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第3章 巨大昆虫の生態調査
#7 サナギの解剖
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一連の撮影を見ていて、怖くなったのは和佳菜。
幼虫から少しサナギがはみ出して動かなくなった状態に戻された和佳菜も解剖のため、金属トレーに載せられ撮影が始まる。
莉菜と美菜の幼虫の死骸を解剖している間に、和佳菜は回復していたが莉菜と美菜の解剖シーンを見て青ざめていた。
白いラバーマスクを被る前の和佳菜の目はすでに潤んでいた。
それを隠すように頭を左右に振ってからマスクを被って、サナギの内臓器官の着ぐるみを着る。
サナギの内臓器官の着ぐるみは身動きが取れなくなるので、スタッフにサナギの着ぐるみを着せてもらう。
これですでに内臓器官の着ぐるみとサナギの着ぐるみを重ね着し、しかも手足が使えない。
そんな和佳菜をさらに幼虫の着ぐるみへと詰める。
幼虫の着ぐるみの背中は少し開いてサナギが見えるのだが脱げない。
そんな状態で死骸となったサナギ役の和佳菜が解剖される。
当然のようにサナギの中には緑色のローションが注入される。
しかも、幼虫の時とは比にならない程大量に。
いよいよ、準備が整い撮影が開始。
解剖着に着替えた研究所職員たちが入ってきた。
これから解剖が始まろうとした時、死骸役の和佳菜が暴れ出した。
研究所職員役の人たちも驚いて撮影が一旦止まる。
原因は緑色のローションの過剰な注入。
それにより和佳菜は呼吸できなくなり、苦しさに耐えられずに暴れたのだった。
着ぐるみを今更脱がせる訳にもいかず、ローションを抜く訳にもいかず、和佳菜の体を縦て呼吸を確保した後、呼吸用の細いチューブを咥えてもらい撮影が再開した。
幼虫の着ぐるみが切られて、背中が大きく開くと、サナギが出てきたが幼虫の様な体液は出てこない。
それはサナギへの変体前だったから。
だが、サナギにメスを入れると大量の緑色の体液が溢れ出す。
それはみるみる金属トレーを満たし、溢れてもなおも出続けて床を体液で汚してようやく収まった。
研究所職員によりサナギから引き出された内臓器官は幼虫の時よりもさらに複雑でグロテスクさが増していた。
そんなサナギの解剖検体も真空パックされるのだろうかと見つめる中、大きなビンが出てきた。
標本をホルマリン漬けにするようなビンにはすでに黄色がかった液で満たされている。
そこへ緑色の体液まみれのサナギの内臓器官を持ち上げて研究所職員2人がかりで入れる。
大きさピッタリに作られたビンの中で、サナギの内臓器官の着ぐるみを着た和佳菜は動かない、いや動けずにいた。
持ち上げられビンへと移される際、研究所職員役の人から撮影がまだ続くことを小声で伝えられていたから。
幸いビンの中で全身を液体に浸けられても、和佳菜は呼吸用のチューブを咥えていた為、暴れる事はなかったがメンバーはその事を知らない。
静かにビンの中に浮かぶ和佳菜を見て、気絶したのではと心配を始めるメンバー。
そこへ研究所所長がやって来た。
そして、満足そうに標本を眺める。
そこからが長い、職員たちにいろいろ解剖の状況を聞き質問した上で指示を与えている。
挙句の果てには、標本に布を掛けて職員たちは和佳菜を何処かへ運んで行ってしまった。
それでも所長の長ゼリフは続く。
メンバーは和佳菜の事が心配になり苛立ちを隠せずにいるが、撮影中のためその場を離れることもできない。
所長の長い長いセリフを遮るように1人の女性職員が白衣姿で現れた。
女性が所長に耳打ちすると、「そうか、分かった!」そう言うと所長がその場を去りカットの声。
和佳菜を心配し走り出すメンバーの前に先ほど現れた女性職員が立ち塞がる。
その女性職員の顔を見て、メンバーは泣き出し女性職員に抱きつく。
そこにいたのは白衣の下に、白いラバースーツを着た和佳菜だった。
これはメンバーに対するプチドッキリだった。
こうして大変だった撮影の初日が終わった。
そして、このメンバーが和佳菜を心配して苛立ちを露わにし、和佳菜の無事が分かった時の喜びようもしっかりとメイキング映像に収められていた。
幼虫から少しサナギがはみ出して動かなくなった状態に戻された和佳菜も解剖のため、金属トレーに載せられ撮影が始まる。
莉菜と美菜の幼虫の死骸を解剖している間に、和佳菜は回復していたが莉菜と美菜の解剖シーンを見て青ざめていた。
白いラバーマスクを被る前の和佳菜の目はすでに潤んでいた。
それを隠すように頭を左右に振ってからマスクを被って、サナギの内臓器官の着ぐるみを着る。
サナギの内臓器官の着ぐるみは身動きが取れなくなるので、スタッフにサナギの着ぐるみを着せてもらう。
これですでに内臓器官の着ぐるみとサナギの着ぐるみを重ね着し、しかも手足が使えない。
そんな和佳菜をさらに幼虫の着ぐるみへと詰める。
幼虫の着ぐるみの背中は少し開いてサナギが見えるのだが脱げない。
そんな状態で死骸となったサナギ役の和佳菜が解剖される。
当然のようにサナギの中には緑色のローションが注入される。
しかも、幼虫の時とは比にならない程大量に。
いよいよ、準備が整い撮影が開始。
解剖着に着替えた研究所職員たちが入ってきた。
これから解剖が始まろうとした時、死骸役の和佳菜が暴れ出した。
研究所職員役の人たちも驚いて撮影が一旦止まる。
原因は緑色のローションの過剰な注入。
それにより和佳菜は呼吸できなくなり、苦しさに耐えられずに暴れたのだった。
着ぐるみを今更脱がせる訳にもいかず、ローションを抜く訳にもいかず、和佳菜の体を縦て呼吸を確保した後、呼吸用の細いチューブを咥えてもらい撮影が再開した。
幼虫の着ぐるみが切られて、背中が大きく開くと、サナギが出てきたが幼虫の様な体液は出てこない。
それはサナギへの変体前だったから。
だが、サナギにメスを入れると大量の緑色の体液が溢れ出す。
それはみるみる金属トレーを満たし、溢れてもなおも出続けて床を体液で汚してようやく収まった。
研究所職員によりサナギから引き出された内臓器官は幼虫の時よりもさらに複雑でグロテスクさが増していた。
そんなサナギの解剖検体も真空パックされるのだろうかと見つめる中、大きなビンが出てきた。
標本をホルマリン漬けにするようなビンにはすでに黄色がかった液で満たされている。
そこへ緑色の体液まみれのサナギの内臓器官を持ち上げて研究所職員2人がかりで入れる。
大きさピッタリに作られたビンの中で、サナギの内臓器官の着ぐるみを着た和佳菜は動かない、いや動けずにいた。
持ち上げられビンへと移される際、研究所職員役の人から撮影がまだ続くことを小声で伝えられていたから。
幸いビンの中で全身を液体に浸けられても、和佳菜は呼吸用のチューブを咥えていた為、暴れる事はなかったがメンバーはその事を知らない。
静かにビンの中に浮かぶ和佳菜を見て、気絶したのではと心配を始めるメンバー。
そこへ研究所所長がやって来た。
そして、満足そうに標本を眺める。
そこからが長い、職員たちにいろいろ解剖の状況を聞き質問した上で指示を与えている。
挙句の果てには、標本に布を掛けて職員たちは和佳菜を何処かへ運んで行ってしまった。
それでも所長の長ゼリフは続く。
メンバーは和佳菜の事が心配になり苛立ちを隠せずにいるが、撮影中のためその場を離れることもできない。
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女性が所長に耳打ちすると、「そうか、分かった!」そう言うと所長がその場を去りカットの声。
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その女性職員の顔を見て、メンバーは泣き出し女性職員に抱きつく。
そこにいたのは白衣の下に、白いラバースーツを着た和佳菜だった。
これはメンバーに対するプチドッキリだった。
こうして大変だった撮影の初日が終わった。
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