甘い恋をカラメリゼ

うめこ

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pont-neuf~十字の橋とフランボワーズ~

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 俺は今、寝ている智駿さんに乗っているらしい。目が見えなくて、自分がどうなっているのかわからない。
 
 そして、騎乗位にドキッとしてしまった。自分で腰を振っているところを智駿さんにみせることになる。なかなかに恥ずかしいって思ったけれど、俺はとにかくはやく挿れて欲しくて、抵抗しようなんて思わなかった。

 目も見えない手も使えない、だから俺は腰を動かして智駿さんのものを探すしかなかった。ゆらゆらと腰を揺らして、そしてとん、とそれがぶつかると、身体が悦んだのか「あんっ……」って声が漏れてしまう。

ゆっくり、腰を浮かせてそれの先っぽを自分のお尻の穴に当てた。俺のお尻の穴は自分のエッチな汁でぬるぬるになっているから、上手くぴたりと合わせられない。にゅるん、にゅるん、と何度もお尻の穴を智駿さんのものが擦って、それだけで俺は蕩けた声を出してしまう。



「んっ……あんっ……」

「がんばって、梓乃くん」

「はいらな、い……」



 必死に、腰を動かして智駿さんのものをなかに入れようとした。そのたびに穴がぬるぬると擦られて、ヒクヒクと疼いてしまう。早く欲しい、欲しいってその思いが膨らんでいってもう我慢の限界って思った時、



「あぁんっ……!」



 にゅるるっとそれがなかに入ってきた。

 腰を上下に動かしながら試行錯誤していたものだから、一気にそれは半分くらいまでなかに入り込んでくる。じゅわっと熱が広がるような感覚が襲ってきて、俺は弓反りになってビクンビクンと震えた。



「あっ……あっ!」

「ほら、奥まで。梓乃くん」

「うぅっ……」



 今日も焦らされて焦らされてとろとろになった俺のお尻。智駿さんのものが入ってきた瞬間に悦びに悦んでしまって、ぶるぶるとなかが収縮している。すぐには動けないのに、智駿さんが俺のお尻を軽くぱちんと叩いてきたから、俺はまた「あんっ……」って喘いで、そしてなかに入れようとなんとか腰を落とし始める。



「はぁっ……んっ……あっ……」

「ふふ、ゆっくりゆっくり」

「んぁ……」



 ぱちん、ぱちん。優しい言葉を吐くわりには、智駿さんは俺のお尻を叩いて催促している。だから、ず、ず……とじわじわとなかに侵食される感覚に耐えて、俺はなんとか奥まで挿れることができた。



「あぁ……」

「すごい、奥の方ビクビクしてる。やっぱり梓乃くんのなか、気持ちいい」

「ほ、んと……?」

「ほんとほんと。ねえ、腰、振って」



 気持ちいい、って言われた瞬間に、俺の下腹部がきゅんきゅんした。そうだ、この体位は智駿さんを喜ばせることもできる体位なんだ……そう思う。



「んっ……」



 でも、まだちょっと上下にずぼずぼするのは恥ずかしくて、俺は前後に腰を振り始めた。

 ぬるぬるの俺のアソコが、智駿さんの下腹部に擦れる。そしてなかで、智駿さんのものがぐいぐいと前立腺にあたっている。激しさはなくて、イっちゃうイっちゃう……!って感じはしないけれど、じわじわとアソコが熱くなってきて、気持ちいい。



「あ……あ……」

「絶景。梓乃くん、すっごい気持ち良さそうな顔してるよ。下からみるとすごくいやらしいね」

「んん……はずか、し……ちはや、さん……」



 このいやらしい俺の動きを、智駿さんに見られているんだ。そう思うと興奮してしまって、顔が熱くなる。くちゅくちゅと擦れるアソコから聞こえてきて、自分はどれだけ濡れてしまったんだろうってエッチな気分になった。



「ぁひっ……!」



 腰を揺らして智駿さんのものを前立腺に押し付けるのに夢中になっていると、突然きゅうんってアソコが締まる。智駿さんが俺の乳首を摘んできたみたいだ。そのまま乳首を引っ張られてこりこりされて、俺の身体はビクビク震えて思うように動かせない。



「んんっ……んー……!」

「こうすると梓乃くんのなかぎゅって締まって気持ちいい」

「ん、ぁ……ちはや、さ……きもちい、の……?  ぁんっ……じゃあ、もっと……こりこりして……あっ……」

「ほんと?  優しいね、梓乃くん。じゃあ遠慮なく」

「あーっ……!」



 ぎゅーって根元から引っ張られてぐにぐに。ほんとうに遠慮なく智駿さんは俺の乳首を責めてきた。そうされれば俺のアソコは素直に智駿さんのものを締め付けてくれる。これで智駿さんが気持ちいいって思ってくれてる……そう思うと嬉しくてたまらない。



「ね、梓乃くん。上下に腰振れる?」

「は、い……」



 だから、上下に腰を降ることへの羞恥心に、智駿さんに気持ちいいって思ってもらいたいっ…気持ちが勝った。

 乳首をいじられながら、俺は智駿さんの上でぴょんぴょんと腰を跳ねさせる。そうすると摘まれたままの乳首はくいくいと上に下にとひっぱられて、そしてなかにはいった智駿さんのものは俺の奥を突いてきて。ぱちゅんぱちゅんと肉のぶつかる音と同時に俺は蕩け切った声をだす。



「あんっ、あんっ、」

「かわいい……もっと大きく腰を動かしてごらん」

「あッ……!  あんっ、あんっ!」



 俺のチンコが揺れて智駿さんのお腹にぺちぺちとあたる。俺、智駿さんの上でエッチなことしてるんだなあって思うとおかしくなりそう。

 ずんっ、ずんっ、って強い快楽が俺の奥を突く。腰が砕けてしまうような気持ちよさに俺はどんどん理性を壊されていって、無我夢中で腰を振った。アソコが智駿さんのものを締め付けている感覚もすごくいい。



「あっ、イきそっ……あんっ!  ちはやさっ、あんっ!  イクっ、イクッ!」

「ん?  イクの?」

「はい、イっちゃう……!」

「ふうん、」



 智駿さんの声に、笑い声が混ざったような気がした。それと同時に、智駿さんが俺のお尻をがしりと掴んでくる。びくっ、と俺が震えると……



「ぁひっ……!」



 ズンッ!っと強く、突き上げてきた。突然そんなことをされたものだから俺はイッてしまった。仰け反った状態で硬直して、ぴくぴくと震えて急に与えられた絶頂に浸る。



「どう?  イけた?」

「ぁ……あ、……」

「それとも、」



 頭が真っ白。智駿さんの言葉もぼんやりとしか聞こえない、そんなふわふわした感覚に見舞われる。そんななか掠れた智駿さんの声が……耳元で聞こえてきた。あれ、そう思った時、するりと目を覆っていた帯が解かれる。



「……ッ、」

「まだ、足りない?」

「っ、~~ッ、ぁ、あっ……」



 その、サディスティックな瞳が俺を覗き込んでいた。部屋は暗いし一寸前まで目を覆われていたから視力が回復していないしで視界は真っ暗だけれど、その瞳だけが月明かりを受けてちらりと光っていた。

 智駿さんのそんな目と合った瞬間……ゾクゾクッと全身の肌が粟立って、ぎゅーっとアソコがキツく締まって、燃えるように身体が熱くなって汗が吹き出して、



「ひっ、ッ、あっ、~~ッ」



 じょぼじょぼと潮を吹いて、俺はまたイッてしまった。

 どぴゅ、ぴゅ、と溢れてくる潮をみて、智駿さんが目を細めている。目が合っただけてイッちゃって潮吹きまでしてしまった俺をみて楽しんでいるみたいだ。掴んだ俺のお尻の肉をぐにぐにと揉みしだいてきて、ぐっと顔を近づけてくる。



「もっと激しくイケるよね?」

「ひっ、あっ……だめっ……あ、おかしく、なっちゃ……」

「むり?  むりだったら逃げてもいいよ ?  あっ……そうだ、」



 智駿さんがじ、と俺の目を覗き込んで、ぐんっ、と腰を一度突き上げてくる。ズンッと重い衝撃が俺の奥を貫いて、俺のチンコからびゅびゅっとまた大量に潮が飛び出す。



「……逃げられないんだったね」

「……ッ」



 つうっと俺の手首を縛る帯を指で撫でて、智駿さんが微笑んだ。すごい、智駿さん……ドエスだ。きゅんきゅんしてしまって、全身がガクガクと震える。もっといじめて欲しい……もっともっと、サディスティックにめちゃくちゃにして欲しい。

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