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Pithbiers glace~アーモンドの香りをフォンダンに閉じ込めて~
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しおりを挟む「あっ、……あふっ、あっ、イッ……あっ、いくっ……」
「うん、すごくイッてるね、可愛いよ」
「いくっ……あっ……ああ……」
それはもう、イキにイキまくって。自分の顔がどうなっていたのかはわからないけれど、とりあえずだらしなくとろとろとした顔になっていたと思う。片方の手で智駿さんは俺の髪を撫でながら、満足そうににこにこと笑ってずっと俺の顔をみていた。
「あっ、……あー……」
「今日はどんな風にして欲しい?」
「あっ……ちはやさ……を……いっぱい、……かんじたい……」
「そっか」
智駿さんの手の動きが激しくなってくる。ぱちゅっ、ぱちゅっ、と音をたてながら激しく指を抜き差ししてきた。俺はもうひいひい言いながら蕩けているのに、智駿さんは悠長になにやら考え込んでいる。あらかた次はどうしようかな、って考えているのだろう。
「あっ……あっ……」
声がどんどん上擦っていって、頭が真っ白になってゆく。のんびりとした様子の智駿さんに抱かれて、俺だけがとろとろ。はやく智駿さんも俺をいっぱい求めて、って思っていると、智駿さんの指がにゅぷんっと引き抜かれる。
「ふぁあん……」
「ん、梓乃くん。こっち向こうか」
くったりとした俺に、智駿さんが優しく声をかけてくる。俺がふらふらと振り向けば、智駿さんが手を俺の脇の下に差し込んできて、ぐっと俺の身体を持ち上げた。
「はい、梓乃くん。このまま挿れるよ」
「あ……」
智駿さんが座った状態で、そこに向かい合う俺。対面座位ってやつかな。初めての体位に俺はどきどきして、なかなか動けなかった。その間にも内ももをエッチな汁がとろーっと伝ってきて、お尻の穴がヒクつく。
「んっ……」
智駿さんの肩に手を添えて、そしてゆっくりゆっくりと腰を下ろしてゆく。智駿さんのものが俺のアソコに近づいてゆくごとに熱のようなものを感じて、なかのヒクつきが激しくなってゆく。欲しくて、欲しくて、でもドキドキして。やっと智駿さんのものの先端が俺の穴にぴとっとくっつけば、ゾクゾクッと電流がそこから脳天を突き抜けた。
「んぁっ……!」
触れただけで、俺は仰け反ってイッた。このまま、挿れていくなんて……そんなことしたら。
むり、そう訴えるように智駿さんを見つめれば、智駿さんはふっと笑って俺を見上げてきた。目線は、俺の方が上なのに。智駿さんのサディスティックな瞳が、俺を支配する。挿れているのは俺だけど、主導権は完全に智駿さん。俺は、智駿さんに逆らえない。
「ほら、梓乃くん。固まってないで、奥まで挿れて」
「……はいっ、」
ガクガクと震える脚で腰を支えて、智駿さんのものをなかに挿れてゆく。みち、とそれが俺のなかを押し広げていく感覚に俺のお尻はきゅうんっていって、凄まじい快楽が襲ってきて怖かったけれど、そのまま腰を落としていった。ず、ず、とゆっくりそれは、俺のなかにはいりこんでくる。
「あ……あ……」
ぴくん、ぴくんっ、と全身が震える。乳首はぴんぴんに勃って、チンコもピクピクとしていて。全身で感じてしまってヤバイってわかっているのに、智駿さんの視線に催促されるように、俺の腰はどんどん下がってゆく。
奥に、奥に。あともう少しで最後まではいる……ほっと、俺が安心したときだ。
「んあぁっ……!?」
ズンッ、と強烈な刺激が一気に這い上がってきた。智駿さんが、突き上げてきたのだ。自分で最後まで挿れるものだと思い込んでいた俺は、不意の突き上げでイッてしまった。
「ごめんね、うっかり」
「ち、はやさっ……! あっ! あっ!」
智駿さんがガシ、と俺の腰を掴んで、連続して突き上げ始める。
身体がガクンと持ち上げられて、そしてずんっと落ちればその瞬間に奥を思い切り刺激される。この体位は、自分の体重のせいでいつもよりも深く強く智駿さんのものがはいりこんできて、ものすごく気持ちいい。でも……こんなふうに何度も何度も突き上げられると、意識が飛びそうになってしまう。
「あっ! あっ! やっ!」
ずんっ、ずんっ、と激しく突かれて、俺は半泣きで声をあげることしかできなかった。突き上げられるたびに俺のチンコはぴゅくっと射精してしまっている。智駿さんはそんな追い詰められている俺をみて、微笑みながらさらに俺を揺さぶる速度をあげていった。
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