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第十二章:スイートアンドビター
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しおりを挟む波折がぐい、と鑓水の胸を押して再び押し倒す。そして、自分のお尻に手を伸ばすと、ぐちゅぐちゅとなかを指で掻き回した。やがてぬぽっ、と今日1日なかに挿れていたローターを取り出すと、それを放り投げる。
「ローター、1日挿れててどうだった?」
「すごくえっちな気分だった。今俺は慧太にえっちなことされてるんだって、そんな気分がずっと続いて……」
「あんな済ましていたくせに」
「へへ……ずっとお尻のなかひくひくしてたよ」
てれてれと笑って、波折が鑓水のペニスの上に腰を下ろしていく。パンティーははいたまま。布をずらして、そこからペニスを挿入してゆく。
「んんっ……」
波折がぐっとのけぞりながら、最後までペニスを挿入していった。奥へ奥へとそれが入り込むたびに波折はぴくぴくと震え、悶える。ぺたんと鑓水の上に座り込んだ瞬間、なかがビクビクっと痙攣して、波折はイってしまった。
「うっ……はぅっ……」
「波折……出してない?」
「だして……ないよ……ほら、けいた……みてて、おれのもの、出さないように見張ってて……」
波折がパンティーを下にずらし、勃ちあがったペニスをぷるんと外にだす。ぐちょぐちょの下着の中に閉じ込めらていたそのペニスは、全体がぬらぬらとてかっていていやらしい。しかしその液体は透明で、精液ではなかった。ちゃんと波折は我慢できたらしい。
「けいた……けいたの上で潮吹きしちゃっていい……?」
「おお、俺の上で吹いてよ。昨日みたいに俺に中をいじられなくても、自分で吹ける?」
「うん……けいたがみたいっていうから……がんばる。がんばって潮吹きするからね……」
ちろ、と波折が鑓水を熱っぽい瞳で見下ろす。みてて、そんな瞳。昨日あんなに恥ずかしがっていた潮吹きを、みせてくれるなんて……最高のご奉仕だな、と鑓水の心は期待にゆれる。
「あんっ……!」
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