上 下
193 / 236
第十二章:スイートアンドビター

24(5)

しおりを挟む

 波折が鑓水の亀頭を口に含む。その瞬間、波折はとろんと顔を蕩けさせた。すごく、美味しかったのだ。口の中に雄っぽい味がひろがって、興奮してしまってお尻の穴がきゅっと締まった。これが慧太の味なんだ……と波折の頭のなかはハートでいっぱいだ。


(けいたのおちんぽ……おいしい……けいた……けいた……)

「んっんっんっんっ」

(けいたー……いつもこれでいっぱい突いてくれる……けいた、けいた……)

「んー……んっ、んー、んー」


「……っ」


 あんまりにも波折が美味しそうにちゅうちゅうぺろぺろとペニスに奉仕するものだから、鑓水も熱がふつふつと湧いてきてしまう。じゅっぽじゅっぽと音をたてながら波折がペニスを口に出したりいれたりしているうちに、芯をもってきた。


「……かたくなってきた……」

「ちょっ……おまえのフェラ気持ちよすぎなんだけど……」

「へへ……ほんと?  嬉しい」



 いつも自分を突き上げるときと同じ大きさになった鑓水のペニスをみて、波折はとろんと顔を蕩けさせた。波折はちらりと鑓水を見上げると、にこ、と笑う。


「けいた……もっと気持ち良くなって……」

「えっ……」


 波折がブラジャーをずり上げる。そして、ぷっくりと赤く膨らんだ乳首を露出させた。そして、ぺったりとした胸を無理矢理手で寄せてちいさな谷間をつくり、鑓水のペニスに近付けた。


「な、波折……」

「ごめんね……おっぱいちいさくて……」

「ちいさいもなにもないじゃん!?」


 波折のやろうとしていることを悟り、鑓水はくらりと目眩を覚えた。そのうっすい胸でパイズリをするのか、と。

 波折は胸板をペニスに押し付ける。谷間など無いにも等しいため、ペニスを挟むことはできない。でも、胸をペニスにすりすりと擦り付け、刺激してやる。のけぞり、うっとりとした顔をしながら身体を揺らし、胸をつかって必死に鑓水に奉仕した。


「……っ」


 刺激自体はそこまででもない。しかし、視界的には凄まじい刺激だった。ブラジャーをずりあげて自らのおっぱいをペニスにすりすりとしている波折。いやらしいにもほどがある。もっともっといやらしいことをしてやりたい。変態じみた行為をしてみたい。鑓水のなかにそんな欲望が湧き上がってきて、鑓水はふ、と笑った。


「波折……ごめん、ちょっと」

「え?……んっ……あっ……」


 鑓水は自らのペニスを掴むと、先っぽを波折の乳首にぐりぐりと押し付けた。熱くてかたい、鑓水のペニスでそんなことをされて波折はぶるぶると震える。ペニスで乳首をつぶされて、ぐりぐりされる。波折はふるふると首を振りながら甘い声をあげた。


しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

放課後教室

Kokonuca.
BL
ある放課後の教室で彼に起こった凶事からすべて始まる

ガテンの処理事情

BL
高校中退で鳶の道に進まざるを得なかった近藤翔は先輩に揉まれながらものしあがり部下を5人抱える親方になった。 ある日までは部下からも信頼される家族から頼られる男だと信じていた。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...