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第1章 巨大昆虫観察
#3 驚きの事実
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テレビ画面を見ていてそれほど真剣には聞いていなかったが、確かに妻はそう答えた。
妻 香織の顔を見ると、なんともいえない微妙な表情でテレビ画面を見ている。
テレビ画面を見ずに驚いて、妻を見ている自分に向かって、香織は巨大昆虫観察のすべての着ぐるみに入っていたのは自分であることを告白してくれた。
そして、自分の旦那がこの番組のファンであると知り、ものすごく嬉しかったことも。
その告白は妻以上に俺の方が嬉しかった。
散々探し求めていた女性が、まさか自分の妻だったとは思いもしなかったので。
「番組大ファンのあなたの質問に何でも答えてあげるわよ」
と香織は笑顔でいってくれた。
楽しみは少しずつと思い、毎日DVDを一緒に見ながら、いろいろ質問することになった。
そもそも、どうして着ぐるみに入ることになったかというと、役者などを派遣する会社の事務員として就職した香織だったが、すでに巨大昆虫観察に着ぐるみに入り出演が決まっていた女性が事故で入院してしまい、その女性に合わせて、すでに着ぐるみが造られていた。
撮影スケジュールも決まっており、着ぐるみの造り直しの時間もない、さらに怪我をした女性と背格好の同じ代わりの人がいなかったため、 唯一会社内で同じ背格好の香織に声がかかったという。
入社したばかりで、断ることもできなかった香織は今回だけという条件付きで出演をOKした。
ただ、本名は伏せて欲しいとお願いすると、田代香織を並び代えて、織田香代子の芸名での出演となったという事のようだ。
妻 香織の顔を見ると、なんともいえない微妙な表情でテレビ画面を見ている。
テレビ画面を見ずに驚いて、妻を見ている自分に向かって、香織は巨大昆虫観察のすべての着ぐるみに入っていたのは自分であることを告白してくれた。
そして、自分の旦那がこの番組のファンであると知り、ものすごく嬉しかったことも。
その告白は妻以上に俺の方が嬉しかった。
散々探し求めていた女性が、まさか自分の妻だったとは思いもしなかったので。
「番組大ファンのあなたの質問に何でも答えてあげるわよ」
と香織は笑顔でいってくれた。
楽しみは少しずつと思い、毎日DVDを一緒に見ながら、いろいろ質問することになった。
そもそも、どうして着ぐるみに入ることになったかというと、役者などを派遣する会社の事務員として就職した香織だったが、すでに巨大昆虫観察に着ぐるみに入り出演が決まっていた女性が事故で入院してしまい、その女性に合わせて、すでに着ぐるみが造られていた。
撮影スケジュールも決まっており、着ぐるみの造り直しの時間もない、さらに怪我をした女性と背格好の同じ代わりの人がいなかったため、 唯一会社内で同じ背格好の香織に声がかかったという。
入社したばかりで、断ることもできなかった香織は今回だけという条件付きで出演をOKした。
ただ、本名は伏せて欲しいとお願いすると、田代香織を並び代えて、織田香代子の芸名での出演となったという事のようだ。
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