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第五話『熱き鼓動の果てに』
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馬乗りになっている男を俺は必死で引き剥がした。
一斗「もう気を失っていますって!!」
男「あぁん?…チッ。一発で気絶しやがるなんて、このモヤシ野郎が」
悪態をつきながら、男は立ち上がった。
俺は助けてもらった礼を言いながらも尋ねた。
一斗「どうしてここに…」
男「危ねぇとこだったな。なぁに、俺もUFOの秘密が気になってたし、それに…前からアレになりてぇと思ってたんだ!」
一斗「いや、あの、アレって…」
男「もう、分かってるくせに聞くんじゃねぇよぉ~!さてはSだな、お前」
もうなんか面倒くさそうだからいいや…そう思った時、オヤジが颯爽と歩き出した。
男「さて、行くか」
一斗「いや…今日は何か危険みたいだし…帰りましょうか」
男「あ?んだお前ぇ。お前ぇの覚悟はそんなもんだったんか?そんな半端な気持ちでここに来たんか?ふざけんなよ!俺は死ぬ気でここに来たんだよ!この目で真実を見るためにな!」
そんな勝手な…俺はそう思ったが、同時に何か沸々と心の底から湧きあがってくるものがあった。
プライドか好奇心か。意地だったのかもしれない。俺の覚悟は決まった。
一斗「分かりました…行きましょう!」
俺たち二人はとうもろこし畑をエリア51に向かっていった。
男「そういや名前を言ってなかったな。俺ぁロドリゴってんだ。ヨロシクな」
一斗「水森一斗です。よろしく」
俺たち二人の間に奇妙な友情が芽生え始めていた。
その時、近くの葉が揺れた!!
一斗「もう気を失っていますって!!」
男「あぁん?…チッ。一発で気絶しやがるなんて、このモヤシ野郎が」
悪態をつきながら、男は立ち上がった。
俺は助けてもらった礼を言いながらも尋ねた。
一斗「どうしてここに…」
男「危ねぇとこだったな。なぁに、俺もUFOの秘密が気になってたし、それに…前からアレになりてぇと思ってたんだ!」
一斗「いや、あの、アレって…」
男「もう、分かってるくせに聞くんじゃねぇよぉ~!さてはSだな、お前」
もうなんか面倒くさそうだからいいや…そう思った時、オヤジが颯爽と歩き出した。
男「さて、行くか」
一斗「いや…今日は何か危険みたいだし…帰りましょうか」
男「あ?んだお前ぇ。お前ぇの覚悟はそんなもんだったんか?そんな半端な気持ちでここに来たんか?ふざけんなよ!俺は死ぬ気でここに来たんだよ!この目で真実を見るためにな!」
そんな勝手な…俺はそう思ったが、同時に何か沸々と心の底から湧きあがってくるものがあった。
プライドか好奇心か。意地だったのかもしれない。俺の覚悟は決まった。
一斗「分かりました…行きましょう!」
俺たち二人はとうもろこし畑をエリア51に向かっていった。
男「そういや名前を言ってなかったな。俺ぁロドリゴってんだ。ヨロシクな」
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その時、近くの葉が揺れた!!
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