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第二部 蘭と蠍(サソリ)篇 三章
ツカサへのいたわり
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♡和希
開放された僕は、座敷牢に戻されると、そのままうつ伏せになって倒れ込んだ…
今日はテニス部で酷い辱めを受けて、稲垣家に帰ればツカサと二人で奴隷調教。
もう…ヘトヘトでお風呂に入ったり、食事を摂る気力もわかないんだ。
あああ~、辛いよう…苦しいよう…
麻吹寅雄と木下真央がニヤニヤ笑いながら、牢の外から僕を嘲笑する。
でも…僕には何も言い返す力も残っていない…
早くお風呂を浴びて…食事だけは…済ませて…
それからゆっくりと…もう…休みたいんだ…
「なんだよ和希。何も言い返せないのか?
だらしねえ。
まあ…今日はこれで終わりだが、明日はどうやっていたぶってやろうか?
楽しみだぜ!
じゃあな!お休みマゾ奴隷和希。
ハハハハハ!」
うう…言われたい放題で悔しい!
涙が止まらない…
僕はよろよろと立ち上がりお風呂に向かおうとすると、彦丸がツカサを抱えてやってきた。
小柄なツカサの身体は微動だにせず…まさか…死んだんじゃ無いよね…
ガチャリ!
牢の入口が開けられて、彦丸は乱暴にツカサを押し込む!
床に転がるツカサ。
「彦丸!何をするんだ!」
僕はカッ!となり彦丸を一喝するが、彦丸は僕を冷たい目で一瞥すると、
「ああーん!奴隷の分際でイキがるんじゃねえよ!
首をへし折るぞ!
だいたいいつまでも坊っちゃん面してるんじゃねえ!
俺はお前が嫌いだったんだ。」
僕を恫喝して、そのまま戻っていった。
僕はツカサを抱き上げる。
ツカサは白いハイソックス裸で、首輪手枷足枷付きの奴隷姿。
竹刀で打たれたのだろう。
身体はミミズ腫れと青痣だらけ。
そして顔からは酷いアンモニア臭。
手枷をずらした手首や二の腕、胸やお腹にはかなりきつく縛られたんだろう。
酷い縄跡が残っている。
そしてツカサはもう息をするのがいっぱいいっぱいで、身体を起こす力も残っていないらしい。
これは…奴隷調教なんかじゃ…ないよ…
ただの…拷問じゃないか!
ひっ…酷い!酷すぎる…よ…
「うっ…ううう…ううう…
ツカサっ!目を開けて…しっかりして…『涙』」
ポタポタと僕の涙がツカサの頬に…
ツカサの瞼が動き…ツカサは力無く…目を開けた…
「か…か…和希…様…
ぼっ…僕は…頑張りました…
ほっ褒めて…下さい『涙』」
うう…僕は身体の奥からこみ上げてくるものを堪えて…
ただツカサを抱きしめた…
「うん…うん…がっ…頑張ったね…ツカサ…本当に頑張ったね!
頑張っ…ううう…ううう…あああ~あああ~あああ~…あああ~んあああ~ん…『号泣』」
僕はツカサから首輪、枷、ハイソックスを脱がして裸にして、僕も裸になりツカサを背負って浴場へ。
ツカサをきれいにしてあげたかったんだ。
ツカサを優しく寝かすと、古タオルにボディーソープをつけて、ツカサの身体を洗ってやる。
「あっ痛っうう…」
ツカサが酷く痛がる。ああっ…傷にタオルが擦れて痛いんだ。
僕たち奴隷はタオルも古びた表面が硬くなったタオルを使うから。
でもどうすれば…
僕は手のひらにボディーソープをつけて、擦って泡立てて、ツカサの身体を手のひらで洗ってやる。
こうすれば痛みは軽減されるよね。
「あっ…あっ…」
ツカサが甘い声をあげた。
「あっ…ごめんね。ツカサ。痛かった?」
「あっ…いえ…和希様…
凄く気持ちいいです。
和希様の…優しさが…手のひらから…凄く伝わります…」
「何を言っているの?これくらい当然だよ…それより痛くない?
遠慮なく言いなさい。『涙』」
「いえ…僕は…幸せ者です…愛しい和希様に…こんな事まで…嬉しい…『涙』」
くっ…僕は…胸からこみあげる気持ちに耐えられず、ツカサに優しくキスをしていく…
ツカサも僕に応えてくれた…
僕たちは互いに舌を絡ませ合いながら互いの唇の感触を確かめ合う。
ああっ…このまま二人とも同時に溶けて一つになりたい…
同化してしまいたい…
時よ…止まれ…
永遠にこのままで…❗
開放された僕は、座敷牢に戻されると、そのままうつ伏せになって倒れ込んだ…
今日はテニス部で酷い辱めを受けて、稲垣家に帰ればツカサと二人で奴隷調教。
もう…ヘトヘトでお風呂に入ったり、食事を摂る気力もわかないんだ。
あああ~、辛いよう…苦しいよう…
麻吹寅雄と木下真央がニヤニヤ笑いながら、牢の外から僕を嘲笑する。
でも…僕には何も言い返す力も残っていない…
早くお風呂を浴びて…食事だけは…済ませて…
それからゆっくりと…もう…休みたいんだ…
「なんだよ和希。何も言い返せないのか?
だらしねえ。
まあ…今日はこれで終わりだが、明日はどうやっていたぶってやろうか?
楽しみだぜ!
じゃあな!お休みマゾ奴隷和希。
ハハハハハ!」
うう…言われたい放題で悔しい!
涙が止まらない…
僕はよろよろと立ち上がりお風呂に向かおうとすると、彦丸がツカサを抱えてやってきた。
小柄なツカサの身体は微動だにせず…まさか…死んだんじゃ無いよね…
ガチャリ!
牢の入口が開けられて、彦丸は乱暴にツカサを押し込む!
床に転がるツカサ。
「彦丸!何をするんだ!」
僕はカッ!となり彦丸を一喝するが、彦丸は僕を冷たい目で一瞥すると、
「ああーん!奴隷の分際でイキがるんじゃねえよ!
首をへし折るぞ!
だいたいいつまでも坊っちゃん面してるんじゃねえ!
俺はお前が嫌いだったんだ。」
僕を恫喝して、そのまま戻っていった。
僕はツカサを抱き上げる。
ツカサは白いハイソックス裸で、首輪手枷足枷付きの奴隷姿。
竹刀で打たれたのだろう。
身体はミミズ腫れと青痣だらけ。
そして顔からは酷いアンモニア臭。
手枷をずらした手首や二の腕、胸やお腹にはかなりきつく縛られたんだろう。
酷い縄跡が残っている。
そしてツカサはもう息をするのがいっぱいいっぱいで、身体を起こす力も残っていないらしい。
これは…奴隷調教なんかじゃ…ないよ…
ただの…拷問じゃないか!
ひっ…酷い!酷すぎる…よ…
「うっ…ううう…ううう…
ツカサっ!目を開けて…しっかりして…『涙』」
ポタポタと僕の涙がツカサの頬に…
ツカサの瞼が動き…ツカサは力無く…目を開けた…
「か…か…和希…様…
ぼっ…僕は…頑張りました…
ほっ褒めて…下さい『涙』」
うう…僕は身体の奥からこみ上げてくるものを堪えて…
ただツカサを抱きしめた…
「うん…うん…がっ…頑張ったね…ツカサ…本当に頑張ったね!
頑張っ…ううう…ううう…あああ~あああ~あああ~…あああ~んあああ~ん…『号泣』」
僕はツカサから首輪、枷、ハイソックスを脱がして裸にして、僕も裸になりツカサを背負って浴場へ。
ツカサをきれいにしてあげたかったんだ。
ツカサを優しく寝かすと、古タオルにボディーソープをつけて、ツカサの身体を洗ってやる。
「あっ痛っうう…」
ツカサが酷く痛がる。ああっ…傷にタオルが擦れて痛いんだ。
僕たち奴隷はタオルも古びた表面が硬くなったタオルを使うから。
でもどうすれば…
僕は手のひらにボディーソープをつけて、擦って泡立てて、ツカサの身体を手のひらで洗ってやる。
こうすれば痛みは軽減されるよね。
「あっ…あっ…」
ツカサが甘い声をあげた。
「あっ…ごめんね。ツカサ。痛かった?」
「あっ…いえ…和希様…
凄く気持ちいいです。
和希様の…優しさが…手のひらから…凄く伝わります…」
「何を言っているの?これくらい当然だよ…それより痛くない?
遠慮なく言いなさい。『涙』」
「いえ…僕は…幸せ者です…愛しい和希様に…こんな事まで…嬉しい…『涙』」
くっ…僕は…胸からこみあげる気持ちに耐えられず、ツカサに優しくキスをしていく…
ツカサも僕に応えてくれた…
僕たちは互いに舌を絡ませ合いながら互いの唇の感触を確かめ合う。
ああっ…このまま二人とも同時に溶けて一つになりたい…
同化してしまいたい…
時よ…止まれ…
永遠にこのままで…❗
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