夜空ノ向コウ

タラ

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第七話『みいつけた』

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一斗「うーん…すごい警備だ…」


やはり秘密軍事施設だけあって、人どころかアリ一匹通さないような警備体制をとっている。
煌々と光るサーチライト。自動小銃を構えて見回りをする数多の米兵。
この警備をかいくぐって侵入するなど到底不可能だろう。さすがのロドリゴもぐうの音どころか左フックも出ないようだ。

するとましゃるがとことこ歩き出した。
畑の一角を指して何やら呟いている。


ましゃる「☆&■#@!」

一斗「何を言ってるんだ?」

ロドリゴ「なるほど。そこに隠し扉があるんだな」

一斗「分かるんだ…」


確かにそこには隠し扉があり、俺たちはそこから中に潜入することに成功した。

中に入ると辺りは薄暗く、無機質な冷たい鉄の道が続いている。
ましゃるは迷うことなくトコトコと進んでいく。


一斗「ついていけばいいのか?」


俺たちはましゃるの後を追った。
しばらく歩くと、向こうに明かりが見えた。
米兵を警戒しながらも、開けた空間に出てみると…

そこには巨大な飛行物体UFOがあるではないか!!


一斗「こ、これが…」


あまりの光景に俺は絶句する以外になかった。長い探検家としての人生の中でこれほどのものは見たことがない。


一斗「すごいな…なぁみんな……っ!?」


見渡すとそこには誰もいない。慌てて辺りを探すと、UFOに乗り込もうとしている馬鹿2人を発見。


一斗「貴様らぁーっ!!」

ロドリゴ「よぉ、お前ぇも早く来いや~」


俺は階段を駆け上がりロドリゴの腕をつかんだ。


一斗「ちょっと待て!何する気なんだ!」

ロドリゴ「いやぁ、ましゃるが一回運転したいって言うからよぉ」

一斗「いや、運転したいからとかそういう問題じゃなくて!そりゃ俺だってどっちかって言ったら運転したいけど…いやそうじゃなくて~!」


その時、後方で足音がした。
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