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最終話『見上げてごらん夜の星を』
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バタバタという足音と共に、複数の米兵が駆け込んできた。
米兵が俺たちに向けて銃を向けると、指揮官とおぼしき男が声を発した。
米兵「侵入者は容赦なく射殺しろ!」
もうシャレにならない事態だ。命の危機を前に、さすがのロドリゴも焦っているようだ。
一斗「やばい、来た!」
ロドリゴ「急ぐっきゃねぇ!!」
米兵「あそこだ!撃て!」
ババババッ!!
米兵は有無を言わさず自動小銃をぶっ放した。
一斗「あわわわ!マジかよ!」
ロドリゴ「乗り込むっきゃねぇ!」
しかしどこにもスイッチや取手は見当たらない。もはやこれまでかと思った時、ましゃるが何やら機体に触れた。
するとふいに入り口が開いた。俺たちは急いでUFOの中に逃げ込んだ。
米兵「待て、撃つな!機体に当たる!追え!追うんだ!」
米兵は次々と階段を上ってくる。
一斗「なんだこりゃ…」
UFOの中は無機質な空間が広がっていて何が何だか分からない。
一斗「どうすんだ、これ!」
ロドリゴ「飛んで逃げりゃいいのさ!いけ、ましゃる!」
ましゃるは辺りの壁をいじくり始めた。すると空気の漏れるような音がして機体が宙に浮いた。
一斗「マジかよ!」
UFOは米兵を振り落とすと、夜空へ向けて急発進した。
一斗「す、すげぇ!すげぇぞ!すごいすごいすごっ…てどこに向かってるの…?」
ロドリゴ「…さぁ」
一瞬の沈黙の後、俺はましゃるを見た。奴は笑っていた。
一斗「…母星?」
ロドリゴ「いざ行かん!夜空ノ向コウへ!」
俺の探検はまだ終わりそうにない…
米兵が俺たちに向けて銃を向けると、指揮官とおぼしき男が声を発した。
米兵「侵入者は容赦なく射殺しろ!」
もうシャレにならない事態だ。命の危機を前に、さすがのロドリゴも焦っているようだ。
一斗「やばい、来た!」
ロドリゴ「急ぐっきゃねぇ!!」
米兵「あそこだ!撃て!」
ババババッ!!
米兵は有無を言わさず自動小銃をぶっ放した。
一斗「あわわわ!マジかよ!」
ロドリゴ「乗り込むっきゃねぇ!」
しかしどこにもスイッチや取手は見当たらない。もはやこれまでかと思った時、ましゃるが何やら機体に触れた。
するとふいに入り口が開いた。俺たちは急いでUFOの中に逃げ込んだ。
米兵「待て、撃つな!機体に当たる!追え!追うんだ!」
米兵は次々と階段を上ってくる。
一斗「なんだこりゃ…」
UFOの中は無機質な空間が広がっていて何が何だか分からない。
一斗「どうすんだ、これ!」
ロドリゴ「飛んで逃げりゃいいのさ!いけ、ましゃる!」
ましゃるは辺りの壁をいじくり始めた。すると空気の漏れるような音がして機体が宙に浮いた。
一斗「マジかよ!」
UFOは米兵を振り落とすと、夜空へ向けて急発進した。
一斗「す、すげぇ!すげぇぞ!すごいすごいすごっ…てどこに向かってるの…?」
ロドリゴ「…さぁ」
一瞬の沈黙の後、俺はましゃるを見た。奴は笑っていた。
一斗「…母星?」
ロドリゴ「いざ行かん!夜空ノ向コウへ!」
俺の探検はまだ終わりそうにない…
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