甘い恋をカラメリゼ

うめこ

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Canneles de Bordeaux~もっと甘く~

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「あぁっ、あぁんっ!」

「バイブ気持ちいい?」

「きもちいい……!」


 バイブで俺、感じてる……。いままで、オモチャでこんなに気持ちよくなれなかったのに……。太いものいれられて、俺、……俺……


「あぁぁー……」



 奥に突っ込まれたバイブがぶるぶると震えて、あんまりにも気持ちよくて腰が浮き上がってくる。風船が膨らんでいくように快楽も大きくなっていって、俺の身体がのけぞればのけぞるほど、智駿さんが乳首を強くひっぱりあげてきた。


「やぁー……!」

「可愛い、梓乃くん」


 はっ、はっ、って息があがってきて苦しい。相変わらず、智駿さんは俺の顔をじっとみている。ああ、このままイク。そんな風に奥の方刺激されたら……


「いくっ……!」


 かたかたって身体が震えて身体が収縮する。その瞬間、智駿さんがバイブを少し傾けた。じゅわっと熱が広がって、ビリビリッと白い電流が走る。これ……前立腺にバイブあてられてる……!


「やぁっ……いく、いく、っ……いくっ……」


 凸凹でごりごりと前立腺を擦られて、イク。そのブルブルで細かい振動でも、イク。また、さっきみたいな凄まじい刺激。息苦しさすらも伴う、快楽。視界にバチバチと白い火花が散って勝手に身体が暴れて。


「もう、だめっ、だめ、だめ……あぁあっ!」


 刺すような快楽が下腹部を襲ってきて、そして、びゅるっと射精してしまった。チンコ、触られていないのに……なかをいじめられただけで、俺は、射精してしまった。


「んぅっ……」


 もう一度、ビクンッ、と跳ねて、一旦強烈な波はひいていく。吐き出した精液は自分の胸にかかってしまっていて、とろりと上半身をつたっていっていた。


「すごいね。直接触らないでもイけた」

「ん……ぁん……」


 智駿さんはバイブから手を離す。けれども、バイブのスイッチは切られていない。ウィーン、と動き続けるバイブの振動は俺のお尻を責め続けていて、快楽は未だ、続いている。じんじんと熱が下腹部に滞留して、一度すごく激しくイってしまった余韻も手伝って、意識がふわふわとする。気を抜けば、ぷつ、と糸が切れてしまいそうなくらいに、ぼんやりと、した。


「ち、はや、さん……」


 今にも消えてしまいそうな意識の中で。俺は、ずっと智駿さんのことを想っていた。よろよろと手を動かして、智駿さんのズボンのファスナーを下ろしていく。


「ちはやさん……ここ……」


 ぐったりと智駿さんにもたれかかって、俺は掠れ声で言った。ずっと、智駿さんのそこが堅くなっているのが気になっていた。

 智駿さんがこうして俺を焦らしに焦らしているのは、智駿さんのおおきなものをいざ挿れるときに辛くないようにするため。

 だから、智駿さんは自分が勃ってしまっても、俺に挿れようとしない。……それを知っている俺としては、智駿さんの苦しそうなものを放ってなんておけない。俺のために我慢してくれている智駿さん。楽に、してあげたい。


「ちはやさん……」

「……っ、梓乃くん」


 ファスナーからでてきたものを、ゆっくりと手でしごく。そうすれば智駿さんはびっくりしたみたいだけど、抵抗しなかった。ほんとうは口でしゃぶりたいところだけど、あいにく体力が限界。ゆっくりと手でしごいて、俺は智駿さんに身体を預ける。


「……梓乃くん」

「んっ……」


 がっ、と唇を奪われた。顎を掴まれて振り向かされて、強引なキスをされる。俺は嬉しくて嬉しくて、うっとりと目を閉じた。


「んっ、んっ、」


 再び智駿さんがバイブを手に持ってピストンさせてくる。すっかり柔らかくなったそこはくっちゅくっちゅといやらしい音を発しながらヒクンヒクンと疼いていた。俺はバイブのピストンに合わせるようにして智駿さんのものをしごいて、必死に奉仕する。


「んぅっ、んっ、んんっ、」


 ああ、いくっ。いきそうっ。

 すっかり熱に浮かさた身体が悲鳴をあげ始める。それと同時に、智駿さんの手の動きが早くなってきた。これは、もしかして智駿さんがイキそうなのかもしれない。


「んっ、んっ、んっ、んっ、」


 くちゅくちゅくちゅくちゅ、ってすごい音がする。頭の中がふわーってしてきて、身体が仰け反っていって……


「んんんっ……!」


 俺はまた、思い切りイった。そして、智駿さんも同時に……イってくれた。ぶるぶると手の中でそれが震えて、手の中に吐き出される。嬉しくて嬉しくて……俺のイキっぷりはすごかったかもしれない。唇を離されて自由になった唇から甲高い声をあげて、息のかかる距離で智駿さんをみつめて、イキ顔を晒しながらイった。バイブから手を離されると、ぎゅうーってしまったお尻の穴からころんとバイブが押し出されて出てしまった。


「ちはやさん……」


 わずか、乱れた智駿さんの吐息。あんまりにも色っぽくて、かっこよくて、それをみただけでまた俺はイっていたのかもしれない。

 智駿さんをイかせることができた……。その満足感に満たされて、さーっと頭が真っ白になって……そして、俺の意識が、ふっと途絶えた。

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