169 / 200
169 取り戻した記憶《レイラ?》
しおりを挟む
幼い頃からずっとアイザック・ヘーゼルダインは、その高い地位と麗しい容姿で、令嬢達から絶大なる人気を誇っていた。
しかし、彼はどんな美人が寄って来ようとも、ナメクジでも見る様な眼差しを向け、けんもほろろに追い返す。
それでも、我こそはと果敢に彼にアタックする者は後を絶たず、数多の令嬢が玉砕しては涙を流した。
エイリーン・ブリンドルも、そんなアイザックにこっ酷く振られた令嬢の一人である。
当時の彼は、とある平凡な令嬢と親しくしていると噂になっていた。
その噂を聞いた令嬢達は、『遂にお相手を決めたのか』と捉えて諦める者と、『女性に対するガードが緩くなっているのでは? ならば自分にもチャンスがある筈!』と無駄に前向きに捉える者に二分された。
(絶対に彼女よりも私の方が可愛いのに)
勘違い令嬢エイリーンは、完全に後者側だった。
彼に話し掛ける機会さえあれば、自分が選ばれるに決まっていると、根拠も無く思い込んだ。
だからこそ、街で見掛けた彼に、無謀にも突撃したのだが……。
『君は、社交のマナーを学び直した方が良いんじゃないか?』
『僕のオフィーリアに変な言い掛かりを付けたっていうご令嬢だよね?』
『今後はオフィーリアにも僕にも関わらない事をお勧めする』
例の平凡令嬢との間で起こしたトラブルを責め、不愉快そうな顔でそう言い放った彼は、サッサとその場を去ってしまった。
茫然自失の状態で、フラフラと馬車へ戻る道を辿り始めたエイリーン。
心配した侍女や護衛の呼び掛けも、全く耳に入って来なかった。
ぼんやりし過ぎていた彼女は少し捲れていた石畳に躓き、前のめりに勢い良く倒れる。
咄嗟の事に、護衛騎士も反応が遅れた。
そして運悪く、近くに立っていた街灯の支柱に額を強打したのだ。
「───イ…ッタァ……!」
蹲って動けない彼女に、侍女と護衛が駆け寄る。
「お嬢様っ!? 大丈夫ですか?」
あまりの衝撃で、目の前に星がチカチカ飛び回った。
思わずギュッと瞼を閉じると、見た事も無い大量の映像が、頭の中に流れ始めた。
大きな鉄の塊が鳥みたいに空を飛んでいる。
小さな薄い板の中で、人間が歌ったり、騒いだりしている。
王宮よりも何倍も高い、四角い建物が幾つも犇めく様に聳え立っている。
(何? 何なの、コレは!?)
この国とは全く違う、だけど何処か懐かしい風景。
情報量が多くて処理をし切れず、エイリーンの脳は呆気なくシャットダウンした。
気を失っている間、夢の中で彼女は、まるで映画を見るかの様に、自分の前世を早送りで見ていた。
そこで彼女は『麗良』と呼ばれていた。
麗良は、名前を書ければ誰でも合格出来る様な、偏差値の低い大学に入っていた。
就職活動が上手くいかずに悩んだ事もあったが、卒業間際になって、どうにか介護福祉系の大手企業から内定がもらえた。
事務員として雇用された麗良は、デイサービスの施設に配属されたのだが……。
利用者の話し相手などもせねばならず、これは事務員の業務じゃないのでは? と、内心うんざりしていた。
それでも外面が良いタイプだった麗良は、なんとか作り笑顔で優しい職員を演じていた。
そんなストレスを発散する為、麗良は頻繁に大学時代の友人達と会っては、酒を酌み交わした。
その友人の中の一人である真里は、小さなゲーム会社に就職していた。
真里が勤めているのは零細企業。
それに比べて自分は、仕事内容に不満があるとはいえ、安定した大手企業の正社員なのだと考えると、麗良の自尊心は満たされた。
だから、真里と飲むのが好きだった。
真里が開発に携わった最初の企画は、乙女ゲームだったらしい。
『ヒロインやヒーロー、悪役にまで心の闇とか出生の秘密とか、色んな事情を抱えているっていう詳細な設定があって、そこが面白いのよ!』
キラキラした目で語る真里を見ると、胸がモヤッとした。
自分の方が恵まれているのだと思って見下していたのに、真里の方が楽しそうに仕事をしているのが、腹立たしかった。
なんだか自分が酷く詰まらない存在の様な気がしたのだ。
だが、そんな真里も、直ぐに再び仕事への不服を漏らす様になる。
『設定が細かいし、内容が重過ぎる。
ライトユーザーがメインターゲットなんだから、ヒーローが格好良くてドキドキ出来れば、それだけで良いんだ。
もっと明るく楽しく分かりやすい物を!』
という上司の意向で、例のゲームの面白いと思っていた設定が、バッサリとカットされてしまったと言う。
真里は元々ゲームよりもラノベが好きな子だったので、上司の決定が余程納得出来なかったらしい。
酔う度にその愚痴を零していた。
(やっぱり、私の方が幸せだわ)
麗良は誰かと比べる事でしか、自分の幸せを感じる事が出来ない、残念な女だった。
とは言え、表面上は友人の愚痴を親身になって聞いてあげる、善良な人間の振りをしていた。
あまりに何度も聞かされるので、麗良もいつの間にか、その省略された設定とやらを覚えてしまった。
配信されてから、実際にそのゲームをプレイしてみたが、ありふれた乙女ゲームに仕上がっていた。
確かに真里の言う通り、単純過ぎる内容で面白味がないかもしれない。
ただ、作画だけはとても好みだったので、麗良は心の中で真里に聞いた設定を当てはめながらゲームを楽しんだ。
『キャラ設定を変更した』というよりは、単純に『余分な所を削除した』って感じだったので、キャラクター達は寧ろ『幻の裏設定』があった方が自然だと感じる様な行動をとっている。
仕事が雑だなぁと苦笑しながらも、裏設定を当て嵌めて想像を膨らませたい麗良にとっては、好都合だった。
麗良はその日も友人達と酒を飲み、仕事先のデイサービス利用者の愚痴を零した。
夜も深まり、友人と別れて一人、千鳥足で帰路に着く。
歩きスマホで例のゲームをしていたら、踏切の中央で、レールに躓いて転んだ。
酔っていた上に足を捻ってしまい、なかなか立ち上がれず、そうこうしている内に警報音が鳴り始めた。
遅い時間なので周囲には人影もなく、非常停止ボタンを押してもらう事さえ出来ない。
焦れば焦る程、体が上手く動かせない。
迫り来るヘッドライト。
鳴り響く警笛が、耳を劈く。
麗良の記憶は、そこでプツリと途切れた。
しかし、彼はどんな美人が寄って来ようとも、ナメクジでも見る様な眼差しを向け、けんもほろろに追い返す。
それでも、我こそはと果敢に彼にアタックする者は後を絶たず、数多の令嬢が玉砕しては涙を流した。
エイリーン・ブリンドルも、そんなアイザックにこっ酷く振られた令嬢の一人である。
当時の彼は、とある平凡な令嬢と親しくしていると噂になっていた。
その噂を聞いた令嬢達は、『遂にお相手を決めたのか』と捉えて諦める者と、『女性に対するガードが緩くなっているのでは? ならば自分にもチャンスがある筈!』と無駄に前向きに捉える者に二分された。
(絶対に彼女よりも私の方が可愛いのに)
勘違い令嬢エイリーンは、完全に後者側だった。
彼に話し掛ける機会さえあれば、自分が選ばれるに決まっていると、根拠も無く思い込んだ。
だからこそ、街で見掛けた彼に、無謀にも突撃したのだが……。
『君は、社交のマナーを学び直した方が良いんじゃないか?』
『僕のオフィーリアに変な言い掛かりを付けたっていうご令嬢だよね?』
『今後はオフィーリアにも僕にも関わらない事をお勧めする』
例の平凡令嬢との間で起こしたトラブルを責め、不愉快そうな顔でそう言い放った彼は、サッサとその場を去ってしまった。
茫然自失の状態で、フラフラと馬車へ戻る道を辿り始めたエイリーン。
心配した侍女や護衛の呼び掛けも、全く耳に入って来なかった。
ぼんやりし過ぎていた彼女は少し捲れていた石畳に躓き、前のめりに勢い良く倒れる。
咄嗟の事に、護衛騎士も反応が遅れた。
そして運悪く、近くに立っていた街灯の支柱に額を強打したのだ。
「───イ…ッタァ……!」
蹲って動けない彼女に、侍女と護衛が駆け寄る。
「お嬢様っ!? 大丈夫ですか?」
あまりの衝撃で、目の前に星がチカチカ飛び回った。
思わずギュッと瞼を閉じると、見た事も無い大量の映像が、頭の中に流れ始めた。
大きな鉄の塊が鳥みたいに空を飛んでいる。
小さな薄い板の中で、人間が歌ったり、騒いだりしている。
王宮よりも何倍も高い、四角い建物が幾つも犇めく様に聳え立っている。
(何? 何なの、コレは!?)
この国とは全く違う、だけど何処か懐かしい風景。
情報量が多くて処理をし切れず、エイリーンの脳は呆気なくシャットダウンした。
気を失っている間、夢の中で彼女は、まるで映画を見るかの様に、自分の前世を早送りで見ていた。
そこで彼女は『麗良』と呼ばれていた。
麗良は、名前を書ければ誰でも合格出来る様な、偏差値の低い大学に入っていた。
就職活動が上手くいかずに悩んだ事もあったが、卒業間際になって、どうにか介護福祉系の大手企業から内定がもらえた。
事務員として雇用された麗良は、デイサービスの施設に配属されたのだが……。
利用者の話し相手などもせねばならず、これは事務員の業務じゃないのでは? と、内心うんざりしていた。
それでも外面が良いタイプだった麗良は、なんとか作り笑顔で優しい職員を演じていた。
そんなストレスを発散する為、麗良は頻繁に大学時代の友人達と会っては、酒を酌み交わした。
その友人の中の一人である真里は、小さなゲーム会社に就職していた。
真里が勤めているのは零細企業。
それに比べて自分は、仕事内容に不満があるとはいえ、安定した大手企業の正社員なのだと考えると、麗良の自尊心は満たされた。
だから、真里と飲むのが好きだった。
真里が開発に携わった最初の企画は、乙女ゲームだったらしい。
『ヒロインやヒーロー、悪役にまで心の闇とか出生の秘密とか、色んな事情を抱えているっていう詳細な設定があって、そこが面白いのよ!』
キラキラした目で語る真里を見ると、胸がモヤッとした。
自分の方が恵まれているのだと思って見下していたのに、真里の方が楽しそうに仕事をしているのが、腹立たしかった。
なんだか自分が酷く詰まらない存在の様な気がしたのだ。
だが、そんな真里も、直ぐに再び仕事への不服を漏らす様になる。
『設定が細かいし、内容が重過ぎる。
ライトユーザーがメインターゲットなんだから、ヒーローが格好良くてドキドキ出来れば、それだけで良いんだ。
もっと明るく楽しく分かりやすい物を!』
という上司の意向で、例のゲームの面白いと思っていた設定が、バッサリとカットされてしまったと言う。
真里は元々ゲームよりもラノベが好きな子だったので、上司の決定が余程納得出来なかったらしい。
酔う度にその愚痴を零していた。
(やっぱり、私の方が幸せだわ)
麗良は誰かと比べる事でしか、自分の幸せを感じる事が出来ない、残念な女だった。
とは言え、表面上は友人の愚痴を親身になって聞いてあげる、善良な人間の振りをしていた。
あまりに何度も聞かされるので、麗良もいつの間にか、その省略された設定とやらを覚えてしまった。
配信されてから、実際にそのゲームをプレイしてみたが、ありふれた乙女ゲームに仕上がっていた。
確かに真里の言う通り、単純過ぎる内容で面白味がないかもしれない。
ただ、作画だけはとても好みだったので、麗良は心の中で真里に聞いた設定を当てはめながらゲームを楽しんだ。
『キャラ設定を変更した』というよりは、単純に『余分な所を削除した』って感じだったので、キャラクター達は寧ろ『幻の裏設定』があった方が自然だと感じる様な行動をとっている。
仕事が雑だなぁと苦笑しながらも、裏設定を当て嵌めて想像を膨らませたい麗良にとっては、好都合だった。
麗良はその日も友人達と酒を飲み、仕事先のデイサービス利用者の愚痴を零した。
夜も深まり、友人と別れて一人、千鳥足で帰路に着く。
歩きスマホで例のゲームをしていたら、踏切の中央で、レールに躓いて転んだ。
酔っていた上に足を捻ってしまい、なかなか立ち上がれず、そうこうしている内に警報音が鳴り始めた。
遅い時間なので周囲には人影もなく、非常停止ボタンを押してもらう事さえ出来ない。
焦れば焦る程、体が上手く動かせない。
迫り来るヘッドライト。
鳴り響く警笛が、耳を劈く。
麗良の記憶は、そこでプツリと途切れた。
1,357
お気に入りに追加
6,320
あなたにおすすめの小説

[完結]本当にバカね
シマ
恋愛
私には幼い頃から婚約者がいる。
この国の子供は貴族、平民問わず試験に合格すれば通えるサラタル学園がある。
貴族は落ちたら恥とまで言われる学園で出会った平民と恋に落ちた婚約者。
入婿の貴方が私を見下すとは良い度胸ね。
私を敵に回したら、どうなるか分からせてあげる。
【完結】恋は、終わったのです
楽歩
恋愛
幼い頃に決められた婚約者、セオドアと共に歩む未来。それは決定事項だった。しかし、いつしか冷たい現実が訪れ、彼の隣には別の令嬢の笑顔が輝くようになる。
今のような関係になったのは、いつからだったのだろう。
『分からないだろうな、お前のようなでかくて、エマのように可愛げのない女には』
身長を追い越してしまった時からだろうか。
それとも、特進クラスに私だけが入った時だろうか。
あるいは――あの子に出会った時からだろうか。
――それでも、リディアは平然を装い続ける。胸に秘めた思いを隠しながら。

【完結】婚約者の義妹と恋に落ちたので婚約破棄した処、「妃教育の修了」を条件に結婚が許されたが結果が芳しくない。何故だ?同じ高位貴族だろう?
つくも茄子
恋愛
国王唯一の王子エドワード。
彼は婚約者の公爵令嬢であるキャサリンを公の場所で婚約破棄を宣言した。
次の婚約者は恋人であるアリス。
アリスはキャサリンの義妹。
愛するアリスと結婚するには「妃教育を修了させること」だった。
同じ高位貴族。
少し頑張ればアリスは直ぐに妃教育を終了させると踏んでいたが散々な結果で終わる。
八番目の教育係も辞めていく。
王妃腹でないエドワードは立太子が遠のく事に困ってしまう。
だが、エドワードは知らなかった事がある。
彼が事実を知るのは何時になるのか……それは誰も知らない。
他サイトにも公開中。

ある王国の王室の物語
朝山みどり
恋愛
平和が続くある王国の一室で婚約者破棄を宣言された少女がいた。カップを持ったまま下を向いて無言の彼女を国王夫妻、侯爵夫妻、王太子、異母妹がじっと見つめた。
顔をあげた彼女はカップを皿に置くと、レモンパイに手を伸ばすと皿に取った。
それから
「承知しました」とだけ言った。
ゆっくりレモンパイを食べるとお茶のおかわりを注ぐように侍女に合図をした。
それからバウンドケーキに手を伸ばした。
カクヨムで公開したものに手を入れたものです。

私は側妃なんかにはなりません!どうか王女様とお幸せに
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のキャリーヌは、婚約者で王太子のジェイデンから、婚約を解消して欲しいと告げられた。聞けば視察で来ていたディステル王国の王女、ラミアを好きになり、彼女と結婚したいとの事。
ラミアは非常に美しく、お色気むんむんの女性。ジェイデンが彼女の美しさの虜になっている事を薄々気が付いていたキャリーヌは、素直に婚約解消に応じた。
しかし、ジェイデンの要求はそれだけでは終わらなかったのだ。なんとキャリーヌに、自分の側妃になれと言い出したのだ。そもそも側妃は非常に問題のある制度だったことから、随分昔に廃止されていた。
もちろん、キャリーヌは側妃を拒否したのだが…
そんなキャリーヌをジェイデンは権力を使い、地下牢に閉じ込めてしまう。薄暗い地下牢で、食べ物すら与えられないキャリーヌ。
“側妃になるくらいなら、この場で息絶えた方がマシだ”
死を覚悟したキャリーヌだったが、なぜか地下牢から出され、そのまま家族が見守る中馬車に乗せられた。
向かった先は、実の姉の嫁ぎ先、大国カリアン王国だった。
深い傷を負ったキャリーヌを、カリアン王国で待っていたのは…
※恋愛要素よりも、友情要素が強く出てしまった作品です。
他サイトでも同時投稿しています。
どうぞよろしくお願いしますm(__)m

ご安心を、2度とその手を求める事はありません
ポチ
恋愛
大好きな婚約者様。 ‘’愛してる‘’ その言葉私の宝物だった。例え貴方の気持ちが私から離れたとしても。お飾りの妻になるかもしれないとしても・・・
それでも、私は貴方を想っていたい。 独り過ごす刻もそれだけで幸せを感じられた。たった一つの希望

その眼差しは凍てつく刃*冷たい婚約者にウンザリしてます*
音爽(ネソウ)
恋愛
義妹に優しく、婚約者の令嬢には極寒対応。
塩対応より下があるなんて……。
この婚約は間違っている?
*2021年7月完結

初夜に大暴言を吐かれた伯爵夫人は、微笑みと共に我が道を行く ―旦那様、今更擦り寄られても困ります―
望月 或
恋愛
「お前の噂を聞いたぞ。毎夜町に出て男を求め、毎回違う男と朝までふしだらな行為に明け暮れているそうだな? その上糸目を付けず服や装飾品を買い漁り、多大な借金を背負っているとか……。そんな醜悪な女が俺の妻だとは非常に不愉快極まりない! 今後俺に話し掛けるな! 俺に一切関与するな! 同じ空気を吸ってるだけでとんでもなく不快だ……!!」
【王命】で決められた婚姻をし、ハイド・ランジニカ伯爵とオリービア・フレイグラント子爵令嬢の初夜は、彼のその暴言で始まった。
そして、それに返したオリービアの一言は、
「あらあら、まぁ」
の六文字だった。
屋敷に住まわせている、ハイドの愛人と噂されるユーカリや、その取巻きの使用人達の嫌がらせも何のその、オリービアは微笑みを絶やさず自分の道を突き進んでいく。
ユーカリだけを信じ心酔していたハイドだったが、オリービアが屋敷に来てから徐々に変化が表れ始めて……
※作者独自の世界観満載です。違和感を感じたら、「あぁ、こういう世界なんだな」と思って頂けたら有難いです……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる