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第3章 巨大昆虫の生態調査
#5 サナギ
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5人のメンバーに香織がアドバイスする。
幼虫の着ぐるみは脱皮し易いように作られているので、体を揺すって背中側に力を込めていくと幼虫の着ぐるみが破れて脱皮ができると。
ただ、着ぐるみを重ね着しているので慌てずに落ち着いて演技することが大事。
焦ってしまうと呼吸が物凄く苦しくなってしまうので、上手くいかない時は一旦休憩して再チャレンジするようにアドバイスをしていた。
幼虫の死骸役の莉菜と美菜の2人以外の5人はサナギの着ぐるみの中へ。
サナギのお尻の尖った先の部分が大きく開けるようになっていてそこから着ぐるみの中へ入る。
サナギの着ぐるみの中では手足をそれぞれサナギの4本の足に入れていく。
サナギの着ぐるみの中で、彼女たちの手足の収まりはいいがほとんど動かせなくなってしまう。
そして、準備のできたサナギに先ほどとは別の破れて脱皮し易い幼虫の着ぐるみを着せていく。
こうしてから5人は土の中に造られた部屋へと戻されていく。
やはりというべきか、幼虫の着ぐるみの中には脱皮しにくいように作られたものが一つだけ混じっていた。
それが当たったのは和佳菜。
和佳菜だけはサナギに入る前に、別の着ぐるみを着るように指示されていた。
それはサナギの手足がついた内臓器官の着ぐるみ。
これのせいで動きが悪くなり、和佳菜は幼虫からサナギへの脱皮の途中で半分だけ脱皮して絶命してしまう役を担う事になった。
撮影が始まり、自分だけ脱皮できない事を知らされていない和佳菜は、脱皮できずに呻き声を上げていたがカメラは止まらない。
和佳菜は必死に動いて脱皮を試みたが体力が尽き、ついには動かなくなってしまった。
和佳菜が動かなくなって、しばらくしてからカットがかかった。
着ぐるみからようやく引き摺り出された和佳菜は気を失っていた。
そんな事があっても撮影は続く。
毎回の事ながら、スーツアクトレスに対する扱いが酷い。
それがアイドルの女の子たちでも例外ではなかった。
無事に幼虫から脱皮しサナギとなった4人は掘り起こされて、研究職員に調査される。
調査が済むと再び土の中の部屋へ戻される。
サナギはジッとしている事が多いが、絵がもたないので時折動く様に指示があり、各々の自分が思うように体をくねらせたりして動いた。
こんな過酷な撮影が一日中続き、ようやく本日の撮影を終えた4人。
白いラバースーツから顔を出した4人は明日も撮影が続く。
幼虫の着ぐるみは脱皮し易いように作られているので、体を揺すって背中側に力を込めていくと幼虫の着ぐるみが破れて脱皮ができると。
ただ、着ぐるみを重ね着しているので慌てずに落ち着いて演技することが大事。
焦ってしまうと呼吸が物凄く苦しくなってしまうので、上手くいかない時は一旦休憩して再チャレンジするようにアドバイスをしていた。
幼虫の死骸役の莉菜と美菜の2人以外の5人はサナギの着ぐるみの中へ。
サナギのお尻の尖った先の部分が大きく開けるようになっていてそこから着ぐるみの中へ入る。
サナギの着ぐるみの中では手足をそれぞれサナギの4本の足に入れていく。
サナギの着ぐるみの中で、彼女たちの手足の収まりはいいがほとんど動かせなくなってしまう。
そして、準備のできたサナギに先ほどとは別の破れて脱皮し易い幼虫の着ぐるみを着せていく。
こうしてから5人は土の中に造られた部屋へと戻されていく。
やはりというべきか、幼虫の着ぐるみの中には脱皮しにくいように作られたものが一つだけ混じっていた。
それが当たったのは和佳菜。
和佳菜だけはサナギに入る前に、別の着ぐるみを着るように指示されていた。
それはサナギの手足がついた内臓器官の着ぐるみ。
これのせいで動きが悪くなり、和佳菜は幼虫からサナギへの脱皮の途中で半分だけ脱皮して絶命してしまう役を担う事になった。
撮影が始まり、自分だけ脱皮できない事を知らされていない和佳菜は、脱皮できずに呻き声を上げていたがカメラは止まらない。
和佳菜は必死に動いて脱皮を試みたが体力が尽き、ついには動かなくなってしまった。
和佳菜が動かなくなって、しばらくしてからカットがかかった。
着ぐるみからようやく引き摺り出された和佳菜は気を失っていた。
そんな事があっても撮影は続く。
毎回の事ながら、スーツアクトレスに対する扱いが酷い。
それがアイドルの女の子たちでも例外ではなかった。
無事に幼虫から脱皮しサナギとなった4人は掘り起こされて、研究職員に調査される。
調査が済むと再び土の中の部屋へ戻される。
サナギはジッとしている事が多いが、絵がもたないので時折動く様に指示があり、各々の自分が思うように体をくねらせたりして動いた。
こんな過酷な撮影が一日中続き、ようやく本日の撮影を終えた4人。
白いラバースーツから顔を出した4人は明日も撮影が続く。
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