とツカサの身体は前後から鞭打ちたい寅雄と真央には好都合。
両手を縛り合わされた背中を向けば背中を。
激痛からの涙を流す顔を向けば遠慮呵責なく二人の胸元や腹部、太腿などに鞭が振るわれた。
一本鞭の打撃跡は赤いミミズ腫れになり、酷い箇所からは血が滲み出る。
しかし和希とツカサは決して寅雄や真央には屈しない。
二人共に拳をギュッと握りしめて歯を食いしばり鞭打ち拷問に耐えていた。
✧ツカサ…頑張れ…負けるな!ツカサ!
✧かっ…和希さま…僕は…和希さまとなら!
✧僕たちは負けない…
僕たちの互いを想う心は…稲垣や…寅雄などが引き裂く事なんか出来るもんか❗️
「はいっ…あん…かっ…和希さま…僕は…平気です…」
和希が稲垣家に戻り奴隷としての日常が帰ってきた。
それを待っていたの如く、稲垣太蔵、娘の弥子、家政婦の飯島房江、木下真央、使用人頭の九鬼康弘、使用人の彦丸たち稲垣家の皆が揃っての調教会が行われる。
そして当然調教師の麻吹寅雄も呼ばれていた。
和希とツカサいつも通りに首輪と白いハイソックスだけを身につけた裸で後ろ手高手小手緊縛にされて、足を揃えた縄を天井から下がる鎖に繋がれて逆さ吊りにされている。
そして互いの姿を見合うように向き合わされていた。
逆さ吊りで頭に血が下がり苦しむ和希とツカサ。
和希もツカサも自分の愛する美少年の苦しむ表情に心が締め付けられて哀涙を流している。
そしてそんな二人の前に一本鞭を持って立つ二人。
和希の背後には寅雄が、ツカサの背後には真央が冷酷な笑みを浮かべて舌なめずりをしている。
「和希。大野から話は聞いてるぜ!外出はお楽しみだったようだな。
そしてテニス部の1年で立花って言ったっけ。
立花が集めた女たちとずいぶんと盛り上がっていたみたいだなあ!
ツカサに言ってやれや。
やっぱり僕は女の方がいいです~!
ツカサみたいな平凡な男の相手はつまらないです~!てな『笑』」
寅雄は鞭の柄で和希の顎を引き下げて和希を挑発した。
和希が真希たち女共と関係を持った事をきっかけにツカサの心を傷つけて、和希とツカサの互いを疑心暗鬼にして二人の仲にひびを入れようとしたのだ。
さらに追い討ちをかけるように真央もツカサを嘲笑する。
元レディースの真央は逆さまになったツカサの髪の毛を鷲掴みにしてツカサの耳元で囁く。
「ツカサ!お前が忠誠を誓う愛すべき和希坊ちゃまは相手が女でも男でも、縛られれば発情して誰彼構わずに関係を持つ淫らな淫売なのさ。
さぞかしその立花って女にも股を開いて盛ってやがったんだろうね。
愛しい和希お坊ちゃまに裏切られた気分はどんな気分だい?
聞かせておくれよ『笑』」
ツカサは哀涙を流しながら和希の瞳を真っ直ぐに見て口を開く。
それは他の誰でもない和希だけに向けて語られた言葉だった。
そしてツカサの唇から溢れ出た言葉は寅雄や真央の期待して予想する言葉とは全く相反する言葉だった。
「ああ…和希さま…僕は…和希さま…がどこにおられようと…何を成されようと…僕は和希さまを信じています。
なぜなら和希さまが…ぼっ…僕を大切に思ってくれているのですから…
僕が和希さまを想うと同じ…和希さまも僕を…♡『優笑』」
ツカサは一片の曇りもない瞳で和希の瞳を見つめる。
そして和希もツカサのまるで菩薩のような優しい表情のツカサを見つめてコクリと頷き微笑んだ。
✧うん…わかってるよ…ツカサ。
大丈夫…僕がツカサの心を疑う訳がないからね。
和希とツカサの心の絆は寅雄や真央が考えるよりはるかに強靭だったのだ。
共に逆さ吊りにされながら互いの瞳を見つめ合い微笑みを浮かべている二人の奴隷少年たちに、寅雄も真央もふつふつと湧き上がる怒りを感じた。
それはある種の敗北感に似た感情。
特に真央は顔を真っ赤にして逆上していた。
育ちが悪く幼少期より両親よりDVを受け愛情などとは全く縁が無く、長じてからは不良グループで悪事に走り、社会の鼻つまみものとして生きてきた真央。
奴隷の分際で自分が得られなかった愛情で結ばれてる和希とツカサに真央は殺意に近い感情が湧き起こった。
「何が和希さまを信じるだよ!
てめえらは稲垣家の奴隷だろうが!
笑わせんじゃねえよ!
奴隷が偉そうに相手を想うとか特定の誰かを愛するなんて台詞はちゃんちゃらおかしいんだよ!
おらっ!マゾ奴隷!変態奴隷!てめえらには未来なんてねえんだよ!
それを今からてめえらの身体にたっぷりと教え込んでやらあ!
この一本鞭でな!」
真央はツカサの背後に回るとこめかみに青筋を立てながら鞭を振り上げて力任せにツカサの身体に振り下ろした!
バッシーン!バッシーン!
凄まじい打擲音が鳴り響く。
「うっ…ああ…ああ…ああ…くっ…痛…」
ツカサは手首を縛り合わされた拳を強く握り、歯を食いしばり真央の鞭に耐える。
そして和希の背後に回った寅雄が和希を鞭で打擲し始めた。
寅雄はまるで能面のような無表情で和希を鞭打っていく。
和希とツカサの身体が鞭を打たれて激痛に悶えるたびに揺れてその勢いで逆さ吊りにぶら下がる身体がゆっくりと回る。
回る和希とツカサの身体は前後から鞭打ちたい寅雄と真央には好都合。
両手を縛り合わされた背中を向けば背中を。
激痛からの涙を流す顔を向けば遠慮呵責なく二人の胸元や腹部、太腿などに鞭が振るわれた。
一本鞭の打撃跡は赤いミミズ腫れになり、酷い箇所からは血が滲み出る。
しかし和希とツカサは決して寅雄や真央には屈しない。
二人共に拳をギュッと握りしめて歯を食いしばり鞭打ち拷問に耐えていた。
✧ツカサ…頑張れ…負けるな!ツカサ!
✧かっ…和希さま…僕は…和希さまとなら!
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